本はねころんで

2018-05-27 「ちくま」6月号から

 「ちくま」6月号が届いていました。このところ「ちくま」は掲載されている文章か

ら刺激されることが少なくて、どうしたのかなと首をかしげることです。編集してい

る人と、あわないからかな。

 そんな風に思いながら、なにかここで使える材料はないかと、ページをめくってい

ましたら、連載の「夫婦ってなんだ」で目がとまりました。この連載は10回目になっ

ているのですが、これまでほとんど読んだことがありませんでした。

 書いているのはトミヤマユキコさんという女性。1979年生まれとありましたので、

当方の子どもと同じ世代です。

 今回の話題は、「夫婦2.0の歩きかた」とあります。「夫婦2.0」ってそもそもなん

のことであるのかですね。検索をかけたら「働くママ&パパに役立つノウハウ情報

サイト日経DUAL」というのがヒットしたのですが、このあたりが発信元なんでしょう

か。

 トミヤマさんが取り上げているのは、40歳になるかならないかのご夫婦のことな

ようで、今回は、夫婦のネットとSNS事情についてです。

 はじめのところで「夫婦共用パソコン」のことが話題になっています。当方の世代

であれば、夫婦共用パソコンは普通でありまして、夫婦で一つのメールアドレスを利

用なんてのは、珍しくないのですが、夫婦2.0世代で、共用パソコンでありますか。

「バレていないと思ってエロサイトをブックマークしているお父さん(情弱)を見て

見ぬフリするお母さんと子どもの話を聞いたことがあるし、夫婦とインターネット

より合わせるとロクなことにならない。なので、多少費用はかさんだとしてもそこは

分離しておいた方が、家庭の平和のためである。

 夫婦だって、突き詰めれば他人。何でも共有できるわけじゃないし、共有できない

からって夫婦としておかしいわけじゃない。むしろ、夫婦だからってなんでもかんで

も共有しようとする方が危ない。」

 すこし省略をしての引用でありますが、40歳くらいの夫婦でありますから、子ども

は小学生くらいでありましょうか。お父さんは「情弱」とありますので、あまりパソ

コンなどに強くないのでありましょうね。

 インターネットは日本のエロ事情を革命的に変えたのでありまして、それは男性だ

けではなく、女性にとってもそうでありますでしょうから、この愉しみを享受しよう

としましたら、それぞれが自分のパソコンを持つべきでありましょうね。

 「多少費用はかさむ」といっても、この時代でありましたら、ほんと安いもので

あります。これを書いているのは女性でありますが、当方の世代では夫婦で、夫より

もパソコンに詳しい妻というのは、ほとんどいなかったように思いますが、40歳くら

いの夫婦でありましたら、情弱夫に、ハイテク妻なんて組み合わせも珍しくなさそう

です。

 エロ世界へのアクセスは、情弱夫のパソコンスキルを飛躍的に向上させるでありま

しょうか。

2018-05-26 猫好きが多いか

 昨日のブックオフでは稲葉真弓さんの文庫本を一冊入手です。気になる作家さんで

すが、現存の間には縁がなくて、亡くなったことをきっかけで読んでみたくなりまし

た。図書館から小説を借りたのですが、ほとんど読むことができずで、返却したこと

がありました。

 文庫が安価で見つかりましたら購入して、まずは手もとにおくことにしています。

昨日に見つかったのは、「ミーのいない朝」というものでした。

ミーのいない朝 (河出文庫)

ミーのいない朝 (河出文庫)

