むらもと循環器内科

      美味しく食べて、すっきり排便して、いつも笑顔で、生き生き働いて、ぐっすり眠る
      そんな健康ライフをサポートします
                                         

2016-02-27

栄養療法 (腸内細菌叢<マイクロバイオーム>とオーソモレキュラー療法) (札幌市厚別区)

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当院の栄養療法は、1)腸内細菌(マイクロバイオーム)を育む、2)栄養素を補充する、の2つの
視点から、患者の栄養状態をチェックし、治療の方針を決めています。

私たちの大腸には100兆を超える腸内細菌が共生している。体内の99%の遺伝子は腸内細菌の
遺伝子であり、1%の私たち自身の遺伝子は、強力に腸内細菌の影響を受けている。つまり、ヒト
の生理,病理を理解するには,宿主だけでなく腸内細菌叢の機能を含めた腸内エコシステムを理解
することが必須である。私たちが腸内細菌の繁殖する環境を提供する一方で、腸内細菌は免疫
炎症などの基礎工程や、ビタミン神経伝達物質の生成、さらに遺伝子発現などをコントロールし、
私たちの生理機能を調整している。すなわち、より健全な腸内細菌叢を育むことは、病気に対する
抵抗力を強化して、健康と長寿を可能とする。近年、腸内細菌叢は、自閉症、うつ、認知症喘息
自己免疫疾患、糖尿病、高血圧、炎症性腸疾患など、多くの慢性疾患に関係していることが次々と
明らかにされている。腸内細菌叢を健全に維持するための食事療法として、1)プロバイオティクス
豊富な食材、2)低炭水化物と良質な高脂肪食と高線維食、3)ワイン・お茶・コーヒーチョコレート
などのポリフェノール、4)プレバイオティクスが豊富な食材、5)フィルターを通した水、6)四季に一度
断食、を推奨している。また、プロバイオティクスとして乳酸菌(プランタム、アシドフィリス、ブレビス)、
ビフィズス菌(ラクティス、ロンガム)を推奨している。腸内細菌を育成するサプリメントとして、DHA
αリポ酸、ターメリックココナッツオイルビタミンDレスベラトロールを推奨している。

一方で、栄養不足が病気を招くとする視点も重要である。薬物療法は、すばやく症状を改善し、時に
救命に役立つが、緩和療法でしかなく、副作用で死に至ることもある。不足した栄養素を十分に補う
ことで病状を改善する栄養療法は、効果は遅いが、極めて安全で、根本的治療と言える。我々の体は、
薬ではなく、食べ物でできているからである。オーソモレキュラー療法(Orthomolecular medicine)とは、
正しい(ortho)量の正しい栄養分子(molecule)を補充することで、生体機能を整え、病態を改善させる
治療法である。それには、適切な食事と栄養療法、そして欠乏には、必要なビタミンミネラル、アミノ
酸、酵素、必須脂肪酸などを補完することによって行います。私たちの祖先が食べていた食事は、
Whole(全部の)、Alive(生きている)、Nontoxic(無毒な)、Variable(多様な)、Indigenous(地産の)
Scace(少ない)であったが、現代の食事は、Artifact(加工された)、Dead(死んでいる)、Toxic(毒性
のある)、Monotonous(単一の)、Exotic(外来の)、Surplus(豊富な)に変わっており、祖先の食事と
比較し、炭水化物が過剰で、栄養素全般が不足している。

私たちそれぞれに備わる自然治癒力は病状改善に最も優れた力となる。食べ物は最良の薬であり、
最良の薬は食べ物である
。」とするヒポクラテスの言葉を真剣に考える時が来ました。

当院の栄養療法をまとめると、1)炭水化物・高脂肪食・高線維食を摂る、2)加工食品を摂らない
3)サプリメントの活用、ということになります。できるだけ薬に依存しない治療を目指しています。


参考文献
Brain Maker: David Perlmutter MD, 2015
Grain Brain: David Perlmutter MD, 2014
Wheat Belly: William Davis MD, 2014
Orthomolecular Medicine for Everyone: Abram Hoffer MD, 2008
Doctor Yourself: Andrew W Saul PhD, 2012
The Orthomolecular Treatment of Chronic Disease: Andrew W Saul PhD, 2014

問い合わせ: 電話 011-802-1000
〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条4丁目9番15号 新札幌中央メディカルビル3F 

