『東京都同情塔』九段理江 新潮社 東京都同情塔 作者:九段理江 新潮社 Amazon 第170回芥川賞(2023年下期)受賞作品。 ChatGTPが書いた部分もあるという話題の作品。 少しずつプロンプトを入れてより正確な表現にたどり着こうとするプロセスが、ああ、あるなあと思う部分。 さらっと読めるのだけれど、この実験的な表現の妙を楽しめるかどうかがこの作品の評価が分かれるところだなと思う。 「シンパシータワートーキョー」について小説を書こうとしたときに、どちらかというと中に入る人のストーリーが描かれやすいと思うのだが、まさかの建築家視点というのが斬新である。こういう視点があるのだという驚きがあ…