【communitarianism】 「共同体主義」 20世紀後半のアメリカを中心に発展してきた共同体(コミュニティ)の価値を重んじる政治思想。 イギリスの社会学者ジェラード・デランティの整理によれば、共同体主義には、自由主義的共同体主義(リベラル・コミュニタリアニズム)、ラディカル多元主義、公民的共和主義、統治的共同体主義(ガヴァメンタル・コミュニタリアニズム)の四潮流があるという。
チャールズ・テイラー、アラスデア・マッキンタイア、マイケル・ウォルツァー、マイケル・サンデル、アミタイ・エツィオーニなど。
バーリン= 問題は消極的自由の説明です。 ポジティブ・ウェルフェア=参加型社会保障。 コミュニタリズム=文化的な共同体(国家、地域、家族など)の中で培われる価値観を重視。
これまで政治と経済について触れてきたが、そろそろ「倫政組」のためにも、倫理的分野のことも加味していこう。 「合意」に関連した思想家 リベラリズム・リバタニアリズム・コミュタリアニズム 「合意」に関連した思想家 ■「合意」に関連して、以下のような思想を展開したのは誰か。4択から選びなさい。 「人は、互いに合意に至ることを可能にするような理性をもっている。そのような理性を対等な立場が保障されて使用するならば、万人が同意することができるルールを発見できる」 ①アーレント ②ハーバーマス ③ホルクハイマー ④ロールズ 答えは②のハーバーマス。ドイツ・フランクフルト学派の第2世代の考え方だ。現在93歳、…
今日読んだ本: ホルヘ・ルイス・ボルヘス『記憶の図書館』 チャールズ・テイラー『自我の源泉』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ フロベール「私は自分の文章を急かすことを拒む」 ボルヘス「物事は間接的に語る時に最も強くなる」 バーナード・ショー (1856-1950) イギリスの脚本家、文学者。 ボルヘス「フロベールを読まないのは間違い」 ボルヘス「人が完璧を求めるのは、他のものを求めることが不可能だから」 テイラー「アイデンティティは複雑かつ多面的」 テイラー「自分とは何者であるかを私が明らかにする時、私の立場を明らかにすることによってである」 …
自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書) 作者:森村 進 講談社 Amazon タイトル通り、思想や哲学としてのリバタリアニズムの入門書。 本書の初版は2001年ともう20年以上前であるし、わたしが本書を最初に読んだのも学部生だったときだ。本書の書評やレビューはネットの内外にて既に大量に書かれているだろうから、この記事では本書の内容を要約するということはせず、先日に読み直したときにとくに印象に残った箇所……第4章「政府と社会と経済」で、共同体主義(コミュニタリアニズム)や共和主義などの「連帯感」を重視した発想に対して批判を行なっている箇所を主に紹介しておこう。 経済的不平…
年未詳 ノートルダム清心 栄養 問3 図1を見ると、単身世帯と2人以上の世帯では、家計における食料支出の比率が約23%とほぼ同じである。また図2を見ると、年齢が上昇すればするほど、外食費の比率と金額が低くなっていくことがわかる。(95字) 問4 図1の支出割合から食費を算出すると、単身世帯の食費は約3万7千円で、2人以上の世帯では約6万7千円である。つまり、2人以上の世帯における1人分の食費よりも、単身者の食費の方が高いということがわかる。また図2を見ると、30歳未満の外食費の比率が約44%と、最も高いことがわかる。これらのことから、単身世帯の多い30歳未満の世代は外食に依存することが多く、外…
読んだ本 アラスデア・マッキンタイア『依存的な理性的動物:ヒトにはなぜ徳が必要か』法政大学出版局 (2018) カント『道徳形而上学の基礎づけ』光文社古典新訳文庫 (2012) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『実力も運のうち』を書いたマイケル・サンデルはコミュニタリアニズムの陣営に属する。あと有名どころではチャールズ・テイラーも属する。そしてマッキンタイアもその陣営にいるとされる。 『美徳なき時代』は結局積読になってしまった。ひとまず共通善について考えてみたくな…
