「野獣列車」の移民支援のボランティアに行った話の続き。 ここでは、メキシコから北を目指す移民たちがどんなリスクにさらされているのかを少し書いてみたいと思う。 ヘッドライトを照らしながら通過する野獣列車 列車にひかれ両足を失った移民 パトロナスの宿泊施設には、ベネズエラからやってきた親子(50代くらいの父親と30代前半の息子)がいた。 父親は両足の太ももから下をなくし車椅子に乗っていた。 施設の人に聞くと、彼は1ヶ月ほど前に列車にひかれて足を失ったらしい。 息子の方が、父親をトイレやシャワーに入れたりと介護を担っていた。 僕はこの親子と仲良くなりいろいろと話をした。 彼らはベネズエラ経済破綻にも…