 猫好きな人は、本を読むのも好きなのでしょうか。この「ミーのいない朝」という

作品は、河出文庫「猫になりたいフェア」の一冊でありまして、このフェアでは、こ

れのほか、「深夜のネコ」とか「タマや」、「愛別外猫雑記」なんていう本が入って

いました。

 この「ミーのいない朝」というのは、ペットに先立たれた作者が、在りし日を回想

するものですが、「父が死んだ時も、夫と別れた時も、私はこんなに泣きはしな

かった。」とあります。正直な感想でありましょう。愛するペットは、家族以上の存

在になるのでありますよ。

 そんなことを思って、本日に美術展を見物にいきましたら、そこに貼られていた

ひろしま美術館のポスターが目に入りました。

そこには「ねこがいっぱい ねこアート展  エジプトのねこから浮世絵、フジタの

ねこまで」とあるのですが、ポスターに取り上げられているのは、長谷川潾二郎さん

の有名な「猫」の絵でした。

 この「片方のひげが描かれていない猫」の絵は、洲之内徹さんが売らずに手もとに

おいてあったもので、宮城県立美術館の洲之内コレクションで見られるのですが、

このポスターにあるように、しばらくはひろしまへと貸し出されているようでありま

す。この絵を目当てに、仙台を訪ねた猫好きの方は、残念なことになりますね。

2018-05-25 10%オフのはずが

 本日の午前は家人を送るという役割がありまして、それにあわせて本屋めぐりであ

りました。行きつけの新刊本屋をのぞいて、なにかないかとチェックをしたのですが、

これは残念でありました。

 ということで、次はブックオフへと移動です。5月連休のブックオフのセールの時に

5月中であれば使うことができる10%オフの券をもらっていて、本日はそれを使って

なにか買うことはできぬかと思っていったのです。

 いつもブックオフでは、予算はワンコインなのですが、本日は10%オフを利用す

るつもりですので、いつもの倍 ツーコインに設定であります。

 これまでは手を伸ばさなかった一番高いところにある洲之内徹さんの本に背伸びし

て手に取りました。

芸術随想 しゃれのめす

芸術随想 しゃれのめす

 洲之内徹さんの「気まぐれ美術館」にまとまったもの以外に著作がどのくらいある

のかわかりませんが、容易に入手することができるのは、世界文化社からでている

芸術随想と頭に冠している「おいてけぼり」と「しゃれのめす」の二冊かと思います。

ずいぶん前に「おいてけぼり」は購入していましたので、「しゃれのめす」を購入する

のに時間がかかったかといえば、それはよく読めていないからでありますね。とにかく

買ったら、それで満足してしまって、読まずに積んでしまうというのがいけませんです

ね。

芸術随想 おいてけぼり

芸術随想 おいてけぼり

 この二冊は、「気まぐれ美術館」に収録のものよりも文章が短いので、それだけ読み

やすくなっています。「気まぐれ美術館」は、しばらくは文庫本ではでそうもありま

せんので、洲之内さんの新しい読者を増やすためには、この二冊などをどこかで文庫化

してくれればよろしいのに。

 本日の「おいてけぼり」は、ほぼツーコインの値付けで、108円の文庫本二冊買って

10%オフの券を使えば、ほぼ予算通りと思い、財布のなかに入れてあったオフ券を

取り出そうとしましたら、あら、どこにいったろうかです。免許証入れにいれたか、

それとも手帳にはさんだか、それともスマホケースかと、あちこち探してみましたが、

でてきません。これはあてが外れたのですが、本日はすこしたまっていたポイントを

使いまして、予算のツーコイン内におさめることとしました。

2018-05-24 なんとか週末に

 働き方改革が話題になっていた時に、週休7日なんていいですかといった議員さんが

いましたが、週休7日で生活ができるのであれば、それっていいよね。その昔の高等遊

民といわれた人たちは、ほとんど週休7日でありますからして。

 現実は週休7日からはるかに遠くでありまして、パートをかけもちしながら、休みな

く働いている非正規雇用の人が増えているというのも現実であります。

 当方は、たいしてきつい仕事をしているわけではないのですが、明日からは週末で

お休みになるのがうれしいことです。

 ここ二年ほどは、大相撲本場所期間中は、自宅にいて13時からはじまるBSでの中

継を見物するのが楽しみでありましたが、ひいきの力士が怪我のために長く戦線を離

脱し、そのせいか相撲熱がだいぶん下がっているところに、生活のリズムがかわって

しまって、今場所は、ほとんどTV中継を見ることもできずであります。

 最近はネットでも大相撲の中継があるということで、これを外出先でも見られるよ

うにしようと、ちょっと古いパソコンをいじっているのですが、これがなかなか思う

ようにならなくて、頭をひねることであります。

 Windows10アップデートを重ねているうちに、なんとかアップデートには成功する

ものの、ほとんど動かなくなったパソコンは、やはりLinuxで再生させるしかないか

な。そんなことを思いながら、昨晩にはLinuxの一つをダウンロードしてみました。

 しばらくは頭の体操でありますね。

2018-05-23 時間が足りないか

 今月に入ってから野暮用にでる日数が増えたせいもありまして、自分の自由となる

時間がどんと少なくなっています。眠る時間とか、庭の見回りにでる時間はあまり

変わらないようにしていますので、そうなりますと、減りますのは本を手にしている

時間でしょうか。

 このところは、バラがつぼみをつける時期となっていまして、それにあわせるよう

アブラムシが発生で、朝起きて外にでましたら、アブラムシ退治に一時間はあっと

いうまに経過です。それでいて全部は見回りできないのですから。とにかく薬剤を

使わずに退治をするとしたら、指でひねりつぶすしかありません。手袋をしていたら

相手が微細なだけにつかむこともできずで、なかなかむずかしいことです。

 そんなことは、まるで本が読めていないことの言い訳になるのかですね。

 何冊かの本を、あれこれつまみ読みしているのですが、一番読もうと思っている

辻邦生さんの「西行花伝」にブレーキがかかっていて、なかなかページがかせげて

いません。いまのところ250ページくらいですから、まだまだ先は長い。

 あとは、図書館から借りている細見和之さんの「投壜通信詩人たち」であります

ね。思ったよりも読むことができるのではないかという感触を得ているのですが、こ

れは、斜め読みであっても、ページをめくっていかなくては。

 ぱらぱらとページをめくっていたら、このような記述がありです。

「結論的にいうと、エリオットの反ユダヤ主義はじつにステロタイプで表層的である。

ユダヤ人』ということで彼が具体的にイメージできた人物がどれだけいたかもじつ

は怪しい。しかし、偏見とか差別とかは元来そういうものなのである。むしろ、そう

いう典型T・S・エリオットであって、だからこそ彼の反ユダヤ主義にはきちんと目

を向けておく必要があるのだ。」

 これのすこし前には、日本ではT・S・エリオット反ユダヤ主義のことは、ほとんど

言及されることがないとありました。当方も、初めてそのことを知りました。