本はねころんで

2016-07-24 山ブームかな

 山ガール出現といわれて、かなり時間がたっていますが、女性たちに支持される活

動は、息がながいことであります。

 このところはTVを見ていても毎日のように百名山トレッキングについての番組

が放送されています。それだけ関心が強いということでしょうね。

 日本の百名山すべてを人力で踏破する番組には驚きました。毎日のように何十キロ

も歩き、目的の山に登り、海はカヌーで渡るという挑戦は、とても人間わざとは思え

ませんでした。この試みが成功したこともあって、その翌年にはさらにあわせて二百

名山となる山々を人力踏破し、このなかには比較的容易に登ることのできる山もある

せいで、挑戦する方が山頂に到達するとき、そこで大勢の登山者が出迎えるというこ

とが多くありました。登山というのがスポーツショーのようにも思えたことです。

 まあ、そういう登山というのもありなのでしょう。

 百名山の仕掛け人である深田久弥さんの本を見ますと、古くから人里から見えると

ころにある山は、江戸時代には登山者がいたとあります。こうした山は信仰の対象と

なっていることが多く、修行僧たちが山頂附近にほこらをもうけたり、仏像を安置し

たとあります。それにしても、江戸時代の人たちは、たいした装備もなしなのでしょ

うから、たいへんな苦労をして登山したと思われます。

 こうした登山が近代的なものにかわっていくのは、明治期にはいってから、まずは

外国人たちが挑戦し、それから20年くらい遅れて日本人 小島烏水が登場します。

 本日は、小島烏水「日本アルプス」を手にしていました。

日本アルプス―山岳紀行文集 (岩波文庫)

日本アルプス―山岳紀行文集 (岩波文庫)

