Q&A{そもそも,地政゛学(ちせいがく=Geopolitics)って何だわけ?}~∵)~つ。ё{1~4/5.


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η~(∵~{Q&A~疑問と解答編゛

訂正゛{地政学が正しい表記,地勢‥では誤りです.ё{や~やさ.

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[0.地政学‥という価値観の魔力]


はじめに/この世の中には、ユニフォームやコスチューム*など「形から入って≫本物になりきる」という現象があります。≫*コスプレ.

それと同様の「心理効果」として「エクリチュール(ことば使い=○○ごっこ)」を透して‥過去からの価値観+世界観が、現代に生きる当事者の姿勢や発想に現れること*もよく知られています。

≫*看守―囚人役を演じるうち,その役に浸り込んでしまう監獄実験(心理実験)は有名.ヴィヴィオルカは「その人の社会階層における境遇(ジレンマから来るストレス)」が,与えられた役回りを通じて(暴力として)あらわになるのだと推定した.


そんな無意識のうちにも引き受けてしまう「エクリチュール」に、なるべく束縛されないように、ポチミダスでは「(Wikipediaの)地政学」について、語り直すところからスタートします。λ~(∵~{Try〃〃!

ё{…それって,インヌクチュールあらに?

≫*Text=寝ながら学べる構造主義,内田樹.+暴力,ミシェルヴィヴィオルカ.

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?"{もくじ.        

地●情報を支配するまなざし 
水●情報不足に置かれる人びと
火●戦略をめぐる歴史をたどる
風●リム(沿岸)からエアパワ~へ
空●戦略の果てにある現在  

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[1.地政学のまなざし]

地政学とは、早い話しが「軍事戦略」を基本*にあみ出された‥国家指導者(層)たちの世界観です。

(1)もともと、それは「地理」が国家の防衛体制にどんな影響を与えるか、あらかじめ予測すること=過去の戦争を研究するところからはじまりました。ひるがえせば=逆に地政学は、(2)支配したい地域の「国力」をさぐる基準(相手を測るモノサシ)として利用できる実用知識でもありました。

●2500年まえ,ヘロドトス「(ペルシア戦争*の攻防を題材に)歴史」シリーズを発表.≫エーゲ海周縁の50年戦争.

●2400年まえ,トゥキディデス「(ギリシャ沿岸地域の統一*までを)戦史」にまとめる≫*ペロポネソス戦争~スパルタ国中心の同盟結成にいたる記録.

このコインの裏オモテのような「世界の主導権」と「自国の繁栄存続」を実現するため、当時の戦略家たちは、さまざまな学問*のデータを収集・整理。それが地政学に、さらに新しい装備(兵器)の研究・開発にも活かされました。


≫*歴史学,政治学,地理学,経済学,軍事学,文化学,文明論,宗教学,哲学,工学‥λ~(∵~{ぅ~さにかたじきれん.

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[2.情報不足に置かれる人びと]

しかしながら、この地政学によってあみだされた戦略は、政権下で「管理(聖域化)」され、けして一般の人びとにカクカクシカジカ‥と明かされること=情報公開によって知られることもありませんでした。

この地政学(知識)の代わりに、国内一般の人びとには、(1)戦場への突入に必要な「勇気(決死,犠牲精神)」や「知恵(相手の裏をかく頭脳戦)」によって生ずる劇的=ドラマチック―スリリング―リアルっぽく展開する物語が、(2)戦場で生還者たちが体験―共有する「無常観(絶望的な世界観から来る沈黙)」や「憎悪(憤怒)」に上書き*される形で広められました。

≫*戦場の惨状を「美化―単純化」して,再現する表現文化が伝統として継承されやすく,戦争を知らない世代の意識(世界観)に「本物っぽい戦場のイメージ」を植えつける.その結果として‥a)本物(実際)の惨状や,b)現実の指導体制の下,おびただしい犠牲を払わされる市民社会の現実が上書きの下にかくされた.

注目を得る(注意をそらす)こと=伝統と考える表現者たちの達成感や,名誉欲ともむすびつきやすい.


