雉も鳴かずば、と云われる。出る杭は、とも云われる。 陽射しに恵まれると、外出欲求に駆られる。あらためて指を折ってみると、かねてから一度はあそこへと、または久しぶりにもう一度と思いながらも、我慢していた外出先がこれほどにも溜っていたかと呆れる。 しかし続けざまの外出は自重せねばならない。揺り戻しのツケはかならず回ってくる。老化現象のひとつに、過重運動による疲労感や筋肉痛が、翌日すぐにはやってこないという面倒がある。なぜ疲れているだろう、なぜこんな部位の筋肉に違和感があるだろうと思い返してみると、数日前の行動が思い当るのがつねだ。 今日は手慣れた軽作業の一日とする。 建屋の東側。隣家に接するブロッ…