新年のご挨拶
(*´∇`)あけおめです。
あと今月一杯程、療養を兼ねて状況静観させて下さい。
今年も適当に宜しくお願いします。
■
すみません...先ずは写真のみ(またかよ!)
何とか今月中に10話挙げますのでお許しを...
どうにも心身が芳しくなく...
魔界転生
お久しぶりです...て誰も居てないですかね...
本日からまた、10回程入れようかとも思いますんでよろ。
(執筆中)
で、最初から申し訳ありませんが...後日調整な感じで...
妖星伝
本日で取り敢えず休憩...
ひと月分あれば暫く保つわね。
蠱毒...蠱術とかいう訳の解らん施術があるらしく、閉じた空間に多数の同種生物を閉じ込め共食いさせて、最後の生き残りでいろいろ施術を行うそうな...
巨万の富をもたらすとか、憎い誰かを呪うとかにも効果抜群との事だ。
この星に閉じ込められ共食いさせられてる人間の最後の生き残りには...さぞや強い効果が期待できるだろう。
...て誰が使うのやら。
さて...と
嘘部・半村良の大長編作品。
ただ...結果的にだけど、重い題材を上段に構えた長編大河小説という形式は、余り得意ではなかった方なのかもしれない。
途中で飽きるのかな...
- 作者: 半村良
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- 作者: 半村良
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完本妖星伝〈3〉終巻 天道の巻・人道の巻・魔道の巻 (ノン・ポシェット)
- 作者: 半村良
- 出版社/メーカー: 祥伝社
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誰が欲しい人居る?
とにかく...とことんエロいです。
そして、結果だけ言うなら異星人(生命体ではなく思念体)オチ。
では簡単に...またまた抜きで
神道とともに発生し、常に歴史の闇に潜み、超常能力を用い退廃と戦乱の陰に暗躍する異端の集団『鬼道衆』。
彼らの出没する処、必ず戦乱と流血、姦と淫が交錯する。
彼らを最も忌み嫌った徳川政権は徹底的な弾圧を繰り返した。
八代将軍吉宗が退いた今、鬼道衆の跳梁が再び開始される。
徳川政権を混乱させ腐敗させるため田沼意次の台頭に加担し始めた。
折しも全国に蔓延する大飢饉と百姓一揆の数々...これらも彼らの陰謀が為せたものである。
この世に地獄を見せる事こそが彼らの目的であり、彼らの盟主・外道皇帝復活に必要な通過儀礼でもあった。
鬼道衆の思惑どおり、江戸中期の日本はまさに頽廃の極致に陥る。
田沼政権の腐敗政治、蔓延する大飢饉と百姓一揆、人間の本能がなせる醜い争いの数々。
時が満ち、やがて復活した外道皇帝こそが、人類の歪んだ進化を促した創造主なのか...
この世の生とは一体何か?
地球こそは互いに啖い合わねば生きていけない『妖星』なのか?
民族や宗教を超え、人類の破壊と再生...『人類と宇宙の摂理』を問う空前の大河伝奇巨編。
...というお話。
十二神将なる存在がいてまして、『宮毘羅』とか『伐折羅』とか...『薬師如来』を守護する十二柱の神将なんですが...現在では、新薬師寺や興福寺に素晴らしい仏像が安置されています。
必見です。
『外道皇帝』及び『鬼道衆』組頭は、この『薬師十二神将』を模した創りになってます。
また...平安京に宮城十二門(大内裏外郭十二門)てのがありまして...有名処で陽明門(東)とか朱雀門(南)とか...この門を模した、外道皇帝の居城の黄金城の門のそれぞれの守護者という設定でもあります。
で...使える超常能力というのが、それぞれで違う(本来は総て使える)という設定ですわ。
属性好きな方々には堪らない設定ですかね...ゴールドセイント?
まあ、つまりはそういう事です。
『人道の巻』と最終章の『魔道の巻』の間で結構時間が空きましてね...打ち切りかと諦めてましたが...終わらせ方を相当悩まれたんですな。
尚、悲惨な人間社会は『人道の巻』で話としては収束してます。
まあ...外道皇帝というのは異星の思念体ですわ。
太古、地球近辺の宇宙で危機的な異常を発見し、巻き込まれ遭難して地球にたどり着いた存在でして...その異常を知らしめる道具を造るために強引に進化を歪ませて促進させたという事ですな。
道具...思念体による宇宙船なんですが、その材料となりうる人間を造り出す事が目的なので、人間の善悪や価値観など無意味だし、最初から歪ませた存在なのでどうなろうと構わないという事ですな。
まあ...それだけ、その時空の異常とかいうのが危機的状況だと...