すでに古代の頃()より,物語(神話や伝説)の戦争=現実の戦争ではないと指摘する記録がある.

また、このような芝居や文学・寓話(ぐうわ)が伝える物語とは、(3)社会内に暮らす老若男女の「行動様式(標準化させた価値観)」を社会に定着させる役目も果たして来ました。また(4)社会ルールを定める「法(罰則)」や、(5)効率よく国家の推奨する価値観を広めるための「教育(学校)」というシステムもそこであみだされます。λ~(∵~{功罪(+面と−面).

さらに(6)国家が、戦場で活躍した者へ「名誉」を与えることで、国家自体の「権威(オーソリティ:ブランド力)」を高めるしくみ=国家管理の公式祭典(儀式)などイベントが整えられました。

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[3.戦略の歴史をたどる]

中世に入ると、ヨーロッパではさまざまな分野の知識人が、いかに「国益(国家システムの権益)」を安定的に確保するか‥それぞれの考え方(理論)を披露するようになります。


●1794年,北南米を探検したフンボルトが「世界の自然」を発表.

●1795年,哲学者カント「(仏―プロイセンの和平構築に)永遠の平和のために」を公表.

★1807年,仏国ナポレオンによる(ドイツの前指導体制)プロイセン王国の領土占領.

●1841年,経済学者リスト「政治経済学の国民的体系(保護貿易でドイツの産業振興≫自由化論)」を公表.

★1848年,プロイセン王国立憲君主制を導入

●1852年,リッター「一般比較地理序説」を発表.

1871年,ドイツ帝国が誕生.

●1871~1888年,歴史学者トライチュケ「非ゲルマン人,カトリック教,ユダヤ教,社会主義,普通選挙」批判と排撃.そして軍国+愛国主義を土台に強硬外交を主張.

やがて研究は、政治(人文)地理学*の祖=フリードリヒ・ラッツェル(地理学者)にひき継がれ、また政治学者ルドルフ・チェレンによって、はじめて「地政学(Geopolitics)」という1つの学問として分野名が与えられました。≫*自然地理学―人類地理学の分断された発想が広がる.

  • "{まだまだ名前が,どばどばと.

20世紀に入ると、カールハウスホーファー(1869~1946)が「‥国家はその国力に相応しい"資源確保"の権利を必要とする*=大陸国家の地政学説(マニュアル化)」を提言するようになります。≫*WW1の敗戦あと,ドイツ民衆の意識を再統合する理論がナチス時代に求められた+ソ連との連携戦略があったとされる.

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[4.リム(沿岸)から航空戦略へ]

一方で、当時の英国や米国では「海洋国家の地政学(貿易経済による国力増進策)」という考え方が展開していました。

★1867年,ロシア帝国領「アラスカ」を米国が買収.

●米海軍将校のアルフレッドSマハンの「シーパワー(海軍増強)理論」を提言.

●英国地理学者ハルフォードマッキンダーランドパワー(ハートランド=ユーラシア中央部の征服=対ロシア戦略)」を提言する.

このシーパワー、ランドパワーという単純化した見方(対立構図の見解)に、ニコラス・スパイクマン(米政治学者)は、その境界領域に着目して「リムランド(大陸の沿岸地域の支配)理論」を展開します。≫*スパイクマンの亡くなったあと,冷戦時代にはソビエト領有の大陸中央部を,米国のシーパワー(海上軍事力)+親米同盟国(沿岸地域)によって包囲するリムランド戦略が本格化した.

なお,米国と同盟をむすばないリムランド地域に対して,彼は「分裂(工作)戦略」による主権低減も提唱していた.{検索調へ゛

●1945年,沖縄島の米国軍占領≫嘉手納はじめ滑走路設備,港湾の使用はじまる.

●1947年,米国空軍の発足.

ところが同時に、ソ連邦の原爆保有(核実験成功~1949年8月19日)や、さらに朝鮮戦争(1950年6月25日)まで勃発。また1957年にはソ連邦が、初の有人ロケット=ボストークの打ち上げ≫宇宙飛行≫定点着地(帰還)に成功します。これに一歩、遅れをとる形で米国軍は「宇宙開発/長距離ミサイル」の研究開発へと力をそそぎはじめました。

●1958年,米国でNASAが発足.

