既に何度か読んでいるが、あらためて「火の鳥」の黎明編、未来編を読んだ。火の鳥は日本が生んだ不世出の天才漫画家「手塚治虫」がライフワークとして書き続けてきた、永遠の命を持つ火の鳥を中心にした、宇宙や輪廻転生をテーマとした作品群である。火の鳥は自らが永遠の命を持つ上、その血を飲んだ者も永遠の命(又は不老不死)を授かるという。そんな火の鳥に関わる人間の生き様や運命を通して、命とは何か、宇宙とは何かというテーマを輪廻転生という考えを絡めながら描いている。火の鳥は私が今回読んだ「黎明編」、「未来編」のほか、「エジプト編」「ギリシャ編」「ローマ編」「ヤマト編」「宇宙編」「鳳凰編」「復活編」「羽衣編」「望郷…