本はねころんで

2017-08-19 本日はコンサートへ

 本日は夕方からコンサートへといっておりました。

 最近は、入場に際しての本人確認が厳しくなっておりまして、顔写真入りの公的

分証明が必須となっていて、チケットに印字された氏名と身分証明書を照らし合わせ

るというやり方であります。チケットに印字されていない氏名の方の入場お断りであ

りますので、体調を崩したからといって、チケットを他の人に譲るなんてことはでき

ませんです。もちろん、これは転売阻止のためでありまして、主催側ではファン

できるだけリーズナブルな料金で鑑賞してもらいたいと思っているときに、それを

逆手にとって、商売をされてはたまらないということなんでしょうね。観客からすれ

ば、少々手続きが面倒になったとしても、リーズナブルな料金でのコンサートを支持

するものです。

 北海道のすこし古いホールですから冷房の設備がないところに、ソールドアウトで

3時間半ほどの公演でしたので、熱気でむんむんというか、ひどく会場内は熱いことで

ありました。

 本日のコンサートでは、クリスマスにちなんだ曲が演奏されたのですが、真夏に

クリスマスソングでありました。この曲を聞きながら、サマークリスマスという言葉

を思い浮かべました。

 この言葉は、TBSアナウンサーであった林美雄さんにちなんでいまして、ちょうど

本日のアーチストがデビューした頃と、林さんが深夜放送を担当していた時代が重な

るのでした。

 林美雄さんの誕生日である8月25日を、その仲間内ではサマークリスマスといって

いたそうです。これまではあと一週間ほどあるのですが、サマークリスマスイブとい

うことで、よろしいかな。

 

2017-08-18 懸案に着手

 しばらく前からやらなくてはいけないと思っていたことに本日取りかかりました。

といってもたいした話ではなく、20年近くも使っていたガラケーから格安スマホへの

完全移行手続きであります。

 これまではガラケーを保持しながら、格安SIMでテータ通信のみをやっていたので

すが、ガラケーの契約期間が切れることや、ガラケー本体がぼろぼろとなってきたこ

とから、ここらが潮時と思ったものです。

 モバイル電話の店舗にいくことなしに、手続きをするのですが、電話とネットを

通じて行うためには、IDとかパスワードを求められるのですが、20年近くも前に、

そうは思わずに設定したパスワードは忘れてしまっていますし、けっこう敷居が高い

ものでありました。

 とりあえずなんとか手続きは終わったようでありまして、あとは新しいSIMが届く

のを待つことになり、それが届いたらスマホに挿して、うまく動きましたら、OK

なりです。これまでデータSIMが使えていたのですから、音声SIMも問題にはなりま

せんでしょう。

 ということで、これが終わりましたら、すこしほっとしたことで、気分を良くして

ブックオフへとでかけることとしました。

こういう日でありますので、思いがけずに収穫があったりしてと期待したのですが、

そんなことはなくて、古い文庫本三冊をなんとか確保です。

うち一冊は、これまでこれには手をだすまいと思ってきた池波正太郎の「散歩のとき

何か食べたくなって」であります。

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)