★同年,米国軍が英国に「中距離(2700?)ミサイルPGM-17」を初配備/核弾頭W-49を搭載.

★同年,沖縄島に対空防衛ミサイル(射程155?,ハーキュリーズ)+巡航ミサイル(射程2253?,メースB*)の配備.≫*核弾頭も搭載可能,中国内陸~ロシア沿岸基地まで射程圏に入れていた.

★1959年,米国軍が自国に「長距離(大陸間弾道14000?)ミサイル・アトラス」を配備/核弾頭W-49搭載.


☆同年,ソ連邦も「長距離(〃6200?)ミサイルR7 Semyorka*」を配備≫*ボストークに核爆弾を搭載.

☆x★1962年,キューバ危機.

米国ーソ連邦の首都が、互いの「ミサイル射程圏*」に入ったあとも、双方の配備競争は急速に周辺地域に広がりました。さらに、投下式+艦船・潜水艦からの発射式(核)ミサイルにまで開発競争がしのぎを削りあった結果、ソ連邦を包囲するような「冷戦:ソ連邦―米国同盟国のにらみ合い」がはじまりました。≫*ミサイル開発によって,長距離爆撃機による高高度からの核攻撃戦略は無用に.~小型戦闘機によるエリア防衛+作戦物資の輸送に戦略基地の機能(役割)がシフトした.

▽-"{何も知らんくて,飛行機雲(UFO)を追っかけてたな‥懐し?

一方で、非公式に(米国戦略下で)再軍備へと動き出した日本本土では、(1)発足した自衛隊と米駐留軍による北方基地の共同使用=対ソ連軍侵攻への戦略*、(2)米国艦船や潜水艦への寄港地提供、(3)レーダーなど監視システムづくりがはじまりました。≫*地政学的に当時,朝鮮半島(地上)の防備=西日本〜首都防衛の防衛ラインもかねた.

[中国 ―北朝鮮― ロシア]
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      大韓民国  /|
          /|/ |
台 日本の現地?戦略 |  |
湾      /   |  |
  沖縄゛≪/ ̄ ̄ ̄ ̄  |
     /_______|
   リムランド+シーパワー
    L米国の東アジア戦略

米国の軍事戦略(アチソンライン)に組み込まれながら、日本は「アジアの工場」として復興をとげて、さらに貿易をとおして国際社会に再デビューしました。

一方で武力外交による「世界権益」の拡大をすすめる米国政府は、膨張する(駐留米国軍の維持)費用を自国のみではまかなえなくなり、日本にも駐留費用+軍事力の分担を求める*ようになります。

≫*戦後の世代交代がすすむ中,草の根の市民運動NGOの平和活動が芽生えていたが,多くの人びとの主体性は(1)同盟+国策としての大量消費(消費行動)―学力~就職競争に誘導される.その一方,(2)米国の核抑止力+憲法9条下で「自己保身的」という批判にもさらされつづけた.このコツ=沖縄県の発足&返還あとの島民に対する誘導とも似通っている(Pochi雑観).

●1983年,艦船―潜水艦発射式「BGM-109(中距離ミサイル)トマホーク」の通常配備はじまる.≫退役.

●1995年,北朝鮮「ノドン-1(射程1000?中距離)ミサイル」を開発配備.

●1998年,北朝鮮テポドン-1(中距離~1500?程)ミサイル」による人工衛星を打ち上げ/予告なく日本上空(大気圏外)を通過.

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[5.戦略の果てにある現在]

?゛{ちかりん!

⌒η~(∵~{図でもっと,スッキリすることを考えよう.ё{無想でざっくり,止揚でスッキリしよぅ♪


http://blog.m.livedoor.jp/mikaerupochi-wikiwikiwiki/?sso=3d5db46060d30c82d8f9dea740d3af2b424490b6

λ~(∵~{せっかくまとめたのに,閲覧禁止(状態)+閲覧回数も操作されちゃうし.≫こっちなら,どうかな?