御伽草子. 第19冊 (一寸法師) - 国立国会図書館デジタルコレクション※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 程無《ほどな》く背《せい》大きになり、さて、此の程疲れに臨《のぞ》みたる事なれば、先づ/\飯《めし》を打ち出だし、如何にも旨さうなる飯、何処《いづく》とも無く出でにけり。 不思議なる仕合ハせとなりにけり。 其の後《ゝち》、金《こがね》銀《しろがね》打ち出だし、姫君共に都へ上り、五条辺りに宿を取り、十日 計《バか》り有りけるが、【現代語訳】 すぐに、一寸法師の背は高くなりました。「ほいじゃ、色々あってすっかり疲れてしもうたから、メ…