 この本の冒頭に置かれているのは「鑓ヶ嶽探検記」であります。

 明治30年くらいに鑓ヶ嶽に登山してみようと計画するのですが、そのことを知った

父親から叱責を受けたと記しています。

「さてもさても心なき男にて侍るかな、一家嫡子にして、老いたる親を戴き、幼き

弟ども多く控へて、軽からぬ責めある身にてありながら、何を好みてさるところへは

赴きたまふ、郷にしてもし、土地の測量、地質の調査、植物の採集なんどが、その職

ならば父もえこそは止めじ、よしや屍を深山に横たふとも、その身の義務とならば我

いかでかこれを悪しとはいはむ、されどおん身は、日常の職業を他に有するにあらず

や、若気の至りとはいひながら、世の常ならぬ好奇に駆られて、さる深山に足踏み入

れむとは、心なしとやいはむ、軽重本末を弁へぬ沙汰とやいはむ、まかりならぬこと

なり。」

 いまでも、登山にはリスクがついているわけですが、明治期には登山という行為自

体が認知されていないのですから、「軽重本末を弁へぬ沙汰」といわれて当然であり

ましょう。

2016-07-23 「本の雑誌」 8月号

 今月の「本の雑誌」は特大号となります。いつもより増ページで値段も高くなって

います。特集は「さようなら。吉野朔実」であります。

本の雑誌398号

本の雑誌398号

 吉野朔実さんは、「本の雑誌」に25年間も連載ページをもっておられた方で、4月

20日に急逝されました。そういうことで、今月号に追悼の意味もこめての特集となっ

たわけです。 

 表紙を開きますとカラーグラビア8ページで、これが吉野朔実さんの絵仕事を紹介

していまして、題して「ブーケの時代」。せっかくなのでありますが、当方はコミッ

クにまったく弱くて、吉野朔実さんについても「本の雑誌」に連載していることで、

名前を目にしたことがあるなくらいの認識であります。

 ああそれなのに、どうしてこんな力のはいった特集になるのだろう。この特集

見ても、なかなか、そのすごさは伝わってこなくて、やはりこれは彼女の作品を見て

みるしかないのであるかな。 しかし、そういう日はくるだろうか。

2016-07-22 手にしている本

 このところ小説などがあまり読めていなくて、手にしている本(?)といえば、大

相撲の本場所中ということもあって「全相撲人写真名鑑」が一番であります。ほとん

十両までの取り組みしか見ないのでありますから、幕下以下でありましたら、顔と

名前が一致する力士はあまりいないことです。先日に知って、本日のTVをみて応援

していたのは、めでたく本日に幕下で優勝をきめた竜勢という力士ですが、この方が

所属するのは鏡山部屋で、所属力士親方の息子である竜勢さんと、いま幕下でとっ

ている鏡桜さんのお二人。鏡山といえば、当方にはかっての横綱柏戸がおこした部屋

ということになりますが、現在は一番のミニ部屋で、鏡桜さんは先場所中に子ども

んが生まれたと喜んでいたのですが、怪我で負け越してしまい幕下へ落ちるという不

運。そして今場所も苦戦しています。

 その零細個人商店のような相撲部屋にとって、ながらく芽が出なかった親方の息子

が優勝したというのは、起死回生になるでありましょうか。大学相撲での実績を引っ

さげて角界入りし、スピード出世する力士がいる一方で、親方の息子であっても入門

13年でやっと注目を浴びることになる方もいるのですね。

 あと手にすることが多いのは「バラ大図鑑」でありまして、これは、今年の一番花

が終わりを迎えることになり、さて次はどんな花を仲間に引き入れようかということ

を検討するための参考書であります。

 小説はといえば、いま頃になってですがブッツァーティの「クマ王国の物語」を

読んでいます。岩波少年文庫「古森のひみつ」に続いて、ブッツァーティの小説です

が、こちらのほうはブッツァーティの挿絵も楽しむことができます。そういえば、

今読んでいるのは福音館文庫のものですが、これの元版もどこかにあるのですが。

2016-07-21 本日はヤフオクで

 ここのところしばらくあちこちチェックしていた本を、結局はヤフオクで確保する

こととなりました。

 この本は、ひと月ちょっと前にヤフオクにでていることを発見して入札しようと

思っていて、入札締め切り時間を間違って、札をいれることができなかったものです。

それから、定期的に確認をしていましたが、数日前にでていることを発見。今回は

誤ることがないようにと、手帖に締め切り時間をメモして、いつもであれば締め切り

時間の5分前くらいに札をいれるのでありますが、本日は2時間近くも前に札を入れて

締め切りとなるのを待ちました。

 とりあえず、最低価格での入札を目指して様子をみていたのですが、終了時間の

15分前くらいに、どなたかがはいってきて、逆転されることになり、これじゃいかん

と増額してのぞみましたら、なんとか無事に落札することができました。

 ひと月前の落札金額は千円であったようですので、今回はそれよりも安価での落札

となりました。どうやら本文には線が引かれていて、なかには赤でひかれているとい

うのが、安価の理由であるようです。まあ、この値段であればしょうがないですね。

 30年以上も前に文庫本(全三巻)で購入して、いつか読むだろうと思っていたので

すが、その機会はなく、そのうちに入手困難となって、友人が是非読んでみたいとの

ことになったので、プレゼントしてしまいました。やっと読んでみようということに

なったものですから、再度の確保を試みたというわけです。

 文庫本全三冊のうち、二冊は比較的安価で入手できたのですが、最後の三冊目は

足許を見るかのような価格となっていまして、その価格をみるたびに、絶対にこの値

段では買わないぞと思うのでした。

 今回落札したのは、その文庫本の元版で、たぶん来週早々には手元に届くことであ

りましょう。今回の元版は、あちこちに線が引かれていて、鉛筆のものは消しました

とコメントにありました。線が引かれていても、当方の持っている文庫本のところで

ありましたら、そこまでは文庫本で読めばよろしでしょう。

 今回ヤフオク落札したのは、次のものです。

頼山陽とその時代 (1971年)

頼山陽とその時代 (1971年)

2016-07-20 でてきておひさま

 ここしばらく雨模様の日が続いておりまして、本日は午後からおひさんがでると

いう予報だったのですが、これは外れとなりました。何日太陽を見ていないでしょう

か。当然のように気温も低く、これで何日か連続最高気温は18度くらいでありまして、

日本の最高気温の半分くらいでありますからして、暑さに負けそうな人は、この地に

来なさいでありますが、寒くて風邪をひいても困るかな。

 当地の学校の夏休みは全国平均よりも日数が少なく、今週末からとなりますが、

関西のほうからは、明日から夏休みに入りますと連絡がありました。暑くし学校には

冷房もないからね。

 関西から小さな客人たちが来ていたときに、30数年前に購入してあった絵本などを

とりだしてきて、読み聞かせなどをしておりました。子どもに一番人気があったのは、

ぐりとぐら」でありまして、このシリーズが誕生して50年になるのだそうですが、

そろそろ三代にわたって、こどもの頃に手にした絵本ということになりますね。

 昔に買った絵本の中に「でてきておひさま」(普及版こどものとも)がありました。

このお話は「スロバキア民話」だそうですが、「おひさまが みっかもでてこなく

ひがささないので ひよこたちは つまらない」ということから、話ははじまって、

おひさまが再び顔を現すまでですが、おひさんがでなくてつまらないのは、ひよこ

たちだけではありません。

でてきておひさま―スロバキア民話

でてきておひさま―スロバキア民話