本はねころんで

2016-07-01 新潮「波」7月号から 2

 昨日に引き続き「波」7月号を手にしています。

 このなかに「北方謙三が訊く!」 というページがあります。

今月のは、「本当にに『見たい』映画をみつける5つの方法」というのを「原武史

さんに訊くのでそうです。

 原武史さんは鉄道だけではなく、映画にも造詣が深いのかと思って、北方さんと

一緒にうつっている男性の写真を見ることになり。鉄学者 原武史さんより若くて

しかもすこしだけいい男そうな人であります。これって原武史さんかなと不審に思っ

て、良くみましたら、この原武史さんはTSUTAYA映像ユニットレンタルチームに所属

する方とのことです。

 こちらの原武史さんは、TSUTAYAレンタル部門で、「どの映画を仕入れるか、売り

場をどう展開するか蹴っているする部署で働いて」いるのだそうです。もちろん、

仕事がら映画は沢山見ていて、くわしい方のようです。それにしても、このTSUTAYA

原さんが、文筆家としてデビューしたりすると、そうとうにまぎらわしいことになり

そうであります。

 同姓同名で同時期に著作を発表していた方として有名なのは、大島清さんでありま

して、同年のお生まれでともにマルクス経済学者でありましたので、部外者にはどち

らがどちらか分からないのであります。片方の大島清さんは奥様が小説家の芝木好子

さんでありましたので、それで区別をする人もあったでしょう。

 ちょっと年齢的には違うのですが、ほぼ同時期に本を発表していた川村二郎さんと

いうのもわかりにくい時がありました。独文学者で批評家の川村二郎さんは、やたら

難しい本を書く人で、もう一人の川村二郎さんは朝日新聞記者でどちらかというと

もうちょっと軟らかいものが中心ですが、白洲正子さんについての本など、もう一方

の川村さんも書きそうなタイトルであることです。

 TSUTAYA 原武史さんが文筆家としてデビューして、映像のなかの鉄道なんて本を書

きましたら、いよいよまぎらわしくて楽しいことになるのですが、そんな日はくるか。

2016-06-30 新潮「波」7月号から

 昨日にTVをみておりましたら、それにジャズ評論家瀬川昌久さんが登場して、その

番組の主人公である「服部良一」さんの音楽へのコメントをつけていました。

瀬川昌久さんは健在であったかと思って、その番組を見ていたのですが、本日に新潮

「波」7月号を手にしましたら、ここに瀬川さんの名前を発見です。瀬川さんが大学を

卒業してから銀行員として、ニューヨークに駐在していたことは、うっすらと知って

いましたが、7月号「波」の随想という文章に記されていることには驚きでありました。

 まず、この「随想」というのが、蓮實重彦さんの「伯爵夫人」刊行記念で書かれた

ものであるというのが、まずはびっくりです。瀬川さんと蓮實さんはどこでどのよう

につながるのかなです。

当方は、たぶん「伯爵夫人」という作品はしばらく読むことはないはずでありますの

で、これがどのようなお話であるのか、またどのような作中人物がいるのかも知るこ

ともないでしょう。

 瀬川さんは、この文章の書き出しに「かねがね敬愛する蓮實重彦さんが『新潮』四月

号に『伯爵夫人』という小説を書いて評判になっている、と聞いて早速本屋に走った

が、既にどこも品切れだった。」と記しています。かねがね敬愛というのは、蓮實さん

の書いたものを通じてか、それとも旧知の間柄であるのかなと思います。

 そう思っていたら、次のくだりがあります。

「文中に出てくる二朗の数人の旧友の中に、『文士を気どるあの虚弱児童』の『平岡』

の名がでてくる。『新潮』のインタビューでも『仮面の告白』評が出てくるので明ら

かに三島由紀夫(本名平岡公威)のことであろう。私はたまたま三島とは初等科から

大学まで同級で、文学面を離れて親しく友達付き合いを重ねた。」

 こうあるので、瀬川さんのプロフィールを確認してみましたら1924年お生まれとあ

りました。瀬川さんは、学習院時代から三島由紀夫と同学であったとは、まったく

知りませんでした。それじゃ蓮實さんとはと思って検索してみましたら、年齢は

一回りほど下のようですが、お二人と同じく学習院から東大へという学歴でありま

した。瀬川さんと蓮實さんをつなぐものは、この学習院なのでしょうか。

2016-06-29 隣町の本屋へ

 本日は用事がありまして、隣町へといくことになりました。せっかくの機会であり

ますので、隣町の本屋をのぞいてきたのでありますが、当方が見つけることはできない

かと思っていたものは、いずれも在庫していないようで、ほぼ空振りとなりました。

