どうしても料理を沢山つくりすぎてしまう。 あいにく近所にお裾分けする間柄の人がおらず、いつも冷凍しておくか、何日も続けて食べることになる。 美味しく出来たからお裾分けというほど美味しい料理でもないけれど、一人暮らしの人やご老人の世帯などは喜んで貰えそうなのだが。 昔は近所に親戚も住んでおり、料理のお裾分けをあげたり貰ったりしたものだ。 料理上手の伯母のお裾分けは何時も楽しみだった。 貝柱と三つ葉と玉ねぎのかき揚げの天ぷら、具だくさんのちらし寿司には錦糸卵がたっぷり乗っている、味付けのコックリとした筑前煮にはうずらの卵も入っていたっけ。 伯母の料理は味付けも具材も思い切りゴージャスだった。 戦中…