先日、近所を散歩していると、道路脇の排水溝のところから見慣れない動物が顔をのぞかせていた。狐みたいな色の毛皮に、細長い体。あれは、イタチだろうか? そう思って息を殺し、余計な雑念を鎮め、その場所に近づく。僕の気配を感じ取ると、その生物はサッと姿を隠してしまった。だが、まだ諦めない。 身体をかがめ、さっきまで居た場所に顔を近づける。すると、そいつはまだそこにいた。潤んだ目で一瞬だけこっちを見ると、刹那、一目散に水路の奥へ駆けていった・・。 …いきなり何の話だ、という導入なのだが、実はイタチを見かけるまで、僕は散歩をしながら、答えの出ない仕事の不安を延々と考えていたという裏話がある。 そして今回の…