コレステロールは高くても大丈夫、スタチンは飲まない方がいい (脂質異常症) (札幌市厚別区)

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2014.6、タイム誌で『バターを食べよう』というタイトルで、アメリカで何十年も問題視されてきた脂肪が
健康を害するものではないとする特集が出版された。肥満糖尿病の蔓延は、脂肪(特に飽和脂肪酸
ではなくて、炭水化物の過剰摂取が原因であったと結論した。LDLコレステロールには2種類あり、
本当の悪玉(small and dense LDL cholesterol)を増やすのは精製炭水化物で、本当は問題ない本当の
large and fluffy part of LDL cholesterol)を増やすのが飽和脂肪酸であることも示された。悪玉かどうか
中性脂肪の値に反比例することも分かっている。

しかし、『コレステロールが高いと冠動脈疾患のリスクが高まり、スタチンでコレステロールを下げれば
動脈疾患を予防できる。』とする神話は、学会と製薬会社の巧みな情報操作で、未だに私たちを洗脳し
続けている。スタチンとはクレストール、リピトール、リバロ、メバロチン、リポバス、ローコールなどの
コレステロール治療薬の総称である。コレステロールは冠動脈疾患にちょっとしたかかわりしか持たず、
心臓発作のリスクの予測因子としては極めて小さい。スタチンによる冠動脈疾患の発症の予防効果は認
めても、総死亡率の改善は認められていない。糖尿病認知症、癌などの副作用も考えると、スタチンを
内服するメリットは極めて乏しい。特に、高齢者において、コレステロールが高い方が総死亡率は低く、脳
の機能維持に有利に働くことが示されている。

実際、米国で2000年から2006年に急性心筋梗塞で入院した136905人(541病院)の脂質を調べたところ、
驚くべきことに、75%のLDLが130mg/dL以下であり、50%が100mg/dL以下、17%は70mg/dL以下であった。
また半数以上がHDL<40mg/dLであった。入院前にスタチンを内服していたのは21%であった。高LDLコレ
ステロールが急性心筋梗塞の主要因ではないことを如実に示している。

特定のエンドポイントに到達する患者を1人減らすために何人の患者が薬を服用する必要があるか、という
疫学の指標をNNT(Number Needed to Treat)といいます。スタチンで5年間治療したとして、冠動脈疾患を
持たない人の場合(一次予防)で、死亡は減らさず、心筋梗塞予防のNNTは104、脳梗塞予防のNNTは154
でした。冠動脈疾患や脳梗塞の既往のある人では(二次予防)、死亡予防のNNTは83、心筋梗塞予防の
NNTは39、脳梗塞予防のNNTは125でした。一方、スタチンの薬害として糖尿病発症のNNHは100、筋肉障害
のNNHは10という結果でした。つまり、二次予防でも、死亡、心筋梗塞脳梗塞全てを合わせた絶対リスク
減少率は4.6%であり、5年間のスタチン治療で、20人に1人が何らかのメリットを得られるが、9人に1人は薬害
が生じるということになる。恐ろしいことに、スタチンの75%が全く無効な一次予防で使用されております。

現在、動脈硬化は、種々のストレスによる内皮機能の障害に始まる炎症が原因であると考えられている。
その予防は、炎症の誘因となる糖尿病、高血圧、喫煙、肥満感染などを管理することが重要であり、
コレステロールは関係しない。炎症の原因とならない脂質プロファイルを得るためには、1)糖質を制限する、
2)ω6脂肪酸摂取を減らす、3)ω3脂肪酸摂取を増やす、4)飽和脂肪酸摂取を増やす、5)食物繊維を増
やす、ことが重要です。しかし、食事制限ができない人、危険因子をコントロールできない人、コレステロール
が高いことが不安でしかたない人は、スタチンではなく、サプリメントとして1)DHA/EPA(ω3脂肪酸)、2)ナイ
アシン(ビタミンB3)、3)パントテン酸(ビタミンB5)の摂取をすすめます。ナイアシンは極めて安全ですが、その
血管拡張作用により、一時的に肌のほてりや紅潮を引き起こします。その際は少量から時間をかけて漸増
する必要があります。ほてりの削減のため、徐放性剤が販売されていますが、まれに肝機能障害の原因と
なるのでお勧めできません。

