ーーーー講義録始めーーーー 思春期から高齢期までのレジリエンス ― 発達段階ごとの特徴 レジリエンスの両面性 レジリエンスは、各発達段階において必ずしも肯定的な姿だけを見せるわけではないという指摘があります。 思春期・青年期のレジリエンスの複雑性 生存戦略としてのレジリエンス 例えば、極度に困難な社会環境で育つ思春期の子どもにとっては、周囲からの暴力や抑圧に対抗するために、攻撃的な行動や孤立といった一般的には不適応とされる行動を取る場合があります。しかし、それはその状況を**生き延びるための適応的戦略(サバイバル・レジリエンス)**として機能している可能性もあります。このように、レジリエンスは…