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2014年07月17日

 『都市計画の世界史』   日端康雄 著

都市計画の世界史 (講談社現代新書)

都市計画の世界史 (講談社現代新書)

 

【所感】

都市計画という分野のザックリとした世界的な歴史・流れを知りたかったので、量とか内容もちょうど良い感じ。

・戦争のための都市(の発展)、戦争のための国民国家(の成立)、似てる。

特に、その時代、その場所都市とか都市計画にあった背景がわかって良かった。

・初期の都市計画は、なんというか、ライフスタイルビジョンがあって、それを実現する手法表現する手法として、都市計画があった、都市計画ができた、みたいな感じで、カッコ良いというか、壮大というか、素敵な分野な印象。

・ま、更地に都市をつくるのと、すでにあるものを再開発するのとは、大きく違うよね。

・強大な権力があるときと、資本主義土地私有が認められてて、民主主義でみんなで決めよう、というのも、大きく違うよね。

人口減少に対応する都市計画都市計画というのかどうかも不明だけど)って、過去の人類史上、無かったのかも。

・これまでの都市化は、農業から工業への移動に伴うもの、とのこと。でも、ここ最近は、違う感じ。なんだろうか?

・結局、都市化は、農業を主とする生存産業効率化・生産性向上によって、生存産業従事者が少なくてすむ、ということか?

・つなり、消費を仕事とする人の増大が、消費に便利な都市に集う、みたいな。

・巨大都市とか、言語別になっていきそう。そのうち多言語な巨大都市もできるのかも。

・気になったところをみると、自分の関心は、都市計画よりも、都市化だったのかも。。。


   

【気になったところの引用

6章 近代都市計画制度の都市

   ・近代革命都市計画制度

   ・産業都市問題の発生と対応

   ・公衆衛生法と建築条例、住居法

   ・土地政策

   ・欧米先進国での都市計画法の成立

   ・日本での都市計画法の成立

   ・アメリカのゾーニング制の発展

   ・ゾーニング制の比較 − アメリカ日本

   ・日本地区計画とドイツのBプラン

   ・スラムクリアランスから都市更新

   ・市街地改善歴史的地区保全

   ・近代都市計画の理論と技術の発達

   ・多様性都市

  

7章 メトロポリス と メガロポリス

  

   ・ 都市爆発の時代

       ・農業革命、定住、集団生活、余剰食糧の保存

        → 人口増加

        → 食糧生産に従事しない集団の定住形態を確保し、分業が発達

        → 都市

       ・人口都市化の加速度的現象 1950年代以降

        → 都市人口比率 先進国 ほぼ80%台で頭打ち

       ・都市化のメカニズム

        都市での急速な工業立地集積による雇用機会の急増

        → 農村から都市への人口大移動

        → 工業化と都市化の相関

        → 都市の集積の利益 による更なる拡大

       ・2007年、日本三大都市圏居住人口は50%超え

  

   ・ 巨大都市の形成

       ・800万人以上の都市圏

          94年で、世界に22都市

          25には、32都市

       ・巨大都市の成立条件

           [彝ぁ河口、古代河川沿い = 水

          ◆(臣海嚢大な土地

           下水道人口に見合う火葬場や墓地が取れる

          ぁ ̄人◆交通の便

       ・社会工学技術進歩が、都市の成長拡大への制約条件を排除

 

   ・ 巨大都市圏の成長メカニズム

       ・3つの力  |羶汗 ◆―言僂利益  求心力と遠心力

  

   ・ 地球都市化の形態

       ・都市 vs 農村 の区別曖昧化 

       ・世界メガロポリス人口2500万人)

          アメリカ北東、北アメリカ五大湖日本東海道上海周辺都市群、

          北西ヨーロッパイングランド北イタリア、の7つ と

          リオ・サンパウロカリフォルニア の 2つ

       ・都市回廊の広大なネットワークがひとつの構造として、いくつもの

        大陸にわたって拡大し、ほとんど連続したといってもよい

        全世界的な一つの都市体系

  

   ・ 巨大都市都市問題都市政策

       ・住宅問題 過密・不衛生。貧困・差別住宅不足

       ・土地利用問題 スラム・スプロール・零細低度利用・緑地空き地不足

   

   ・ 巨大都市圏都市構造モデル

      大ロンドン計画 − 同心構造と対抗磁石構造

      ワシントン首都圏計画 − 放射構造

      パリ首都圏計画 − 線形構造

      ニューヨーク地方計画 − 文節構造

      東京首都圏 − 多核多心構造

  

   ・ 巨大都市圏の成長管理

      ・70年代から、巨大都市は、その国の国民経済にとって重要エンジン


  

【目次】

  1章 城壁都市

  2章 都市施設と都市住居

  3章 格子割の都市

  4章 バロックの都市

  5章 社会改良主義都市

  6章 近代都市計画制度の都市

  7章 メトロポリスメガロポリス