トマス・ハリス

アレサンドロです。 https://www.amazon.co.jp より アカデミー賞作品賞を受賞した唯一のホラー映画「羊たちの沈黙」。第64回アカデミー賞で主要5部門（ビッグ・ファイブ）を受賞。2022年時点で主要5部門受賞を達成した最後の作品です。監督はジョナサン・デミでした。「羊たちの沈黙」は、1991年の公開のサイエンス・ホラー映画です。原作はトマス・ハリスの同名小説。 連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医との奇妙な交流を描いています。主演は、ジュディ・フォスター精神科医で殺人鬼のハンニバル・レクター博士はアンソニー・ホプキンスが演じ、…

最近続いてる70年代サスペンス佳作シリーズ。 僕の世代の映画好きには幻の一本として記憶されてるのが「ブラック・サンデー」（1977製作/日本未公開）。 テロを扱った映画だったからか、謎の過激派組織からの上映中止の脅迫状が原因で、公開が取り止めになったという曰く付きなんです。 面白い作品という噂だけが流れてきて、見たいなー、と思わせる一本でした。 結局、製作から大分経ってからビデオが発売されて見たんですが、噂通り面白い作品でした。 そんな幻の一本を、今回改めてレビューします。 (あらすじ) アラブテロ組織がアメリカで大規模テロを計画。その計画を知ったイスラエル情報部は、対テロ作戦のプロである主人…

羊たちの沈黙 (新潮文庫) 作者:トマス ハリス 新潮社 Amazon 自分の本棚にある小説家：トマス・ハリスの作品は、「レッド・ドラゴン」と「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」の３冊です。 そして、その中で一番面白いのが、この「羊たちの沈黙」です。 自分は【羊たちの沈黙】を読んだ数年後に、【レッド・ドラゴン】と【ハンニバル】を購入して読んでだのですが、 この２作は【羊たちの沈黙】と比較すると、何か物足りなさを感じます。では、この２作と【羊たちの沈黙】は何が違うのか？と、思いながら再読してみました。 この「羊たちの沈黙」は精神異常者や、快楽殺人者が登場して、異常な事件が起きるため「サスペンス小説」…

今日はこれを見ました。トマス・ハリス好きで、原作ももちろん読んでいます。ミステリを書きたいですね。レッド・ドラゴン (吹替版)発売日: 2013/11/26メディア: Prime Video

こんにちはこんばんは 9月に読んだ本の簡単なご紹介と、今読んでる本を記録しておきます ちなみに8月は旅行行ったり資格勉強をしたりで1冊も読み切れてないです💦

本業は精神科医。人の肉を喰らうシリルキラーでありながら、IQが高くて紳士的。映画『羊たちの沈黙』や『ハンニバル』に登場するハンニバル・レクター博士には、ファンを惹きつける強烈な魅力があります。 この記事では、映画『ハンニバル』シリーズを見る順番と時系列をご紹介。作品間でどのようなつながりがあるかも、解説します。 『ハンニバル』シリーズ、公開の順番と見る順番は?前作の『羊たちの沈黙』を見てなくても楽しめる? 時系列にそこまで意味はない？『ハンニバル』シリーズを「見る順番」は公開順でOK！ 前作の『羊たちの沈黙』を見てなくても、続編『ハンニバル』を楽しめる? 映画『羊たちの沈黙』（1991年） 映…

※本ページはプロモーションが含まれています。 ドラマ『ハンニバル HANNIBAL』紹介記事 あらすじ キャスト 作品のおすすめポイント 海外や日本での作品の評価 作品のトリビア まとめ あらすじ 『ハンニバル HANNIBAL』は、トマス・ハリスの小説『レッド・ドラゴン』に基づき、アメリカのNBCで2013年から2015年にかけて放送されたサイコスリラードラマです。物語はFBIプロファイラーのウィル・グレアム（ヒュー・ダンシー）が、知能の高いシリアルキラーを追い詰めていく中で、著名な精神科医ハンニバル・レクター（マッツ・ミケルセン）に出会うところから始まります。 ウィルは、異常犯罪者の心理に…

前作『羊たちの沈黙』であまり描かれなかったレクター博士の恐ろしさを全編通してよく見せられる。 今作は原作とは異なる展開を迎える。 そのため原作の盛り上がりの場面は多々カットされてしまうが、原作を読んだ方も誰もまだ見たことない、矛盾もなく説得力のある展開を見届けることになる。 原作を読んだ方、『羊たちの沈黙』の続きを純粋に知りたい方、レクター博士の怪演を再び観たいという方などには観て損はない一作となっている。 原作は↓ ハンニバル（上）（新潮文庫） 作者:トマス・ハリス 新潮社 Amazon ハンニバル（下）（新潮文庫） 作者:トマス・ハリス 新潮社 Amazon