コレステロールが高いと言うだけでスタチンを処方され、数値が下がったことに大喜びするが、実は、
糖尿病、癌、認知症リスクを背負わされたことは知らされずにいる、こんな馬鹿げた治療が日本中、
いたるところで正当化されています。スタチンは今世紀最大の健康詐欺と言えるのではないでしょうか?
当院では食事療法を中心にして、スタチンを使用しない脂質異常症の治療を目指しています。
現在のコレステロール治療に疑問と不安を抱いている患者さんの相談窓口になれたらと思っています。

参考文献
The Great Cholesterol Myth: J.Bowden,PhD, S.Sinatora,MD 2012
Statins and the Cholesterol-Heart Hypothesis: Donald W. Miller, Jr., MD June 4, 2015
Cholesterol confusion and statin controversy: Michel de Lorgeril,MD Jul 26, 2015
The Clue to Why Low Fat Diet and Statins may Cause Alzheimer's: Stephanie Seneff Dec 15, 2009
Niacin in cardiovascular prevention: mechanisms, efficacy, and safety.: Guyton JR (2007). Curr.Opin.Lipidol.18(4):415–20.
Lipid levels in patients hospitalized with coronary artery disease: Sachdeva A.Am Heart J.2009 Jan;157(1)111-117
Statin Drugs Given for 5 years for Herat Disease Prevention: Newman D,MD; http://www.thennt.com
その他多数

問い合わせ: 電話 011-802-1000
〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条4丁目9番15号 新札幌中央メディカルビル3F 

慢性腎臓病(CKD)外来 (椎貝式保存療法) (札幌市厚別区)

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慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過するすべての腎臓病を指し、蛋白尿などの腎障害
を認めるか、腎機能が60%以下に低下している状態をいいます。患者さんは1,330万人
(成人の8人に1人)いると考えられ、新たな国民病ともいわれています。生活習慣病
(高血圧糖尿病など)や、メタボリックシンドロームとの関連も深く、誰もがかかる可能性
のある病気です。

CKDがあると、脳卒中心筋梗塞など心血管病発症のリスクが高くなることが明らかと
なりました。また、CKDが進行して腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり、
最終的には透析や腎移植が必要になります。CKDは無症状で経過し、機能が回復する
ことはありません。しかし、食事療法や生活習慣の改善、薬物治療により病気の進行を
遅らせることはできるのです。

椎貝クリニック椎貝達夫先生は、「生涯の透析回避」を可能にするCKD保存療法を確立
するために、35年間、CKD治療に取り組まれてきた腎臓専門医です。椎貝クリニックのCKD
患者はeGFR<30ml/minであるステージ4と5の患者が半数以上であるにかかわらず、1年間
停止・寛解に至った患者は70%を超えるという驚異的な臨床成績を収めていますが、更なる
治療成績の向上のため、今なお精力的にCKD治療に取り組んでおられます。

椎貝式のCKD保存療法血圧コントロール(家庭血圧で125/75を目標)、低蛋白減塩食を
中心とする食事療法蛋白質は0.8g/標準体重kg/日、塩分は7g/日を目標)、腎臓の保護作用
のある薬物療法(尿蛋白1g/日以下を目標)、CKD進行因子を是正する集学的治療を4つの柱
とします。極端な蛋白質制限は栄養状態の悪化を招き、かえってCKDを進行させるとする方針
は、他の保存療法と一線を画しております。塩分制限目標も7g/日とし、苦痛が少なく持続
可能なラインを設定しております。また、椎貝式保存療法では24時間蓄尿検査を必須検査
とし、1日の尿蛋白排泄量、蛋白摂取量、食塩摂取量などを調べ、食事内容を調節し、薬物
治療を修正します。

当院では、椎貝式のCKD保存療法で、一人でも多くのCKD患者の腎機能の悪化を防ぎ、生涯
透析回避
を目指します。CKD患者が抱える「透析への不安」を解消できる様に努めて参ります。

CKD保存療法をご希望の方は、電話にてお問い合わせお願いします。

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〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条4丁目9番15号 新札幌中央メディカルビル3F 

グルタチオン点滴療法(自費診療) (札幌市厚別区)

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グルタチオンとは、 人間の体内に広く分布するペプチドという化合物です。
強力な抗酸化作用があり、人間の身体をさびつきから守ってくれる代表的な物質ですが、
20代をピークに、加齢とともに体内では減少していきます。

