レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「男たちの大和」(2005)です。 超弩級戦艦とも不沈艦とも呼ばれた帝国海軍戦艦大和の最後を描いた作品です。この手の映画は新東宝「戦艦大和」(1953)、「沖縄決戦」「連合艦隊」等で描かれていますが、この作品では実物大のセット、CGを多用した優れたSFXでまるで実物の戦艦大和が存在しているかのような錯覚に陥るほど良く出来ていると思います。 プロットは概ね「連合艦隊」に近いのですが、監督・脚本が佐藤純彌なので主人公は海軍主計兵で、そういうところがこの作品の味になっています。森脇二等兵曹(反町隆史)と内田二等兵曹(中村…