こないだ、北海道マラソンに出場した。僕にとってそこまでの遠出はかなり久々で、マラソン後には少しだけ観光する時間もあった。(結局ほとんどしなかったが)でも、僕は正直言って観光がそこまで好きじゃない。観光地をただ見るだけだとさほど楽しめない気がする。でもせっかく行くのに楽しめないのは勿体ない気もする。なので、旅に関する本を読もうと思った。「旅+哲学」のキーワードで探していたら、昔買った本書が引っ掛かったので再読することに。で、ほんとうは北海道に行くまでにブログを書き上げたかったのだが、間に合わなかったので、このタイミングで投稿。・全体を短めにした要約・各章ごとの短めの要約・感想・メモ(各章ごと詳し…
❝アジェンダ21(04)コロナウイルス偽旗NWO。2020.10.1❞ https://humansbefree.com/2020/10/un-agenda-2030-driving-force-behind-covid-19.html UN's Agenda 2030 is the Driving Force Behind COVID-19UN's Agenda 2030 is the Driving Force Behind COVID-19humansbefree.com アジェンダ2030コロナウイルス偽旗NWO 国連のアジェンダ 2030 は新型コロナウイルス感染症の原動力である H…
編者:広渡 清吾[ひろわたり・せいご](1945-) ドイツ法。〔終章,あとがき〕 編者:大西 楠テア[おおにし・なみ・てあ/OHNISH, Nami thea](1982-) ドイツ法。比較法。〔序章,あとがき〕 著者:佐藤 団[さとう・だん](1979-) 西洋法制史。〔第1章〕 著者:瀧川 裕英[たきかわ・ひろひで](1970-) 法哲学。〔第2章〕 著者:松前 もゆる[まつまえ・もゆる](1969-) 文化人類学。〔第3章〕 著者:小畑 郁[おばた・かおる](1959-) 国際法。〔第4章〕 著者:長谷川 貴陽史[はせがわ・きよし](1969-) 法社会学。 〔第5章〕 著者:福山 宏…
ロールズ正義論とその周辺―コミュニタリアニズム、共和主義、ポストモダニズム 作者:渡辺 幹雄 春秋社 Amazon マイケル・サンデルの『実力も運のうち』は案の定ベストセラーになって、この度は文庫版も出版された*1。しかし、『実力も運のうち』でなされていた議論についてわたしはかなり批判的だし、この本を読んで以来はサンデルやコミュニタリアニズム全体に対して疑問を抱くようになった*2。そのため昨年からの政治哲学の勉強の一環としてサンデルの『自由主義と正義の限界』を読んだうえで、『リベラル コミュニタリアン論争』も約一年前に読んだのだが、後者の本ではサンデルの議論の問題点が簡潔にまとめられていた記憶…
J・M・クッツェー『マイケル・K』岩波文庫 (2015) つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 自分がマイケルの立場に立ったらどう行動するか、ということを考えながら最後まで読み進めた。 マイケルはキャンプを拒絶した。キャンプにいれば労働を課されるが命の危機に晒されることはない。にもかかわらずマイケルは逃亡がバレれば撃ち殺されるというリスクを負ってでも逃走した。 しかし自由になったとはいえ、次に襲ってくるのは暴力ではなく飢えであった。 ところどころ昆虫を食べる描写が見受けら…
「1人を殺せば5人が助かる.あなたはその1人を殺すべきか?」正解のない究極の難問に挑み続ける,ハーバード大学の超人気哲学講義“JUSTICE”.経済危機から大災害にいたるまで,現代を覆う苦難の根底には,つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる.サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる,よりよい社会の姿とは――. アテナイに設けられたギュムナシオンには,アカデメイアとリュケイオンとキュノサルゲスの3つがあった.プラトン(Plato)が紀元前385年ごろに開いた学園アカデメイアは,アテネの北西郊外にて半神アカデモスを奉った.3つのギュムナシオンは,アリストテレス(Aristotle),そし…
" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">読んだ。 #観光客の哲学 増補版 #東浩紀 #ゲンロン叢書013 " data-en-clipboard="true">普遍的な正義や他人への寛容を信じるリベラリズム(左派)の人気がなくなってしまい、 個人的な自由、経済的な自由を重視する、動物的な欲求が軸となったリバタリアニズムと、 各地域の共同体による自治(各共同体の善)を重視するコミュニタリアニズムだけが大きな力を持ってしまった現代に、 代替の主義として、「観光客の哲学」を軸とした連帯=普段は小さなコミュニティーの中で生活しながら…
あなたがもし ! と来たら それを誰かに伝えてくれたら幸いです。誰でも無料で。 まず結論から言うと、 世界は心理学を悪用しているわずか1%にも満たない人々に支配されている。 じゃあ、99%の人々が心理学のベースである 全ては自己投影 を知れば 支配から脱却できる。 全ては自己投影 = 色即是空空即是色 = 悟りと言われている境地 13年遅れている日本の陰謀論 それを 口にする者は 陰謀論業界人ですら 居ない ということは?? 語ると命が危ない!! という 通貨発行権 が日本で陰謀論として マスごみメディアで盛んに取り上げられ始めたのはほんの数年前 およそ2020年頃。 しかし すでに2007年…
う。つかれた。 あとめちゃくちゃムカつくことがあった。ムカつく、というのも不思議な話だけれど。 自分に対してめちゃくちゃ失礼な態度をとってきた人間が「いいことあった😄」みたいな顔してると、腹が立つんだなあ。みつお。 しかし、考えてみれば不思議な話である。他人が嬉しく思うことが私にとって不快ということで、つまりは私は嫌いな人間が不幸であって欲しいと思っているのだろう。 でも不幸であっても嬉しい!とはならない。幸せであるとムカつくだけ。というとこの選好はマイナス方向にしか働かないshitな選好である。shitな外的選好である。 人は自ら不幸になろうとする方が全体として見れば少ないのだから、きっとな…
マルクス・『資本論』で書店を攻める | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba 内田樹さん*1、石川康宏さん*2に慰労会を開いていただきました。 「内田の元同僚(内田同様、神戸女学院大名誉教授)」石川氏が「反党分子」松竹と交遊するのは「彼の勝手」ですが、それならば「全国革新懇*3代表世話人」を辞めるべきではないのか。 過去1年に日本で出版されたマルクスと『資本論』に関する書籍を紹介している といいながらその書籍に対する説明がまるでないのが「何だかなあ」。 「単に1年間に出版された本を適当にセレクトしただけのやっつけ仕事か?」「そもそも本当に松竹が作っ…
* 本質と非本質をめぐる逆説 本書は東浩紀氏が2017年に公刊した『ゲンロン0 観光客の哲学』の増補版です。周知のように『存在論的、郵便的』(1998)で日本の現代思想シーンに大きなインパクトを与え『動物化するポストモダン』(2001)によりゼロ年代批評を切り開いた東氏は「ゲンロン」という会社の創業者としても知られています。 そのゲンロン創業10周年を記念して出版された『ゲンロン戦記』(2020)で詳しく語られているように2010年に創業されたゲンロンはもともとは「若手論客が集まる出版社」として構想されていました。ところが創業してから数年の間、同社は内外における様々なトラブルに見舞われ、当初の…
もしもう一度大学に入るなら? 哲学専攻で学びたい もし時間があるのであれば 哲学を学んでみるのはどうか? 基本: なぜ〜なのか? 日常で、なぜという問いを持つ ストックすることを心がける 現代の哲学を学び その中で過去の重要な哲学について学ぶ 凡人の疑問は過去の偉人が既に解決しているに違いない 現代の哲学の例は? リチャード・ローディー ダニエル・デネット サイモン・ブラックバーン デイヴィット・チャーマーズ ジョン・サール ジュリアン・バジーニ ジュレミー・スタンルーム ケヴィン・ケリー レイ・カールツワイル ピーター・シンガー ロバート・ノージック マイケル・サンデルマイケル・サンデル ロ…