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冷戦

一般

冷戦

れいせん

cold war(英)


軍事力を用いた直接対決には至らないが、それ以外の手段を用いて激しい対立関係が展開される状況。

特に、第二次世界大戦終了後、米ソ二大超大国の間で行われたものを指す。


コールド・ウォー

冷戦がいつ始まっていつ終わったのかということには議論の余地がある。

直接的な対立の始まりは第二次世界大戦戦後処理と戦後復興のありようと勢力圏の確定とが絡んで起きたものであり、トルーマン・ドクトリンや東欧共産化が対決の要素としてあげられる。

誰の目にも分かるイベントとして展開されたのは、例えばチャーチルの「鉄のカーテン」演説であり、あるいは「ベルリン封鎖」だったり、あるいは「熱い戦争」に発展した朝鮮戦争が挙げられる。

何にせよ1950年代冷戦は歴然とした事実となった。

共産主義資本主義に提示する思想上の挑戦であるとか、赤色分子の第五列がすでに国内に潜入しているというマッカーシズム的妄想であるとか、世界革命を企てる共産主義者が世界規模での攻勢を計画・実施中であるとかの諸観念が、アメリカを中心とする自由主義陣営(資本主義陣営)の人々の心に巨大な恐怖(あるいは願望)として刻印された*1

冷戦終焉に関しても議論の余地はある。一応一番分かりやすいのは1989年にマルタ島で行われた米ソ首脳会談(冷戦の終結が宣言された)ということになっている。

*1:また、「巨大で効率的で無慈悲で一枚岩な共産圏と対峙する過程においては、西側は従来の自由への信念を守ったままでは勝てないのではないか?」という疑問、もしくは対決を効率化するためにそれらの価値観を排除してしまい、敵と同種の抑圧的警察国家と化すのではということへの恐怖も常時存在していた。(東側の援助を受けた)テロリストが最後に西側を滅ぼすペリュトン乃至は黙示録の獣?のごとく恐れられたのは、この最後の点から来ていた