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2014年10月15日

 『日本のお金持ち研究』   橘木俊詔・森剛志 著


【所感】

国内高額納税者について、経済学者のお二方が分析を行ったもの。2005年の本だから、10年くらい前。この10年で日本お金持ち業界も変化がありそうで、いまいちタイムリーさには欠けるか。

・明確な問題意識があって、というよりも、暇つぶしに偶々読んでみた、のだけど、好みというか、潜在的な問題意識というか、ま、期待ハズレ。タイトルが一番、素敵だったかも。日本お金持ち業界を、無理に、経済学に引き寄せて、あーだこーだ、考えてみた、というのが、詰まらない原因か。7章の課税とか、どーでもええし。もっと面白い切り口あったろうに。

・2001年度で、年間納税額3000万円以上の人は、6000人ちょっと、だそうな。意外と少ない印象。東京都に2200人、神奈川県愛知県に500人ちょっとずつ、大阪府兵庫県に300人ちょっとずつ、埼玉県千葉県福岡県に200人ずつ、広島県北海道静岡県京都府に100人ずつ、あとどんぐりで、福井山梨滋賀鳥取島根徳島高知沖縄あたりが、その中でも少ないか。資産で、1億円以上もってる世帯が、数百万世帯というのを見たことがあるので、それよりは、遥かに小さい母数。ま、金持ちを、BSでみるかPLでみるか、というか、その定義は難しいところか。

職業的には、開業医企業経営者の数が多いらしい。法人格をもってる開業医とかオーナー企業経営者は、個人で3000万円も税金払うほど給与で出してるのは、ちょっと?な気もする。開業医で一番儲かってるのが、健康保険のきかない美容外科って、どないなってんねん、この世の中は。

   

【目次】

序章 「お金持ち」とはどんな人々か

1章 医療の需要と供給からみた医師

2章 弁護士という職業

3章 経営者お金持ちか

4章 日本上流階級

5章 お金持ちの資産形成

6章 お金持ちの日常生活

7章 高額所得者への課税

8章 結論