参議院議員選挙を控えて、各政党は「減税」論議をエスカレートさせている。特にヤリ玉に揚がっているのが消費税。中でも税率8%の食品などの税率を下げる、もしくはゼロにすべしとの意見が多い。 そんな中、与党自民党は減税策抜きで参議院議員選挙に臨むことを決めたようだ(*1)。ポピュリズムに堕すことなく正々堂々戦おうというなら、姿勢は買える。その背景には、 ・安易な減税論に反対する ・代替え財源抜きでの議論は暴論 という各所の主張をメディアが取り上げ、反ポピュリズムの論陣(*2)を張り始めたことがある。例えば、国民民主党は強く減税を求めているが、その支持団体<連合>はその姿勢を牽制している。 清水の舞台か…