1892年、和歌山県新宮生まれ。作家、詩人。「田園の憂鬱」で知られるが、本人にとっても印象深い作品となる。詩人としての評価も高い。訳詩とか徒然草の現代語訳も優れている。1910年、慶應義塾大学予科文学部に入学するがやがて中退。堀口大學とは大学時代からの親友。9代続いた医者の家に生まれ、両親は「長男の春夫を医者に」と願ったが両親に背いて文学者になった。「文学者以外の何者にもなれなかった」と語っている。口語詩と文語詩についての、萩原朔太郎との論争は有名。 1964年、心筋梗塞により死去。
所用終えた後、 お天気も良かったのでアフォガートを。 そうしたら、、、 昨日は初めて垂らすことなく、 エスプレッソをかけるのに成功した! ある意味、きれいに出来た 初めてのアフォガート。 マスターにも伝えたら、おぉ!!と 喜んでもらえて。 次がどうかはわからないけど、、 それでも嬉しかったな。 初夏の日差しを感じながら、 美味しく楽しむ。 十八珈琲さん、 昨日もありがとうございました。 やはり大好き何もつけないトースト。 世界一のご褒美ランチ。 書店で出会い入手した一冊で、 これもまた初めて読むもの。 自分の中では北原白秋を好む感覚の コインの裏側のような感じで惹かれてる。 北原白秋に感じてる…
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、日本文学の名作、佐藤春夫の『田園の憂鬱』について語りたいと思います。この作品は、郊外の田園風景を舞台にしながらも、人間の内面の孤独と憂鬱を鮮やかに描いた傑作です。 『田園の憂鬱』の魅力 『田園の憂鬱』は、田舎暮らしに理想を求めた主人公が、次第に精神的な苦悩に苛まれていく物語です。美しい自然に囲まれながらも、彼の心は晴れることなく、むしろその静寂が孤独感を際立たせます。佐藤春夫の詩的な文体は、まるで風景そのものが語りかけてくるような感覚を呼び起こし、読者を独特の世界へと誘います。 キャラクターの深み 主人公の心の揺れ動きが、非常に細かく、時には痛…
東京都文京区にある「関口(せきぐち)」は文京区の南西に位置し、 北側を目白台、音羽、水道と接し、南側は新宿区と接する。 堰があった場所 神田上水を江戸川(神田川)へ分流するための堰(せき)を造ったことに由来する説がある。 また、旧鎌倉街道の「宿坂の関」があったことに由来する説もある。 堰の水源は井の頭池で、1590年(天正18年)頃、大滝橋付近に大洗堰を造り、 神田・日本橋方面に給水した。 その堰は1933年(昭和8年)になくなっている。 二丁目には関口水門の守護神であった椿山八幡宮があり椿の名所である椿山や、 明治、大正の軍人、 政治家・山縣有朋(やまがた ありとも)の別荘「椿山荘(ちんざん…
ちょっと前にもTwitterでたぬきの話がわっと盛り上がりました。 実際に近くで見たことはないけれど、場所によっては身近な生き物なのだろうな~、 と思います。それこそ、カラスのような存在なのかしら。 今日はそんな、たぬきが出てくる本を紹介します。 聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫) 作者:森見登美彦 朝日新聞出版 Amazon 森見登美彦「聖なる怠け者の冒険」 「何もしない、動かない」ことをモットーとする社会人2年目の小和田君。 ある朝目覚めると小学校の校庭に縛られていて、隣には狸の仮面をかぶった 「ぽんぽこ仮面」なる怪人がいる。しかも、そのぽんぽこ仮面から「跡を継げ」 と言われるのだが…… こ…