 この手の本は、年を取ってからからでも読むことができるだろうから、まだまだ自

分には早いと思っていたのですが、すこし煮詰まってページを稼ぎたいと思った時に

は、この手の本が一番です。

 池波正太郎といえば、高齢の作家さんと思っていましたが、この本を書いた時は

まだ五十代で、現在の当方よりもずっと若かったとは驚きです。

なかをぱらぱらとのぞいてみましたら、まずは京都大阪の散歩のページに目がいき

ました。

 この中から「京都寺町通り」のくだりから引用です。

「現在でも、御所の傍あたりから北へすすむにつれて、かなりの寺院が残ってい、む

かしの面影を偲ぶことができる。

 本禅寺、清浄華院廬山寺などの寺院や立命館大学の間に、大久保利通の寓居址や

新島襄の旧宅が在って、この物静かな道には、いまも、あまり車輌が通らず、私の

好きな散歩道なのだ。」

 この本がでたのは1977(昭和52)年とのことでありますので、それから40年。姿を

消した店があれば、街も変わったことでありましょう。それでも上に引用した寺町通

りは、良い散歩道であることにかわりありません。

2017-08-17 「本の雑誌」9月号

 お盆にはいる頃に「本の雑誌」9月号が届いておりました。昨年までは町の本屋さん

から定期購読していたのですが、ちょうど「本の雑誌」が入荷するころにその本屋さ

んは一週間に近いお盆休みとるために、休みが終わるまで手にすることができずで

ありました。「本の雑誌」の購読を版元からの直送としたのは、この8月お盆休みの

取り扱いが一番大きかったかもしれません。

本の雑誌411号2017年9月号

本の雑誌411号2017年9月号

 9月号の特集は「背表紙の研究!」となりますが、その特集を押しのけて気になった

のは、「黒い昼食会」の「岩波の『満ち欠けが怖い』」というものです。

この「黒い昼食会」というのは、「業界事情通の4人が出版界の黒い噂を探る昼食会」

なのだそうです。

 その昼食会で岩波に関するところを抜いてみますと、次のようになりです。四人の

方が話しているのをつなげてみます。

直木賞佐藤正午の『月の満ち欠け』に決定したけど、買い切りの岩波書店だもん

ね。特約店には返品フリーにするってFAXが来た。しばらく売り上げ厳しそうだから、

これが起爆剤になるといいんだから。倒産したら返品の受け入れ先がないわけだもん

ね。出版も『月の満ち欠け』。どこかに生まれ変わるかもしれない。岩波書店新社と

か、でも大変そうだな。」

 出版社はどこも大変でありましょう。なかでも岩波は売れない本を大量に出してい

るのですから、このような話は業界では良く聞かれるのでしょう。ここだけみますと、

明日にも「新社」となっても驚かないということでしょうか。

2017-08-16 あとすこしだが

 先日から何を思ったか谷崎潤一郎の「吉野葛」を読んでいます。たしか何回目かで

ありますが、読んだ片端から忘れてしまっていることもあり、まるではじめて読むよ

うな感じです。この作品に触発されてできた作品もあることから、もうすこしうまく

読めないかと思っているのですが、なかなか苦戦することであります。

 8月のこの時期は、ふだんあまり読む事のない作品を手にしてみようと思い、先日

に値段が安いことをいいことに薄い文庫本を購入したのですが、「吉野葛」が終わら

ないものですから、先に進んでいきません。もちろんこれはなまけていて、本を読ん

でいないことの言い訳にすぎませんが。

 そういえば、読もうと思っているものに図書館から借りてきている「真ん中の子ど

もたち」があります。

真ん中の子どもたち

真ん中の子どもたち

「来福の家」で知った温又柔さんの新作、第157回芥川賞候補作と帯にはありました。

この作品のエピグラフには、トリン・T・ミンハの次の言葉がひかれています。

 「他者への深い尊敬の念は自尊心から始まる」

トリン・T・ミンハという名前をどこかで目にしたことがあるぞでありまして、この

人のことは、当方の姪っ子が話題にしていたのを見たのでありました。あの文章は

何を書いていたのでありましょう。

2017-08-15 本日は記念日で

 本日は記念日でありますが、この国では「終戦記念日」といわれていますが、お近

くの国では「『光復節』と称して、日本による朝鮮半島統治からの『解放』を祝う日」

となっていたり、「祖国解放記念日」と呼ばれたりしているとのことです。

 立場がかわりますと、このようにも違うのでありますね。

 それじゃ、この日を戦争に勝利した日としている国はあるのかと思うと、これは

ないようであります。この日を戦争に勝利した国はないのでありますから、この日を

負けた日にしないというのもありなのでしょうね。

 記念日というのは、あまりネガティブなものはなじまないようでありまして、本日

が現在のように呼ばれているのは、このほうが人々に受け入れられるということも

あるのでありましょう。

 厳しい現実は直視したくなく、できれば先送りしたい、敗戦は先が暗いが、終戦

明るいような気がするということかな。

 どちらにしても、小林信彦さんが記していますように「とにかく、役所や政府のいう

ことを一切、信用しないこと。そうしないと、生き抜けません。」であります。

(「女優はB型文春文庫 70ページから引用)

 しかしウソとわかっていても、それを信じたいという気分は、どうしましょうか。

その昔の「原発安全神話」なんて、いま読み返してみたら、噴飯物でありましょう。