『ことり』(小川洋子)を読んでみようと思い立ったのは、辻山良雄氏の『365日のほん』に収められた紹介文を読んだのがきっかけでした。 【両親が残した一軒家で、ひっそりと暮らす二人の兄弟。兄には小鳥のさえずりがわかり、弟には唯一、兄の言葉が理解できた。全身で小さきものに耳を傾ける、どこか傷ついた人たち。それを見つめる著者の優しい目線…。世界の片隅は、こうした小さな明るさにより照らされている。】(再掲’25.12.22) 冒頭、「小鳥の小父さんが死んだ時、……」と始まります。そして、 身寄りがなかったので、必要な定められた仕事をする人たちが入れ替わりやって来ました。警察官だけではなく、同じ地域に暮ら…