中秋(旧暦8月15日、現行歴では下記日程を参照)の夜を照らす満月。*1
日本にはこの月を観賞する風習がある。→月見 →十五夜
芋名月ともいう*2。暦の関係でこの日は必ず仏滅になる。毎年12ないしは13回の満月があるのに、なぜか特別扱いされるのが中秋の名月である。古来から観月の好時節(絶好期)とされ、月下に酒宴を張り・詩歌を詠じ・すすきを飾り、月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛って、神酒を備え月を眺めて楽しんだと言われている。
「仲秋の名月」とも書くが、仲秋は旧暦8月全般を示す。ただし、様々な説があるらしくこの表記も間違いとは言い難い。