グルタチオンは、フリーラジカルや過酸化物といった活性酸素種から細胞を保護する補助
的役割により、従来保険薬としても「妊娠悪阻、晩期妊娠中毒、慢性肝疾患、放射線による
白血球減少、宿酔、口腔粘膜の炎症」などに使用されております。

米国欧州では、 グルタチオンのこのフリーラジカルスカベンジャー(活性酸素を捕まえ
て消去する)としての機能に着目して、これを高容量点滴投与することにより、活性酸素
により生じていると考えられる様々な病態・症状の治療・改善に使われるようになってきて
おります。

特に注目すべきはパーキンソン病に対する治療効果です。パーキンソン病脳幹にある
黒質が変性して神経伝達物質の一つであるドーパミンが働かなくなり、手の震えや歩行
障害、動作緩慢などの症状が次第に進行する神経変性疾患です。いろいろな保険治療薬
が開発されてきていますが、未だ非常に難治性の疾患です。
最近の研究で、パーキンソン病など多くの疾患に、活性酸素が関与していることが指摘
されるようになってきました。パーキンソン病の場合、黒質におけるグルタチオン濃度が
健常者より著しく低下していることが分かっています。つまり、パーキンソン病の根本原因
の一つは、グルタチオンの減少に伴う活性酸素種の増加により、 黒質が障害され変性して
しまうことと考えられます。米国においてはDr.Perlmuterがこの治療法を積極的に行い、
非常に有効な治療法であると報告しています。現在、南フロリダ大学において臨床研究が
進行中です。日本でも補完代替医療の一つとして、数百を超える医療機関で治療に応用
されています。

また、名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生等によると、レビー小体型認知症
多系統委縮症進行性核上性麻痺大脳皮質基底核変性症に伴う歩行障害にも、高容量
グルタチオン点滴が有効である症例が多数あり、臨床応用されております。

高容量グルタチオン点滴は、副作用のほとんどない安全な治療法です。

【対象疾患】
  パーキンソン病抗がん剤による神経障害 / 多発性硬化症 / 線維筋痛症
  原因不明の急性・慢性湿疹 /気管支喘息 /アレルギー / 慢性肝疾患
  閉塞性動脈硬化症 / 慢性疲労症候群 など

【点滴療法】
パーキンソン病の場合に、1回 600mg-3000mg を点滴で投与します。
まずは週に2〜3回、約3か月間行ないます。 病状の改善が認められれば、
その後は維持プログラムとして週に1〜2回のペースで治療します。
1回の点滴時間は約30分です。認知症の場合でも同じように点滴します。

副作用
稀に頭痛と吐気・嘔吐を訴えることがあります。一過性であり、投与を中止することで
速やかに改善します。
ごく稀ですが、特定の遺伝的素因を持った方が摂取した場合、インスリン自己免疫症候群
を引き起こし、低血糖状態になることがあります。具体的な症状としては、冷や汗、手足
の震え等の症状が報告されています。定期的に血糖を確認するようにしております。

【費用】
この治療は健康保険が適応されません。 治療・検査・処方の全てが自費診療となります。

初診料     4,000 円 (診察、胸部XP心電図、一般血液検査を含む)
点滴料金   基本料金(材料費・手技料)  1,000 円
         グルタチオン200mgにつき  200 円 
         ビタミンC 1000mgにつき  200 円(作用持続)
      ビタミンB12 500μgにつき 100 円(作用増強)
      シチコリン500mgにつき    200 円(覚醒効果)

点滴をご希望の方は、予め電話予約をいただくか、受付窓口でお申し付けください。

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もの忘れ外来(小澤勲式ケアとコウノメソッド) (札幌市厚別区)

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もの忘れ外来は、初期の記憶障害を見つけ出し、認知症の早期発見と早期治療を目的とした
診療外来です。
 