だだ...その異常とやらが、地球の生命進化を歪ませたが故に発生するであろうさらなる異常の予兆なのか否かには触れられてはいません。
そして...外道皇帝は目的を達して地球を離れます。
残された我々人間は道具を造る際に出た残り粕で...歪まされた進化という業を背負い、他者を喰らい、存在意義も無く、それでも生きていかねばならない...とまあ、救いが無いねえ。
鬼道衆の面々は思念体となり、外道皇帝と共に宇宙へと旅立ちますが...ひとりだけ取り残される女鬼道『朱雀のお幾』。
まあ...女鬼道として過酷で悲惨で海千山千の淫乱な人生を歩んできたのですが、その後普通の人間として貞淑な妻として静かな人生を全うします。
この辺が救いといえば救いなんですけど...おやぢ受け狙い臭いかな。
ここまでが『人道の巻』。
さて...現世で這いずり苦しみながらも頑張る普通の人達は沢山描かれてますが、根本的な問題に立ち向かう勇気ある普通の人は居ないのかい...
お坊さんで居ました...途中までは傍観者です。
色々あり思念体(つまりは解脱)として外道皇帝と共に地球を離れます。
勝手に無茶苦茶にして、あと放置とか酷いやないけ、どないしてけつかんねん...てな事で、それもそうだと言う事で力を授かり、新たな外道皇帝...救世主として地球に戻ります。
何度も転生を繰り返しながらも歪みの修正を試みます...何度も何度も延々と。
もう、人間の姿形も異形へと変化してしまった遥かなる未来でも修正は延々と続いている...とまあ、更に救いが無くなりましたかね。
...てな感じで。
ではまた。
となりのトトロ
軽くしないと...
すまそん。
実は『となりのトトロ』の...『都市伝説』の話です。
まあ...『となりのトトロ』本編はいいよね。
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1988年
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:宮崎駿
制作:スタジオジブリ
封切時の併映は高畑勲監督作品
『火垂るの墓』
ご多分に漏れず、ジブリも制作ポテンシャルが著しく落ちて、ライセンスビジネスに移行してますんで...取り扱いには注意しないと、最悪逮捕されてしまいますな。
予告動画とか無くもないけど、公式ではなさそうなので無視。
もう、20年以上も前の作品になるんですな...凄いねえ。
同時公開『火垂るの墓』て...トラウマ必至な超名作ではないですか。
てか...こちらが主上映ですよね。
では簡単に...抜きで
『昭和30年代前半』の日本を舞台に、豊かな日本の自然と、それに畏敬の念を持ちながら暮らす生き方の清々しがしさを描いた夢溢れる作品。
田舎へ引越してきた草壁家の『サツキ』『メイ』姉妹と、もののけと呼ばれる不思議な生物『トトロ』との交流を描く...との事。
いい話だなあ...
で...ここから、ど阿呆な都市伝説に纏わり憑かれるて事ですわ...
まあ、都市伝説て事で、基本的には誰も信じていないんですけどね。
話題に挙がりだしたのは、2008年頃かな...話題性としては古いですね。
すまそん。
ずばり、結末は定番過ぎでして...実は主人公姉妹は死んでました視点で...て結末。
『トトロ』は『トロール』や『死神』で、純粋な子供だから見えるのではなく、死期が近いから見えるとか...『猫バス』はこの世とあの世を結ぶ乗り物だとか...
実際にあった少女惨殺事件を題材にしてるやら、実際の重病患者の病院が何たらかんたら...もう諸々。
この後付け話聞いた時、私...確かに面白いと思いました。
すまそん。
時間経過と共に、他者が分散補填している箇所もあるとは思いますが...最初に言い出した奴は、勝手な妄想に駆られていたとしても相当な奴だと感心してしまいましたよ...今何してるんですかね。
監督・脚本・原作とも宮崎駿なんだから...本人が否定したら、それで終わりですけどね(公式否定したみたいですが)。
先ず、その事件を背景として多重化させる意味が全くない...あるとしたら、被害者、或いは加害者の関係者て事かいな。
被害者関係者や、仮に事件報道を聞き心を痛めていたとしたら、事件被害の悲惨さを訴える構成になるだろうし...だとしたら、加害者関係者の懺悔か?
