本はねころんで

2017-04-24 天気晴朗 気温6.5度

 本日はお天気がよろしで、おひさんがでていてあたたかく感じたのでありますが、

気温はそんなにあがらず最高気温は6.5度であったとのこと。まあおひさんがでていた

ので、その間は寒くはありませんでした。

 昨日から引き続きで富岡多恵子さんの短編を読んでおりました。

芻狗 (1980年)

芻狗 (1980年)

 富岡さんの小説は、何作か購入していて読んでいないのですが、この作品について

はまったく承知していませんでした。この作品集を購入してから「当世凡人伝」の

すぐあとくらいにでたものと知りました。収録の作品が書かれたのは1978年から80年

にかけてのものですから、当方はどのような作品を読んでいたのだろうか。

子どもが生まれたばっかりの頃で、本は買ってもあんまり読むことができていなかっ

たかな。

 作者の富岡さんは40代半ば頃でありまして、充実した時代であったのでしょう。

この作品集のタイトル「芻狗(すうく)」は、ほとんど目にすることのない言葉で、

検索をかけてみましたら、「《老子》,《荘子》天運篇などに見える〈芻狗〉は快気

祈願や厄払いのために神前に供えるわら細工の犬のことで,周代から三国時代ころま

で行われたらしく,犠牲の代用品といえる。」とありました。

 作品集のタイトルになっている芻狗(すうく)」は、その後講談社文芸文庫に収録

されることになりましたので、富岡さんの代表的な小説作品の一つとなるのでしょう。

波うつ土地・芻狗 (講談社文芸文庫)

波うつ土地・芻狗 (講談社文芸文庫)

 そんなこんなことを思いながら読みますと、これがまことに不思議なものでありま

して、こういう作品は男性作家んは書けないよなと思いましたです。

「栄吉がなぜわたしの誘いを受けて警戒心もなくやってきたか、よくわからなかった

が、それを考えてみようとも思わなかった。わたしはただ、知らない他人、といって

も、好感をもった知らない若い男性が、簡単に自分の中へするりと入ってくる瞬間だ

けを楽しみにしていた。・・・栄吉のようにわたしと性行為をした若い男性が、それ

をしたことによって、なんらかのいやな思い、感じの悪い思いをもつことをどこかで

期待してはいた。よくも知りもしないかなり年のいった女が誘ってきて、金もださず

恋愛でもないのに性行為をした、ということで若い男性の中に得体の知れぬ小さな

暗い空間が生じて残るのを、わたしはひそかに期待した。ところが、栄吉は、そうい

う期待にまったくこたえぬようなところがあった。それが、思いがけずわたしの自虐

的なよろこびを誘った。」

 主人公は「かなり年のいった女」でありますが、同じ相手とは二度はしないという

ことで、次から次へと手当たり次第に対象を求めるのですが、好感をもってはいるも

のの恋愛感情というようなややこしいことにはならず、ひたすら「ひたすらするりと

入ってくる瞬間」を楽しみにです。

 なんともはや実験的な生き方であることで、こういう主人公のなかに、自分を見出

すことはできるでしょうかな。

2017-04-23 大型連休前に

 例年よりもすこし気温が低く推移して、日当たりのよいところにあるムラサキツツジ

の木も、いくつか花を開いたのみで、あとは足踏み状態です。

大型連休の前には、いつもすこし気温があがって、行楽気分が盛りあがるのであります

が、今年はちょっと寒いので、連休に桜見物は無理でありましょうか。

とはいっても、暦の上では来週には5月にはいりますので、それにあわせてミニ鯉のぼ

りをたてることに。

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 本日は、このように青空がひろがった時間もあったのですが、これで最高気温は9度

というのですから、ちょっと残念なこと。

それでも地植えのバラにかけていた風除けの袋をとりはずすことにしました。袋の中で

たくさん芽をつけているものは問題なしですが、ほとんど芽がでていなくて、切り詰め

るとなくなってしまいそうなものもあって、これからも当分は心配が続きそうです。

 部屋の中で管理しているバラにはすでにつぼみのでているものもありですが、昨年に

挿し木したバラ苗には、新しい葉がでているものもあって、よく見ましたらそこにアブ

ラムシが動いていました。新しい葉にアブラムシがつくというのが自然の摂理でありま

す。

 本日は、ここまでのところまったく本は読めていなくて、このあと読み継いでいる

里見とん安城家の兄弟」(やっと中巻に入りました。)を読むことにしましょう。

その前に、昨日にブックオフで買ってきた富岡多恵子さんの短篇集の一篇を読んでみる

ことにしようかな。

芻狗 (1980年)