当院では、小澤勲認知症ケアを基礎に、コウノメソッドによる薬物治療を駆使して、認知症
治療に当たります。

小澤勲先生の認知症ケアとは「脳の障害による中核症状は治せないが、中核症状がもたらす
不自由のため、不安と混乱の中に作られた周辺症状は、ケアによって必ず治せます。認知症
人は、認知機能は低下しても、感情機能は保たれています。認知症の人は、徐々にできないこと
が増えていきますが、一方でそのことを漠然とではあれ、感じとる能力は保持されているのです。
自分が人に迷惑をかけていることも、自分が周囲からどのようにみられ、扱われているかと言う
ことも、敏感に分かっています。このギャップが周辺症状を生みます。自分らしい自分を保持して
ゆこうとする必死の努力が周辺症状に行きつくのです。私たちが彼らの思いを受け止める努力を
しない限り、周辺症状は消えません。それ抜きに周辺症状を押さえ込もうとすれば、無理やゆが
みが生じて、彼らの心をさらに傷つけ、意欲を殺ぎ、表情を奪うのです。認知症のケアでは、認知
症の人たちを、私たちの常識の枠組みにどう押し込めるかという処遇や対応ではなく、彼らの心
に寄り添うようなかかわりが求められます。たゆまぬかかわりの継続は、例え記憶障害があって
も、彼らの心に間違いなく蓄積されます。」とするものです。

コウノメソッド名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生が提唱する認知症治療法です。
確定診断にこだわることなく、臨床症状から病型を推測し、症状を軽減させるのに最適な薬物を
選択し、家族による薬量の微調整をお手伝いいただくことで薬害のない安全な治療を目指します。
治療指針と処方はマニュアル化されており、認知症治療経験の少ない医師でも対応を可能として
おります。また、保険診療だけで症状の緩和が得られないケースには、フェルガードというサプリ
メントや、シチコリン、グルタチオン点滴などの自費診療を併用することも特徴です。
河野和彦先生は認知症ブログを毎週更新され、日々の症例から得られた知見を報告してます。

認知機能の改善に確実に効果があるのが有酸素運動です。有酸素運動は脳の成長ホルモンと
して働くBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やし、認知機能を改善させるだけでなく、海馬の脳神経
細胞新生
させることが分かってきました。毎日20分程度の有酸素運動ウォーキングサイクリング
スイミングなど)を続けることがとても大事です。

栄養療法(オーソモレキュラー療法)で最も重要なことは、食事に占める炭水化物摂取量を減らし、
良質な脂肪を沢山摂取する
食事に切り替えることです。特に、ω3不飽和脂肪酸であるDHAの摂取
がとても重要です。他にも、ビタミンCビタミンB複合レシチンビタミンDビタミンEターメリック
レスベラトロールαリポ酸などのサプリが脳機能を活性化します。中鎖脂肪酸ココナッツオイル
の摂取により、アルツハイマー認知症患者の認知機能の改善が報告されております。中鎖脂肪
酸が肝臓で分解されてできるケトン体が、糖の利用ができなくなった神経細胞エネルギー源にな
るとするものです。アルツハイマー認知症だけでなく、他の脳の変性疾患にも効果は期待できま
すので、糖質制限食治療をベースにココナッツオイル(またはMCTオイル)の摂取をおすすめして
おります。

腸内細菌叢ー腸ー脳・軸(MGB軸)が健康や疾患に係らず、脳と行動をコントロールしていること
が多くの研究で示されています。中枢神経系の機能に影響を及ぼすことができる細菌株の全容
はまだ明らかにはなっていませんが、腸内細菌叢を調節することにより中枢神経系疾患を治療
することには大きな可能性があります。現時点で、食物繊維の豊富な食材やオリゴ糖などの
プレバイオティクスヨーグルトなどのプロバイオティクスを積極的に摂取することで、便秘を改善し、
腸内細菌叢を健全化することは、認知症の予防と治療につながる可能性は十分にあると思われます。

睡眠障害を改善することも認知症の治療にはとても重要です。体内時計を整え、日中に心身を
ほど良く疲労させることが鍵となります。アロマテラピーによる認知症治療が、鳥取大学の浦上
克哉先生等により報告されています。日中は刺激する香を、夜は眠くなる香を嗅いでもらうことで、
体内時計が整い、良質な睡眠をとることができるようになり、記憶の定着にも効果が期待できると
するものです。ラベンダー、プチグレン、クラリセージなどの精油に含まれる酢酸リナリルには鎮静
作用があり、不眠症の治療に応用されています。

認知症の治療には、家族・介護者の積極的な関わりが必要です。
「ボケても心は生きている」「ボケても安心して暮らせる」ように、一緒に頑張りましょう。

認知症外来は完全予約制なので、受診ご希望の方は電話にてお問い合わせお願いします。
また、患者のご家族のみの相談も承ります。こちらは自由診療となり、費用は 20分 3,000 円です。
(ただし、他院の画像診断含む場合は5,000円となります)
認知症外来は基本的に平日の午後の診療となります。
再診に限り、土曜の予約外来(11:30〜12:30)を始めました。