これなら腑に落ちるし納得できる...な訳ないか。
むしろ、これだけ併せて連想できた最初の言い出しぺの方が加害者関係者ぽいよな。
大体...この監督、多重話駆使できるだけの器用な監督かよ。
『千と千尋の神隠し』は身売りされた湯女...売春婦の話とか、これまた後付けで落とされてるけどな...他にも諸々。
何れにせよ...誰かが明確な悪意を持って仕込んでいるのか、或いは安易に、話題を取りたいがために皆の知る著名作品を落したり糞副次作品を作るのか...その辺りは良く解らないけど...まだまだ提供される作品に頼らないと広い共感を得るのは困難だという事ですかね...遠いねえ。
ああ...因みに、この監督が学生運動に熱中してたのは事実。
あと『本当は怖いとなりのトトロ』...逝けよ。
都市伝説詳細にはここでは触れませんのであしからず。
てな感じて軽く...
またね。
ねじ式
軽く...貶し路線で。
お陰様で...
今でこそ社会の底辺で足掻く泥沼状態ですが...これまでの職務を含めた上で、各種媒体の数多の最先端作品を消費する機会に恵まれてきた次第でして...まあ、大抵の分野には免疫なり耐性がついてます。
なので...所謂、不条理作品に対してにも、ある程度は免疫がついてまして、何らかの重要な事項が含まれているか、全く無意味なのか...程度なら、多少なれど判りもします。
それで...全く意味を持たない作品がこれ。
- 作者: つげ義春
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1994/12/14
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1968年 月刊『ガロ』6月増刊号掲載
作者:つげ義春
正直...何故これ程の評価を受けたのかまるで解らん。
作者紹介の箇所を引用すると...
『ガロ』を通じて全共闘世代の大学生を始めとする若い読者を獲得。
...とある。
ああ、成る程...『団塊世代』か。
まあ...何かと思想好きな(今で言う大二病患者)連中が、思想や討論遊戯の際に、各々勝手に最もらしく難解な意味を付け易すい作品が望まれたと...つまりは、そういう事ですな。
何やら良く解らんけど、多大な評価が既に『存在』するために...後読者達が意味不明な事項に、何か深い意味が『存在』しているに違いないと思い込む...本末転倒と。
自ら嵌めた主義主張の自己修正とか、真偽お構い無しで、死ぬ以上の屈辱とか考える連中ですからね...掲げた旗の引込みがつかなくなり主張し続けるのかね...
では簡単に...
海岸で『メメクラゲ』に静脈を切断された主人公が、死の恐怖に苛まれながら『医者はどこだ』と医者を探し求めて漁村らしき奇怪な町を放浪する。
『金太郎飴』珍問答などの不条理な目に遇いながらも、遂に求めていた女医(産婦人科医)と出会い『シリツ(手術)』を受けて事なきを得る...というお話。
まあ...貶したけど、作画から受ける生理的嫌悪感が無ければ、死に直面した恐怖が描く悪夢て事で面白いかもね。
『死(或いは何らかの変化)』が何なのか...それを引き起こす『××クラゲ(メメクラゲ)』とは何なのか...
不条理世界で、どこを切っても『金太郎』飴とは何なのか...そして、悪夢から助け出す『女医』および『○×式シリツ』とは何なのか...いろいろ想像するのは確かに面白い。
...我が物顔の決めつけで、フロイト心理学やら何やら押しつけて来られては堪らんけどな。
こちらは映画化作品...
- 出版社/メーカー: ケイエスエス
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監督:石井輝男
出演:浅野忠信・藤谷美紀
この監督て...敗戦トラウマが酷いエログロ監督だよな。
確かに、江戸川乱歩の映画化作品は面白いと思うけど...
本作品を、98年にぶつけて来るとはどういう了見だろうね。
単に懐古厨狙い目的だけか。
こちらはご参考で...
(何時迄残るかは不明)
http://www.youtube.com/watch?v=Rgfa2N1XiGQ&sns=em
http://www.youtube.com/watch?v=q-MOOF45NRI&sns=em
まあ、どうでもいいけど...
現在、社会情勢的には幕末だとか戦前だとか、流行的には懐古耽美だとか...いろいろ言われてるみたいだけど...
