学名:Apios americana
アピオス(アメリカホドイモ)
マメ科のつる性、多年草。
原産地:北アメリカ、北西部。
日本に自生しているホドイモに似ている。
葛の花に似た花を6月〜8月に咲かせるが種は作らない。
地下茎を伸ばし、節々に3cm前後のラグビーボール形状の小さな肥大部を作り、芋を形成する。芋の色は褐色。
芋にはカルシウム、鉄、ナトリウムなどのミネラル、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン群が含まれ、食物繊維も豊富。
昔、青森では娘さんが農家に嫁に行くとき、母親がこの芋を娘に持たせてやり、「この芋を庭の垣根のそばに植えておくように、そして妊娠、授乳と体力が衰えたようなときに、掘り出して食べるように」と教えたのだという。
現在は千葉県大多喜町、青森県、秋田県、長野県、高知県などで特産品として栽培されている。
蒸す、焼く、ゆでる、揚げるなど調理は自在。
皮の方が栄養価は高いので皮を剥かずに食すのがよい。
但し、食べ過ぎには注意。1日に〜3個が目安。
また、花はハーブ・ティーに。
関連語 :植物