車椅子患者さんの受診も可能です。他院紹介状は特に必要としません。
患者さんの詳細な履歴(生い立ち、学歴、職歴、趣味、特技など)、病状の経過と治療歴(薬歴)の
まとめがあると助かります。

認知症患者の心の内側を少しでも理解するために、下記の2冊の本が参考になると思います。
ご一読をお勧めします。
 ・クリスティーン・ボーデン(著) 「私は誰になっていくの?」 かもがわ出版
 ・小澤勲(著) 「痴呆を生きるということ」 岩波新書

注)薬物治療は、通院できる患者さんに限ります。
  車イスでの通院は可能ですが、トイレは車イスに対応しておりませんのでご注意ください。

電話 011-802-1000
〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条4丁目9番15号 新札幌中央メディカルビル3F

糖質制限食による糖尿病外来 (札幌市厚別区)

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糖質炭水化物)、タンパク質、脂質の三大栄養素のうち、血糖を上げるのは糖質だけです。

糖質食によるカロリー制限を前提とする現在の糖尿病治療では、大量の糖質摂取によって
食後高血糖と高インスリン血症が引き起こされ、その血糖を下げるために医薬品を使うとする
大きな矛盾をかかえております。

糖質制限食の基本的な考え方は、できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐと
いうものです。簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。
抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの糖質が主成分の
ものです。

肥満者または糖尿病予備軍の方においては糖尿病の発症そのものを、糖尿病発症者に
おいては深刻な合併症を予防する効果が極めて高い糖質制限食こそが、世界中で年々
爆発的に増加している糖尿病罹患者を救う唯一の手段である」

生活習慣病のほとんどは糖質である。何故なら、スーパー糖質制限食で、ほとんどの生活
習慣病が改善するからである。」

とする、高雄病院江部康二先生の考えを当院では全面的に支持しております。

診断基準を満たしている膵炎がある場合、肝硬変の場合、そして長鎖脂肪酸代謝異常症は、
糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。糖質制限食は相対的に高脂肪食になる
ので、診断基準を満たしている膵炎の患者さんには適応とならないのです。進行した肝硬変
では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。長鎖脂肪酸代謝異常症では、脂肪
酸が上手く利用できないので、適応となりません。また、中等度以上の慢性腎臓病(CKD)
患者も適応とならないでしょう。

当院で糖質制限食治療を始め、HbA1c1が著明に改善し(12→6など)、薬から解放された患者
さんも多数おります。また、糖尿病の改善とともに、血圧も下がり、降圧剤を減量・中止できた
患者さんも沢山いらっしゃいます。

糖質制限食により、できるだけ少ない薬で合併症をきたさない糖尿病治療に努めて参ります。
糖尿病治療薬の中でも、膵臓の疲弊を招くSU剤(アマリールなど)を、極力使わぬように心
がけております。糖毒性を疑う血糖コントロール不良ケースには、積極的なインスリン治療を
すすめております。

糖質制限食治療の欠点として便秘の合併があります。炭水化物が減ることで食物繊維が不足
すること、高脂肪・高蛋白食により腸内細菌が乱れることが原因と考えられます。糖質量を
考慮しつつ、穀類、豆類、野菜、果物、海藻などから、不溶性・水溶性食物繊維を積極的に
摂取しましょう。それが難しければポリデキストロース、難消化デキストリンなどのサプリメント
で補うのも良いかもしれません。腸内細菌叢の健全化のために、ヨーグルトなどの発酵食品
プロバイオティクス)やオリゴ糖(プレバイオティクス)の摂取も効果があります。

江部康二先生のブログDr江部の糖尿病徒然日記』  (江部先生にリンクの承諾を頂いております)

問い合わせ: 電話 011-802-1000
〒004-0052 北海道札幌市厚別区厚別中央2条4丁目9番15号 新札幌中央メディカルビル3F

健康診断書、その他文書料のご案内

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健康診断のご案内(入社時健診・企業健診など)
健診A 4,320円(消費税込)
   [内容]: 診察・身長・体重・肥満度・視力・聴力・血圧・尿(糖・蛋白)・胸部X線直接撮影
健診B 5,400円(消費税込)
   [内容]: 健診A+心電図
健診C 8,640円(消費税込)
   [内容]: 健診A+心電図+血液検査(貧血・脂質・糖尿病・肝機能)