何か違うなと感じてたんだけど...解りましたよ。
この嫌な空気感て...高度経済成長末期の学生運動が盛んな頃の空気感なんだわ...
てな訳でまた。
副産物
学生運動:
1960年の安保闘争
1968年-1970年の全共闘運動・大学紛争
全共闘や過激派による暴力、100名以上の殺害等により、以後急速に後退し現在に至るまで下火の状態が続く。
現在では多くの大学で既に衰退。
全共闘:
全学共闘会議の略称。大学の学生自治会の全国連合組織が『全学連(全国大学自治会総連合)』であるが、それとは異なり、基本的には、70年安保闘争あるいは、個別大学闘争勝利のために、学部やセクトを越えた連合体として各大学に作られたのが全共闘である。
日大では日大闘争の際に全共闘が組織され、また東大でも医学部での紛争が全学部的な問題に発展してから、全共闘が組織され、この二つの全共闘が70年安保闘争の中核的な闘争組織となった。
一般的には、自然発生的にノンセクトの中のラジカルな部分が結集して作った大衆組織といってもよい。
⇒重要
全共闘運動は、セクトの指導でその方針に素直に従うというものではなく、
意識の中心になったのは、個人の主体が体制に対して、どのような闘いをしかけられるか、つまり個人の思想や行動の主体的な実践、勝利といったものを目指した。
それだけに、そこにはマルクス主義だけでなく、実存主義もあり、リベラリズムもあり、さらには単なるお祭り参加気分のラジカリズムがあったり、もっといえば性的な面での解放運動や、文学を含む芸術的な運動なども包含していた。
⇒重要
全共闘が1968年段階で最激化したのは、その大衆性によるところが大きい。
全共闘運動は、1969年の全国全共闘結成で、かたちとしては頂点を迎えるが、既に当時は、実質的には全共闘の時代は終焉し、セクトの時代に突入していた。
⇒
美化し過ぎな解説ではあるな。
重要な点は...左派誘導とは言え、当初は自然発生的な大衆運動であったが...結局、赤左派に喰われてしまったという事か。
セクト:
主に左翼運動で、主張を同じくするものの集団。
党派。
社学同、革マル派、中核派などの政治組織を指すこともある。
宗派。
分派的宗教集団。
制度的教会(チャーチ)の対概念。
(一般的に)全体の組織に悪影響を与える、よろしからぬ『党派』『派閥』などをさす。
『セクト主義』。
つげ義春...柘植義春:
テーマを日常や夢に置き、旅をテーマにした作品もある。
『ガロ』を通じて全共闘世代の大学生を始めとする若い読者を獲得。
1970年代前半には「ねじ式」「ゲンセンカン主人」などのシュールな作風の作品が高い評価を得て、熱狂的なファンを獲得した。
『ねじ式少女』だあ?
...何だそれ?
http://www.youtube.com/user/nejisikishoujo/
歌は下手だが、映像は頑張てるな。
でも、世相に釣られてるだけかな。
高度成長:
日本経済が飛躍的に成長を遂げた時期は、
1954年(昭和29年)12月から
1973年(昭和48年)11月まで
の19年間である。
一部文献では
第一次高度経済成長期
(設備投資主導型)は
1954年(昭和29年)12月から
1961年(昭和36年)12月まで
転型期は
1962年(昭和37年)1月から
1965年(昭和40年)10月まで
第二次高度経済成長期
(輸出・財政主導型)は
1965年(昭和40年)11月から
1973年(昭和48年)11月まで
本格的な高度経済成長期はエネルギー革命を基に
1962年(昭和37年)11月から
1970年(昭和45年)7月まで
と言われる。
ソイレント・グリーン
世界の人口約69億人...既に70億人越えてしまいましたかな?
まあ...だいたいそんなもの。
結構な数字ですな。
これだけの人間に等しく人権やら生活環境基盤を保障した時点で地球自体が潰れてしまうけど...人間として生まれ来たからには何らかの尊厳を有しているてのは...何とも悩ましい話ですな。
本気で洒落にならない状況ですが...ここで事細かく話したところでどうにか出来る訳でもなく、作品に関係する食料問題に限定して...
嘘か真か...今のとこ全人口を養うための生産量は足りているらしい...が、現実には8割の人間が腹空かしているとの事だ。
流通問題...いやいや、流通させるには相応の流通・社会基盤が必須だし、輸送に燃料消費するし、何かと費用も必要だ...てな感じて、食料握る連中は利益獲れる相手にしか流さないて事ですな...
