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2013年04月10日

 『エネルギー』   黒木亮 著

エネルギー(上) (講談社文庫)

エネルギー(上) (講談社文庫)

エネルギー(中) (講談社文庫)

エネルギー(中) (講談社文庫)

エネルギー(下) (講談社文庫)

エネルギー(下) (講談社文庫)


【所感】

・その名の通り、日本のエネルギー源(石油)の調達に奔走する商社マンを中心に、エネルギー業界でもがくエリート達のお話

・時代は、1997年から2007年、舞台は、イラクサハリンシンガポールを軸に、日本欧州ロシアあたりまで。

商社マンになりたい学生さんとか、電力会社にお勤めの若手が、商社ってこの業界で何やってんだ、とか思ってる人がが読むと、良いのかも。

・やっぱ、エネルギー案件は、上流から下流まで、どこを切っても、動く金額がでかくて、案件が長い。コモディティの最たるものか。商社だと個人の知恵が、交渉かファイナンスでしか使えないから、そのどちらかに興味がある人はフィットする業界か。

・今だと、シェールガス、原発全期停止、メタンハイドレート、藻、地熱などなど、テーマが変わってきてるから、この話の続編とか書いてくれると読んでみたいところ。メタンハイドレートか藻か地熱が、すげー化けると面白そう。

日本はこれまで石油が無かったから、その利権が身近なイザコザの元になってこなかったけど、それが逆に良かったというか、今の日本っぽさを構成してる一つの要因な気もしてきた。すげー金持ちがいない、とか。