 なかなか苦戦は続くことであります。文庫、新書にもほしいものがなく、うろおぼ

えにしている本は、タイトルがはっきりせずでありまして、うーむここはアウェー

あるな。

 文庫棚を見て一番ほしいと思ったのは、「ちくま文庫・学芸文庫」「河出文庫」の

解説目録でありまして、どちらも2016年版とあります。大きな書店でありましたら、

どうぞ自由にお取り下さいという感じで積んであるのでしょうが、ここの本屋は、

書棚に普通の文庫と同じように二冊ほどがささっていまして、これだけをかばんにで

もいれたものなら、なんやら万引きでもしているように見えることでありまして、

これはなにか買わなくてはでありますが、積極的にほしいものがなく、大苦戦。

 結局はいまだ購入していなかった次の岩波新書とあわせて文庫解説目録をレジに

もっていき、入手をはたしました。

言葉と歩く日記 (岩波新書)

言葉と歩く日記 (岩波新書)

 ちょっと気になる多和田葉子さんの「自分観察日記」とあります。さっそくなかを

ぱらぱら、当方の誕生日の記載は「読売文学賞授賞式」とあって、そのなかに「韓国

から来て日本映画を撮るヤン・ヨンヒさん」とありました。これは「かぞくのくに」

読売文学賞をもらった時のことですが、もちろんヤン・ヨンヒさんは、韓国から

来た映画監督ではありませんですね。

2016-06-28 ラインはじめました

 この時期になりますと「冷やし中華はじめました」というはり紙が目に入るように

なります。暑くなりましたら、熱いラーメンよりも、冷たい中華をいただきたくなり

ます。

 本日は、それにならって(?)というわけではないですが、「ラインはじめました」

であります。「ライン」というのは、本日一番の景気よい話題を提供した会社のSNS

なります。

 ヤフーニュースによりますと、次のようにありました。

「無料対話アプリLINE(ライン)』を手掛けるLINE東京)は28日、7月15日の東証

上場を控え、発行価格の仮条件を発表した。1株当たり2700〜3200円(想定価格2800円)

で、想定の上限で決まれば、時価総額は最大約6700億円となり、今年最大の新規株式

公開となる。(時事通信) 」

 少年事件などが話題になるときに、そのグループ内でのラインのやりとりが公開さ

れたりして、ラインというのが犯罪を誘発したようにもいわれましたが、もちろん、

これはツールでありますから、この仕組み自体に問題はありません。(そういえば、

以前にWinny 事件というのがあって、これは最高裁までいったのでした。)

 当方がラインをやってみようと思ったのは、家人がお仲間たちと連絡をとりあうため

に、これをつかってみてはと提案をするためでありました。これまでの携帯電話から

スマホなどをもつ方が増えたことから、これを試してみることにしたわけです。

 これを使ってみて感じるのは、実につかいやすく、話がはやいということでありま

すね。当方は、パソコンが好きで、キーボードでちょっと文字数の多い文章をうった

りする癖がありますが、大半はそんなことはなくて、とくにスマホでの文字入力の

しにくさを考えると、写真が貼れて、簡単な文字とたくさんの絵文字などが用意され

ている仕組みは、文字がいっぱいのものよりも、やっていて楽しいようです。

2016-06-27 ちくま 7月号到着 2

 「ちくま」に連載のもので楽しみにしているのは斎藤美奈子さんの「世の中ラボ」

でありますが、今月は「『リベラルはどこがダメか』を検証する」であります。

 文章には、次のようにありです。

野党、時に左派リベラル陣営の戦い方に、じつをいうと、私はだいぶ前からウンザ

リしているのである。・・・ということで、参院選直前緊急企画、『左派リベラル

苦言を呈する本』を読んでみた。」

 苦言を呈する本としてあがっているのは、次の三冊であります。

 どの一冊も当方は手にしたことがないのですが、斎藤さんの文章を見る限り、これ

らの内容は相当に辛辣であるようです。ヘイトな人々からの批判ではなく、このよう

批判に対してどのように対応するかが、切実な問題となっていますね。

 「ちくま」巻末の7月新刊案内を見ていましたら、目についた本についてです。

 まだリンクを貼ることはできないようですが、7月出る本に次のものがありました。

 鬼海弘雄   「靴底の減りかた」

おかしな男 渥美清 (ちくま文庫)

おかしな男 渥美清 (ちくま文庫)

 これまで新潮文庫にはいっていたものが、ちくま文庫から復刊です。小林さんの

コラムとかこの手の本は、ちくま文庫が一番よろしいと思うのですが、かってでて

いた「コラム集」を、そろそろ復刊してもいいのではないでしょうか。