図書館から借りている片山杜秀さんの伊福部昭伝を読みついでいますが、 片山さんの語り口調が聞こえてくるような文章で、とてもライブ感がありです。 片山さんといえば、古い番組を録画したビデオテープを、とんでもない量を 保存していることは知られていますが、もちろん音楽関係の資料もすごいもの と思われます。 今回の伊福部伝には、資料探索について書いてあるところがあって、その ところがとっても楽しいものでした。 ということで、片山杜秀さんの古本の流儀であります。 「見渡す限り、古本の海。水平に並ぶ平台ワゴンと、本棚風に立てられて垂直 に並ぶ本箱が、何列も折り重なって、大洋か大山嶺の如く果てしなく続く。 こ…