洛北孫子亭通信−亭主消息

2017-01-07 一年の締めとはじめは、どちらも餅つきから

みなさま、あけましておめでとうございます。・・・と申して、年明けから一週間が経過しておりますが。

さて、年末の投稿に引き続きまして、年明けもまた、餅つきの記事からです。昨年は開かれなかったゲストハウス大阪の年始行事・餅つき大会に、旅の強者であるN国さんとともに「師範」として参加を要請されることになりました。それも前日に、会場である大国町アップルハウスに入ることに。前日の準備は、せいぜいが餅米をといで水につけて、杵を水に漬けておく位のものです。あとは、前夜祭と称して酒盛りをするくらいでした。

そして当日は・・・生憎の雨。空を眺めてぶつぶつ言いながら、それでも雨をしのげる軒先に臼を据えて、餅をひたすらにつきます。五升程度でしたので、遅めのペースを維持しながら、ゆっくりと餅をついていきました。今回は、ときどき寒さしのぎの酒を飲みながら、となりました。餅をつきながら、あんなに酒を飲んだのは、初めてのような気がします。そして今回は、どの餅も、いいつき上がりで、責任者としては安心しました。それに、子供たちの楽しそうな顔を見ていたら、疲れや寒さも吹き飛ぼうというものです。天候はさておいて、それ以外はまずまずの、新春餅つき大会でした。

2016-12-31 年の瀬:激変の1年を振り返って

海外にいない限り、餅つきのため実家に戻っているのが私です。この年の瀬も、実家からの更新となります。昨日は餅つき、本日は痛む腰をさすりつつ、愛知に住んでいる後輩O河内君と近況を報告しあう一日となりました。

この1年は、海外旅への復帰に始まって、非常勤講師への転身と、目まぐるしい変化の一年となりました。院生時代には、O本先生が「教壇の上に立つと、景色が全く変わる」と常々おっしゃるのを研究室で拝聴したものですが、それを痛感しました。身分が変わった関係で、ビザンツ史の大家である井上浩一先生のご指導を仰げるようになったのは、思いもかけぬ幸いでした。

変化を感じたのは、自身の身の上だけではありません。旅人としての私を育てた中国への二度の渡航では、彼の国が経験したこの20年弱の変化を痛感しました。百聞は一見に如かず、とは私の座右ですが、このことを様々な局面で確認した一年でした。

とまれ、激変の2016年、とりあえずは駆け抜けました。来年も、駆け抜けたいと思います。

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2016-12-11 兵庫県立美術館特別展:ポンペイの壁画

12月31日更新

難波オレンジハウスでの忘年会から一夜明け、本日は灘の酒蔵へ、ではなくて兵庫県立美術館へ。同博物館で行われている「ポンペイ壁画展」を見学するためです。つまり、ポンペイから出土した壁画の一部を持ってくるという特別展です。大きいものが多いため、品数としてはさほど多くはありません。また、ポンペイの出土壁画中の至高の品である、伝「イッソスの会戦」の壁画は当然、来ていないわけですが、まぁそれはそれとしまして。

良品は多いけれども、解りやすい目玉には欠ける、というのが恨みでしょうか。その所為かどうか、日曜日にもかかわらず、ゆったりと見てまわることができました。壁画を見てまわりますと、いろいろと着想がわいてきます。わいてきた着想を心に引っ掛けておくため、図録を購入して、灘から京都に運んできて、夜は京都駅にて、旧所属の京阪バスリムジンポーターの忘年会でありました。

2016-12-07 永観堂の「寺宝展」お勤め終了

12月31日更新

恒例となった感のある、永観堂での「お勤め」、本年分が終了しました。

例年、このお寺に来るのは、一年の埃が心に溜まっている、そんな時であるように思います。最初に来た2013年などは特にそうで、長年勤めたところから逃げ出すようにして、ここに来ていたものでした。

「此処はお寺です。いろんな人が、様々な思いを持って、お詣りに来ます」

という言葉が、身に沁みます。

それにしても、今年の紅葉は早かった。寺宝展開始日の11月8日に、既に見頃の気配がありましたが、ピークが11月20日前後、そして11月21日の雨で散ってしまうという。12月のアタマにピークが来た昨年とは、相当の違いでした。そして何より、初日から最終日まで雨という、極めて珍しい寺宝展でしたが、今年も阿弥陀様にいろいろな迷いを、悩みを預けながら過ぎた、怒涛の1か月でした。

初日、雨

楽日、涙の

阿弥陀堂

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写真は、今年のピーク、11月17日ごろの永観堂です。

2016-11-20 第19回関学西洋史研究会年次大会

※11月26日更新

前日は講演の後、なんばの空中庭園ライムガーデンでのボージョレー・パーティーに参加し、そのままライムガーデンに一夜の宿を求めることと相成りました。本日はそこから京都・・・ではなく西宮へ。毎年恒例、関西学院大学の西洋史研究会・年次大会に参加するためです。同大学のN谷先生直々のお声掛かりとあっては、私に否やをいう余地はありません。

これまでの通例だった午前の報告はなく、今日は午後のシンポジウムと講演のみ。シンポジウム「20世紀外交と科学」も極めて興味深かったのですが、その後の講演、奈良大学足立広明先生のお話が、もう面白かった。

「西洋における古代末期とは何か?―その世界史的意義をあらためて考える―」

と題しまして、話が拡がる拡がる。何処まで話が拡がるのかと、途中からハラハラしておりました。ただ、先生が最初に主張された

「ピレンヌ・テーゼに立ち返ることの必要性」

には、全面的賛同するものであります。私も同じ問題意識から、歴史を検討するということを意識しています。・・・まぁ、分野は専門から外れますけれども。それにしても、その後の懇親会で、中谷先生とじっくりお話出来なかったのは、いささか残念でした。