三島由紀夫『殉教』を十年ぶりくらいに再読。 前回の記録が雑過ぎたので、今回は少し細かく綴ってみます。 よって、一部ネタバレ気味ですが、ご容赦を。 殉教 (新潮文庫) 作者:由紀夫, 三島 新潮社 Amazon 軽王子と衣通姫 第一部 第二部 殉教 獅子《エウリピデスの悲劇「メーデア」に拠る》 毒薬の社会的効用について 急停車 スタア 三熊野詣 孔雀 仲間 軽王子と衣通姫 タイトルの読みは「かるのみことそとおりひめ」。 第一部 雄朝津間稚子宿禰天皇(おあさつまわくごのすくねのすめらみこと)が崩御。 天皇は皇后の妹・衣通姫とも関係を持ち、 皇后・忍坂大中姫を苦しませ、姉妹の間に軋轢を生じさせていた…