慶応義塾大学三田図書館旧館八角塔脇の小道を入っていくと・・・(入っていいんだろうか?と、一瞬躊躇してしまうような裏道感のある所ですが・・・入っていいんですw) 何やら小高くなっている所があります。 ここは「文学の丘」(丘?っていうか、石が積まれ土がこんもり盛り上がっているだけのような・・・いや、でも丘なんですw)。慶應ゆかりの文人たちの、文学碑や石像の並んでいる丘です。 まず目に入ってくるのは、吉野秀雄(明治35.7.3~昭和42.7.13 歌人・書家)の歌碑。 図書館の 前に沈丁咲くころは 恋も試験も 苦しかりにき 群馬県高崎出身の吉野は、『福翁自伝』(福沢諭吉 明治31.7.1~32.2.…
ひともと銀杏葉は枯れて 庭を埋めて散りしけば 冬の試験も近づきぬ 一句も解けずフランス語 (「酒、歌、煙草、また女ー三田の学生時代を唄へる歌」『閑談半日』昭和9.7 白水社) (佐藤春夫) 佐藤春夫(明治25.4.9~昭和39.5.6 詩人・小説家)がこう唄ったのは、慶應義塾大学三田キャンパスの銀杏の木。 慶應の三田キャンパスには銀杏の木が何本もあるので、どの木を詠んだのか特定されてはいませんが、三田の銀杏といえばこの中庭の大銀杏。 この銀杏が金色に色づいてくると、春夫のこの詩を思い出します。 詩人も、試験には苦労したんですね。 三田キャンパスの大銀杏。 もう一本は、塾監局玄関前の銀杏の木。 …
病 佐藤春夫 うまれし国を恥づること。 古びし恋をなげくこと。 否定をいたくこのむこと。 あまりにわれを知れること。 盃とれば酔ざめの 悲しさをまづ思うこと。 この国に生まれたことに誇りを持てなくなったのはいつからだろう。 「あの頃は良かった」と昔を懐かしみ、今を否定することで心の平穏を保つようになったのはいつからだろう。 「しょせん自分はこの程度だ」と見切りをつけ、努力をしなくなったのはいつからだろう。 楽しみの先にある終わりを考えて虚しさを覚えるようになったのはいつからだろう。 常に心のどこかが冷めていて、満足を覚えなくなったのはいつからだろう。 何もかもどうしようもない、手遅れだと諦めて…
佐藤春夫の「秋の女」を読みました。 『佐藤春夫詩集』(1926年・第一書房)に掲載の一篇です。 青空文庫で読めます。→図書カード:佐藤春夫詩集 佐藤春夫は、(1892年~1964年)日本の詩人、作家。明治末期から昭和にかけて活躍しました。 弟子が多いことでも知られていて、、太宰治、檀一雄、吉行淳之介、柴田錬三郎、遠藤周作、安岡章太郎など、後に著名な作家になった人も多くいます。
GWからちょっと、どころかだいぶ経ちました(笑)。 そんなGW中だったある日―― BS松竹東急で「智恵子抄」の映画をやっていました。 (原作として「小説 智恵子抄」も使用されたんだとか) 後でゆっくりと観るつもりで、あらかじめUSB-HDDに録画予約しました。 「智恵子抄」がほぼほぼ愛読書のようになっている私。 期待せずにはいられませんでした。 (2022年6月17日、追記。 半ば突発的なトラブルを解決するために、USB-HDDを初期化しました。 この映画を含めて、録画していたものはすべて消えちゃいました(T_T)) 当時、映画は1967(昭和42)年に公開されました。 光太郎役は丹波哲郎さん…
そういえば連休期間中にブックオフはセールをやっていて、それにいって 何冊か購入したのでありました。ひどく読書のペースが遅いところにもって、 図書館から借りたり、いつまでかかるかわからないプルーストに手をだしたり しているのですから、とってもブックオフで買ったものの割り込む余地はない のでありますが、それでもブックオフは、大人の駄菓子屋でありまして、ここ でワンコインで何冊か購入し、読書生活に刺激を与えるのですね。 そのかいがあるのかないのかですが、購入した本が積まれるのを見て、これ は読まなくてはとすこしは気合がはいることです。 今回は連休の旅行に持っていこうかなと思ったものもあったのですが、…