*健診をご希望の方は電話にてお問い合わせお願いします。(電話 011-802-1000


その他文書料
一般診断書            2,160円(消費税込)
特定疾患診断書          5,400円(消費税込)
各種免許申請診断書        5,400円(消費税込)
裁判用等複雑な診断書       5,400円〜(消費税込)
市町村職員健康診査用診断書    8,640円(消費税込)
身体障害者診断書         8,640円(消費税込)
年金受給診断書          8,640円(消費税込)
通院証明書(自動車税免除)    1,080円(消費税込)
納税申告時の金銭に関する証明書  1,080円(消費税込) など

2012-11-26

むらもと循環器内科

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診療科目: 内科 ・ 循環器内科 ・ もの忘れ外来
糖質制限食による糖尿病外来・栄養療法
慢性腎臓病(CKD)外来
診療時間: 月・火・木・金  午前9:00-12:30、 午後1:30-5:00
        水・土  午前9:00-12:30
休  診: 日曜・祝祭日
住  所: 〒004-0052 札幌市厚別区厚別中央2条4丁目9−15
       新さっぽろ中央メディカルビル3F
電  話: 011-802-1000  
F A X : 011-802-1020




診療案内
循環器疾患全般、栄養療法、認知症糖質制限食による糖尿病慢性腎臓病(CKD)の治療を主体に診療しております。
皆様の悩みにしっかりと耳を傾けて、最善の治療ができるよう心掛けてまいります。
循環器疾患のみならず内科疾患全般に渡り、お気軽にご相談ください。

当院の患者様の心臓救急は札幌心臓血管クリニックにバックアップしていただいております。

循環器疾患: 高血圧狭心症心筋梗塞不整脈、心筋症、弁膜症、心不全、閉塞性動脈硬化症、深部静脈血栓症など
生活習慣病: 糖尿病、高脂血症、痛風肥満など
認知症: アルツハイマー認知症レビー小体型認知症、脳血管性認知症、ピック病など
慢性腎臓病(CKD): 糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症、多発性のう胞腎など
睡眠障害: 不眠症、睡眠無呼吸症候群むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害、レム睡眠行動障害など
各種感染症: かぜ、インフルエンザ、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、帯状疱疹蜂窩織炎など
呼吸器疾患: 気管支喘息肺気腫呼吸不全など  
消化器疾患: おう吐、下痢、便秘、食道炎、胃炎胃潰瘍腸炎など (胃・大腸カメラ検査は専門施設にお願いしています。)
内分泌疾患: 甲状腺機能亢進症・低下症など
アレルギー性疾患: 花粉症、じんま疹など
その他: 貧血、めまい、骨粗しょう症など

検査
心電図検査、運動負荷心電図検査、ホルター心電図検査
X線検査(胸部写真・腹部写真、骨塩定量検査(DIP法)
CT検査(脳、胸部、腹部) (隣接する新札幌循環器病院のCTを共同使用、単純CTのみ可能)
心エコー検査、頸動脈エコー検査、甲状腺エコー検査、腹部エコー検査、下肢静脈エコー検査
呼吸機能検査、CAVI・ABI検査、簡易睡眠無呼吸検査、SPO2モニター、カルジオスコープ
一般血液検査(外注)、迅速検査(血糖、HbA1c、PT-INR、TropT、ラピチェック、インフルエンザ、尿など)
聴力検査、視力検査色盲検査

予防接種
インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン

提携医療機関  
近隣の医療機関札幌心臓血管クリニック

略歴
院長名  村元 信之介
院長略歴   1988年 北海道大学医学卒業、北大循環器内科入局
       1994年〜1996年 市立札幌病院救急医療部
       1998年〜1999年 旭川市立病院循環器内科
       1999年〜2002年 函館市立病院循環器内科
       2004年〜2012年 新札幌循環器病院
学会     日本内科学会
       日本循環器学会
医師に関する事項  日本内科学会認定医
          日本循環器学会専門医
医学博士号


理念
患者さまの苦悩にしっかりと耳を傾け、その解決のお手伝いに全力を注ぎます。

方針
1.人間の尊厳を尊重し、優しく暖かい心で医療に従事いたします。
2.最新の知識に基づいた最新の医療を提供します。
3.循環器専門医と内科家庭医を両立させ、たよりになるかかりつけ医を目指します。
4.各種医療機関との連携を密にし、患者様に安心を提供いたします。
5.あらゆる医学的情報を開示し、わかりやすくお伝えします。
6.医療人としての高い倫理観を規範とし医療に従事いたします。