そんなお困りの皆様に...
人口増加と食料不足...両問題を同時解決する方法があります。
ケケケ...
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- 発売日: 2009/09/09
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TRAILER:
http://www.youtube.com/watch?v=vGC3zNalXkQ&sns=em
1973年
監督:リチャード・フライシャー
古い米国映画です。
面白いもので...日本作品で昭和顔てのが判るのと同じで、米国でも古い米国顔てのが判りますな...で、出演者皆そんな感じです。
表現手法も表現技術も相当古く見てられない箇所もありますが、そこは想定の範囲で。
ただ...オープニングは必見ですよ。
さすがに本編引用はまずいので、個人制作のリスペクト作品をご参考で。
(何時迄残るかは不明)
http://www.youtube.com/watch?v=JjrlKozPjVA&sns=em
これは、時間経過による食料事情の遷移を直接表現していますが(米国事情限定ですが)、本編では、人と文化・文明の遷移で、本編の背景総てを表現しています。
まあ...簡単に色々別分野へと転用できますな。
では簡単に...2022年。
終わることのない人口増加により、既に『各種資源が枯渇』し、世界は食住の無い人間が路上に溢れ、少数の特権階級と多数の貧民という激しい格差社会となっていた。
肉や野菜などの本物の食料品は稀少で高価なものとなり、特権階級を除く殆どの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。
...というお話。
あと10年後の話...何という的確すぎる現実感。
まあ、ご想像通り...このソイレント社の合成食品『ソイレント・グリーン』の原料は『人間』でした...て事ですわ。
実際問題として、材料費ただでも加工費は何かと掛かるし、エネルギー資源も枯渇だから、そう簡単ではないけど...ビジネスモデル成立するなら、平気でやりそうな連中は多いよな。
材料の保有病原体や疾病要因の処置等は、貧民層に食わす分なら適当でよし、材料で使えないのは熱発電の足しで燃やして火葬とでも言うか...
こちらは映画の基となる小説...
- 作者: ハリイハリスン,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
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著作:ハリイ・ハリスン
映画で描かれるエピソードとは直接関係しませんし、遥かに救いのない作品。
ただ...著作年を見よ!
ここまで来たら立派な予言書。
ご参考まで。
人間種の雌...牝には機会が与えられていて、若く華やかな季節に手段選ばず特権階級にお近づきになれると、家具や玩具として置いてもらえる可能性も...あると。
まあ...この辺りは生存本能に拠るものだろうし、過去も、現在もさほど大差ない。
阿呆が調子乗り浮かれ続けてると、派遣アイドルの末路と相果てる。
あの...小野小町でさえ然り。
人間種の雄...牡には機会がない。
実際には無くはないのだろうが、特権階級や既得利権の力が強大過ぎて絶望的な可能性でしかない。
それでも...若い間には誤魔化し、悪さしながらでも何とか頑張れるが、存在意義を見失しなうと、とたんに逝く事しか選択肢がなくなる。
自殺...いや、人間の尊厳とかの悪解釈・悪利用で安楽死か奨励されていまして、主力の奨励窓口が『宗教』...『教会』です。
話中『公営安楽死施設(ホーム)』の安楽死処置の際に流れる曲がこれ...
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...『田園』
草原や大海原などの美しい映像や、『田園』の曲に包み込まれて安楽死を迎える訳ですな。
その後...食品工場の加工ラインに乗る事になりますが...
実は...安楽死を選ぶ主人公の知人は、もう少し前向きな動機...秘密を暴くための自己犠牲と秘密を知り得た事による絶望を理由に安楽死を選んでいます。
本音はどうなんですかね...
重症を負い病院に搬送される主人公の最期の言葉...
ソイレント・グリーンの原料は人間だ!
早く何とかしないと、今に食糧生産のために人間を飼うようになる。
その前に何とかしなくてはならないんだ!
...この後主人公は...処置されたんだろな。
左右両大国の恐ろしい現実事例や、この国の自殺を扇動しているとしか思えない報道状況、人間の尊厳で粉飾した糞偽善議員の安楽死肯定発言とかも挙げようかと思いましたが...またの機会に。
これは意味無く『お口直し』で...
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...『月光』
ベートーベンといやあ、先ずこの作品から載せたい...て事で。
では。