芻狗 (1980年)

2017-04-22 ひどく寒い

 昨晩からの雨が雪にかわるかもしれないという予報でありましたが、なんとか雪と

はならずにすみました。それにしても寒いことでありまして、ほぼ終日ストーブをつ

けて生活することになりました。

 すこし元気がないことでありまして、こうした時には、外出してブックオフにでも

いくにかぎります。

 そういえば、先日に見たTV「家についていっても」という番組に登場した溝の口

の熟女スナックのママさんの話が印象に残りました。最終電車がでていった後に、駅

周辺にいる方に声をかけ、タクシー代をだすので、自宅で話を聞かせてくださいとい

う主旨の番組です。このようにしてついていった人には、父親が有名人であるとか、

けっこうお金持ちの家に生まれたとかいう人がいて、自宅には、本などがならんで

いたりして、それに眼を奪われたりしました。

 昨日のスナックママさんのところにも、本がすこしならんでいたのですが、彼女

いわく好きな作家は山田詠美さんで、編集者見城徹さんが好きなので、幻冬舎の本を

フォローしているといっていました。これはよくわかっていらっしゃると印象に残っ

たわけであります。

 このママさんは、若い時から水商売一筋で、若い頃には銀座六本木で働いていた

とのことでありますので、客としてきていた見城さんなどのこともご存知であるのか

なと思って話を聞いていました。

 見城さんは、このような人を読者として想定しての本づくりをしているのだなと思

いましたが、そのなかではレベルの高いほうの方になるのでありましょう。なかなか

他の編集者さんでは、TVでこういう話を聞くことはできないですね。

 そんなこんなことを思いながら、ブックオフへといって、なにかめぼしいものはない

だろうかと物色していましたが、本日に手にしたもので一番は、高額な写真集が安く

なっていたものとなります。(ちなみに定価の1割ほどでした。)

職 1991~1995―WORK

職 1991~1995―WORK

 これはほしいなと思ったのですが、こんな大きな本をどうするのであるかと、珍しく

自制が働きました。昨日の「まちライブラリー」にならべたらぴったりの一冊でありま

して、そこに寄贈するために買ってもよかったかな。

2017-04-21 葬儀のあとには

 本日はお天気よろしでありましたが、隣町である葬儀に参列するため朝早くにでか

けました。出棺を見送ったあとには、同級生の男ども何人かでファミレスランチとな

りました。次は、違った形で会うことにしましょうといって、別れたのですが、その

なかの一人が、このまちに昨年末オープンした「まちライブラリー」へと案内すると

いってくれました。この施設がオープンしたことは報道で承知していましたが、これ

まで行く機会がありませんでしたので、喜んでついていきました。

「『本』を通して『人』と出会う まちの図書館」というのが「まちライブラリ」の

キャッチフレーズです。どうやら人々からの寄贈を受けた本を中心に蔵書を形成する

もののようで、まだできて4ヶ月ほどですから、あちこちに本の受け入れるスペースが

あるように見受けられました。

 当方もどこかの段階で(家族からはできるだけ早くにと)、本の整理をしなくては

いけないのですが、最近の情勢では処分するといってもお金をつけなくては引き取って

もらえそうもなく、そうしますとこういうところに筋の良い物を持ち込むのも、一つの

方法かと思い、ライブラリーを見ていました。

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 「まちライブラリー」の最初は大阪であるらしで、大阪の人から送ってもらった

ちょっとこだわりの本というのが、まとめてならんでいました。

どうしてこんな本が、ここに流れ着いたのかと思わせるものもあって、椰子の実ならぬ

漂流文庫というのもよろしでありますね。

2017-04-20 訃報あり

 長谷川四郎さんの山猫忌であるなと思っておりましたら、高校同級の女性が亡くなっ

たとの連絡がありました。当方の高校クラスは不思議にチームワークがよろしくて、

毎年有志による集まりを行い、四年に一度オリンピックの年にはクラス会を開催する

のがならいとなっていました。亡くなった同級生は、女性のクラス会幹事、昨年は

4月からクラス会旅行の打ち合わせがはじまりまして、その時に、病気になってしまっ

たので、打ち合わせには参加するけど9月のクラス会は体調が悪ければ欠席ねといわれ

ていました。幸いなことにクラス会には元気に参加されて、メンバー皆して安心した

のでありました。

 それから半年ほどで急変して亡くなったとのこと、まったく不意をつかれたように

驚きました。

 本日は友引でありますので、葬儀は明日となりました。明日は元気をだして葬儀に

顔を出さなくてはいけませんです。