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ご挨拶
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平成24年9月1日、新札幌中央メディカルビル3Fに、むらもと循環器内科を開業しました。北大の循環器内科に入局してから
20数年、道内の基幹病院にて循環器救急と虚血性心疾患のカテーテル治療に専心してまいりました。
今後は、開業医として、きめ細やかな外来診療を通して、予防医療に力を注ぎたいと考えています。
外来診療で最も力を入れたいことは 『患者の話を聴くこと』 です。これまで、疾患にばかり目が行き、患者の苦悩を理解しようと
する姿勢に欠けていたからです。 次に 『質の高い医療を提供する』 ことです。最新医療情報にいつも注意を払い、早期診断と
予防医療に全力を注ぎたいと考えています。 最後に 『最善な高度医療への相談窓口となる』 ことです。循環器疾患のみならず内科全般に渡り、当院を通じて患者が専門医による最善最良な治療を受けられるよう手助けしたいと考えています。
平成25年3月から、もの忘れ外来を始めました。名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生の診療録を垣間見て、私も認知症
患者とその家族の力になりたいと思ったからです。また、小澤勲先生(故人)の本を読み、認知症治療におけるケアの重要性を学びました。日々の診療で活かせるように心がけております。
平成26年6月から、高雄病院の江部康二先生が提唱される糖質制限食による糖尿病肥満症の治療に積極的に取り組んでいます。
外来インスリン導入もしております。内服薬で改善の見られない患者には、積極的にインスリン治療を薦めています。
また、脂質異常症に対しても日本脂質栄養学会の考えを支持し、できるだけ薬を使わない治療を心がけています。
平成27年6月から、椎貝クリニックの椎貝達夫先生が提唱されるCKD保存療法を始めました。一人でも多くのCKD患者の
腎機能の悪化を防ぎ、生涯の透析回避を目指します。CKD患者が抱える「透析への不安」を解消できる様に努めて参ります。
平成28年3月から、栄養療法を基礎とし、できるだけ薬物に頼らない治療を始めました。

待合室には、糖質制限認知症脂質異常症、CKD、睡眠障害、腸内細菌、栄養療法、めまい、アロマテラピーなどの本を沢山揃えました。
患者さんに自ら学んでいただければ幸いです。本の貸し出しもしております。

HbA1c、PT-INR、CBC-CRPなどの迅速診断機器、心電図、CAVI/ABI、エコー、X線装置(骨密度測定も可)、トレッドミル、ホルター
心電図、簡易型睡眠無呼吸検査機器、スパイロメトリー、聴力測定器など大きな病院並みに豊富な医療機器を備えました。
検査結果を全て電子カルテ(ダイナミクス)と画像管理ソフト(RS_base)に直結することでペーパーレス化を実現し、診察室の
大画面モニターで検査結果をいち早く説明できる診療体制を実現しました。

明るく居心地のいい空間をイメージして、クリニックの内装は白基調でまとめました。観葉植物アートフラワーのディスプレイ
楽しんでいただけたら嬉しいです。待合室のBGMには私が選曲した大好きなジャズを流しております。皆様にも楽しんでいただける
ことを願っております。
スタッフ一丸となり、心のかよった質の高い医療を提供し、明るく笑顔の絶えないクリニックを目指します。

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早いもので、開業して3年半が経過し、多くのことを学ぶことが出来ました。
不得意な分野を学ぶことで視野も広がり、病気を治すだけでなく、患者を健康にしたいと考えるようになったのです。
『健康は食にあり』とする当たり前のことに気付き、昨年暮れから栄養療法の勉強を始めました。
腸内細菌叢の重要性、オルソモレキュラー療法を学び、薬ではなく栄養で病気を治したいと考えるに至りました。
美味しく食べて、すっきり排便して、いつも笑顔で、生き生き働いて、ぐっすり眠る
当たり前の様で簡単じゃない、こんなストレスのない生活を、誰もが出来るようにサポートしたい。
収集した情報が本当に正しいか、自分自身で検証しては、ライフスタイルを改善する毎日を楽しんでいます。(2016.2.27)