注:本論における防御施設/設備の使い分け、戦傷の統計は死因の統計ではないこと、『太平記』の扱いなどについては事前注釈をご覧ください。 【戦国負傷統計を見直す】の補助に使う目的で軍忠状・手負注文などから南北朝時代の負傷も調べていましたが、【戦国負傷統計を見直す・補】南北朝時代の石の負傷記録は攻城戦のものばかりで数も多くはないことの確認 で扱った以外の負傷(槍傷突傷・切傷・矢傷)も大体先行研究の水準に届く程度の数が集まりましたので、種別が確認できた受傷例について必要な部分をタイプし、【南北朝負傷統計を見直す】として成果発表していくこととしました。 負傷統計の数字ばかりではなくその中身を見ていくこと…