仕事柄、外回りや他部署との折衝でオフィスを出る機会は少なくない。 そんな時、俺が密かに、しかし高い確率で自分に課しているルーティンがある。それは、事務所で帰りを待つ部下の女性陣に向けて、何かしらの「スイーツのお土産」を買って帰ることだ。 時には、少し背伸びをしたお洒落なケーキ屋の白い箱。時には、最新のトレンドを突いたコンビニの新作スイーツ。選ぶ基準は明快で、「普段、自分たちではわざわざ買いに行きにくいだろうな」と思う、少し特別感のあるものだ。 「部下をスイーツでご機嫌取りするなんて、短絡的で古い上司のやり方だ」 そう冷ややかに見る向きもあるかもしれない。確かに、短絡的な考え方だと言われればそれ…