前回は「欧米のLGBTQ+は言葉を増やしすぎて自分を縛る檻になっている」という話を書いた。今回はその続き。 欧米がここ数十年で「多様性を認めろ」と政治運動や法整備でバトルを繰り広げている間に、日本のサブカルチャー(漫画・アニメ・ゲーム)はどうだったか。 別に政治運動なんて大層な看板を掲げることもなく、ごく自然に性の多様性を表現として受容し、楽しんでいた。 政治的権利の主張ではなく、純粋な「表現と美意識」として欧米のずっと先を行っていた日本のサブカルの凄さと、それをポリコレの枠にはめようとする野暮さについて整理しておきたい。 1. 政治運動になる前に「カルチャー」として成立していた日本 欧米にお…