祝福すべき沈黙を、きみは何度も何度も自力でかちえなければならない。なぜなら、きみは人の苦難を見て、その苦難に駆り立てられるのだが、苦難は永劫に消えることはないからだ。きみを訪ねるつもりはまったくないよ、クラリス。きみがいてくれたほうが、この世はずっと興味深い。わたしにも同様の配慮を示すことを忘れないでくれ。 引用元:トマス･ハリス/高見浩（訳）『羊たちの沈黙（上下）合本版』（新潮文庫）Kindle版 p525 7月末から急に謎のエンジンがかかり、ハンニバル･レクターシリーズの再読を始める。このシリーズ、読みだしたら止まらないから… 【2024年8月に読んだ作品】 トマス･ハリス/高見浩（訳）『…

こんにちは！トマス・ハリスの「ブラック・サンデー」：1975年の作品だそうです。ざっくり50年前ですね。ハリスは知る人ぞ知るレクター博士の生みの親ですが、この作品は作者のデビュー作でもちろんレクター博士は出て来ません。このお話はパレスチナ・ゲリラの大規模大量殺人テロ計画のお話です。彼らは八万人の収容人数を誇る競技場で行われるアメリカン・フットボールの一大イベント、スーパー・ボウル当日、アメリカ大統領も観戦する予定の試合の最中に、大量のプラスチック爆弾を空から投下する計画を立てました。作戦の中心人物は3人。パレスチナ人二人とアメリカ人一人。リーダーはミュンヘンオリンピック村襲撃事件の首謀者ムハマ…

友人からでも、家族からでも、書評でも、課題図書でもない「オススメの本」を読んだことはありますか？ 現実と少し距離を置く“小説の世界”への入り口は、時に不意の方が新鮮で心踊りそう。東京・六本木の本屋「文喫 六本木」のブックディレクター・及川貴子さんにBRUDER読者をイメージした一冊を選んでもらいました。 「羊たちの沈黙」／トマス・ハリス 高見浩 訳 今回のテーマは、ハラハラドキドキのサスペンスです。『羊たちの沈黙』は、サスペンスやホラーに興味がなくてもタイトルは聞いたことがある、または青白い女性の口元にドクロを背負った蛾が止まっている映画ポスターを目にしたことがある、という方が多いのではないで…

もうすっかり猛暑期を越えた…… はずなのだが、依然として暑いので高校生時分の閑話でもしよう。 翌日、朝早くから出勤する映を見送ってから私も家を出た。午前七時の街は普段と変わらない様子で、慌ただしい一日の息吹がそこかしこに満ちている。高校へと延びている繁華街を一本通り過ぎて、ひと気のない道を行く。向かう先は有り触れた精神科…… とは到底言えない。精神科医は往々にして患者に対抗し得るような変人・奇人が多いものだが、私が世話になっている『精神病態医学研究所』も負けず劣らずの、一癖も二癖もある精神科だ。 スラックスのポケットに忍ばせた幾らかの金と保険証を掌で弄んでいると、自然と足が止まった。私の中の何…

こんばんは！エラリー・クイーンの「九尾の猫」：解説（早川書房新訳版、飯城勇三さん執筆）によるとトマス・ハリスの「羊たちの沈黙」（1988年）が火付け役となってブームを巻き起こしたサイコキラー物の先駆として評価されているそうです。「羊たちの沈黙」は私の原点ですので、いつか語れる日が来ればぜひ触れたいと思います。本作の初訳は1954年です。さすがにまだ私生まれていませんが、古さを感じさせない緊迫感に溢れた作品だったと思います。原題は、CAT OF MANY TAILS です。舞台はニューヨーク。主にマンハッタンです。マスコミが「猫」と名付けたシリアルキラー、どう見ても被害者は無作為に選ばれていて、…

はじめに 先日のある日のこと、たまたま寄ったブックオフにて、以前より気になっていた小説を発見しました。しかも100円で。 どこでその存在を知ったのかは覚えていないものの、認知して以来、アマゾンの欲しいものリストに突っ込み、頭の片隅に残っていた本。その名も『恐怖の誕生パーティ』。 恐怖の誕生パーティ (新潮文庫) 作者:ウィリアム カッツ 新潮社 Amazon これ幸いと即座に購入し、早速読み始めたところ、これがかなり面白かったです。王道のサスペンス小説であり、展開もオーソドックスながら、驚きの展開もある。翻訳の文章も読みやすく、一気に読んでしまいました。 夫の過去がすべて偽りだと判明し、疑心暗…

こんにちはこんばんは 7月に読んだ本の簡単なご紹介と、今読んでる本を記録しておきます

『羊たちの沈黙』：知的サスペンスの黄金標準 作品概要 トマス・ハリスによって1988年に発表された『羊たちの沈黙』は、サスペンス小説の歴史に大きな影響を与えた作品である。FBI研修生クラリス・スターリングが、連続殺人犯バッファロー・ビルの追跡に乗り出す物語は、読者を息詰まる展開で魅了し、後に映画化されて更なる名声を獲得した。 独特な登場人物像 本作の最大の魅力は、主要登場人物たちの複雑な心理描写にある。主人公クラリスは、若く野心的なFBI研修生でありながら、過去のトラウマに苦しむ脆弱な一面も持つ。一方、元精神科医で共食いの殺人鬼ハンニバル・レクターは、高い知性と洞察力を持ちながら、人間の闇の部…