料理研究家、レストランクリエーター。VTR、料理雑誌、講演、書籍の執筆などで活躍。 生年月日:1957年2月8日 出身地:大阪府 血液型:O型 料理研究家の土井勝・土井信子夫妻の次男。
プロデュース:日本料理『櫟(あじいちい)』 ほか TV:テレビ朝日「週刊おかずのクッキング、NT21「いきいきワイド」 雑誌: テレビ朝日出版「土井善晴おかずのクッキング」、家庭画報『日本の美しいお正月』1998年1月、『土井善晴の野菜風土記』2001年2月〜連載、別冊TANTO表紙、その他多数
7月8日(火)味噌汁は優秀です。これ一品作ればほかはいらない。この頃は「鍋料理」だと思って作っています。いろいろな具材を使うと、その具材の数だけおかずがあるイメージです。そう考えるきっかけをくれたのが上の動画です。作るのも片付けるのも楽ちん。何より「何を作ろうか」と迷わなくていい。残っている野菜、食べたい野菜を使う。栄養も摂れるし、調理は切って煮込むだけ。味噌は万能の調味料だなあと思います。上の動画は味噌汁のレシピ動画を検索していて見つけました。なるほど、お肉を入れたり、卵を入れたりすれば良質のタンパク質も摂れるじゃないか。...などと、味噌汁の偉大さを思い知ったのでしたw。
7月8日NHK放送の「クローズアップ現代」より 「クローズアップ現代」に土井善晴氏が出演 味噌汁の具材はなんでもOK 家庭料理はいいかげんでよい レシピと楽譜の関連性 「クローズアップ現代」に土井善晴氏が出演 7月8日放映の「クローズアップ現代」はいつもとちょっと様子が違っていた。 レポーターはいつもの桑子さんであることに変わりはないのだが、この日の主役として料理研究家の土井善晴氏が出演していたからである。 あれ、きょうに限って「クローズアップ現代」が料理番組になったの?と一瞬思ったが、どうやらそうではなさそうだった。 この日の同番組には、土井氏が提唱する「家庭料理はええかげんでよい」というメ…
この間、土井善晴先生の「野菜すりおろしそうめん」が食べたくなり、その際に「そば」と野菜おろしを「にんじん」と「きゅうり」で作りました。
『一汁一菜でよいと至るまで 』を読んで、そう思いました。 著者は『おかずのクッキング』(テレビ朝日)や『きょうの料理』(NHK)でおなじみの土井善晴さんです。 著者がご自身の経験を紹介しながら、「一汁一菜」という提案をするに至った道のりを書き留めてまとめたのが本書です。 著書を読むまで、土井善晴さんがこんな方だとは知りませんでした。 番組を観て、「親しみやすいおじさんだなぁ」なんて勝手に思っていました。 読んでみて知りましたが、すごい方だったんですね。 超一流の料理人だったとは! こういう人が、「家庭料理という文化を守る」とか言って、 行き着いた先が「一汁一菜」だったなんて。 哲学を感じますね…
料理研究家・土井善晴の『一汁一菜でよいという提案』な日々 ただの気のいいおっちゃん、というだけではないところが好きです。適当に適当に、と言う人ほどその奥にあるものを知っているんですよね。料理も簡単にみせかけて、やっぱり丁寧に処理することが基本だから、土井さんのレシピはシンプルにおいしい。 この方の料理動画を見ていて印象に残っているのは、茄子を切るって簡単なことでもそれに真剣になってみると面白い、というようなことをおっしゃっていたこと。確かにそういうのってふと思い立ってやってみたらかなり気持ちがいいんです(体調いい時に限るけど)。まあ私が料理が嫌いじゃないということが前提なのかもしれませんけど、…
4月1日 エリザベート・バダンテール Élisabeth Badinter 著『ふたりのエミリー』Emilie, Emilie 1983 読了。 ヴォルテールの恋人でありニュートンの著作の仏訳を手掛けたシャトレ夫人と、ルソーの友人で教育論を著したデピネ夫人。多言語を操り、男の領分とされてきた科学研究に没頭する前者と、その当時常識外とされていた母親自身による育児を通して、ルソーの描く従属的な女性像に反発しつつ、男性に支配されない自立した女性像を目指す後者は対照的だが、現代の女性にとっては、どちらかではなく、どちらも実現する可能性が与えられている、という結論は、何冊か著者の本を読んだ者にとってまこ…
テレビの料理番組で「土井善晴のシュウマイ、お浸し」の作り方を見た。シュウマイの作り方ははもとより、私が感心したのは、その材料の扱い方、また手を濡らす、手を洗う、それら料理周辺の始末についてだ。 まず材料について、生姜の皮、にんじんの皮、そして玉ねぎの軸、ほうれん草の軸など、使い尽くしていく。丁寧に刻み、材料に混ぜ込んでいく。 一方、お浸しにかける鰹節はかける直前に乾煎りする。 材料を手で混ぜる前には、その都度、濡れ布巾で手を濡らす。 作業が変わる時には丁寧に手を洗う。 その丁寧さと始末の良さは、そのさりげなさ故に見ていて感動ものだ。 一気に土井善晴が好きになった。
先日『味つけはせんでええんです』(土井善晴・ミシマ社・2023)という本を読んだことについて書いたのですが、本書の主たる趣旨とはそれるものの、その本の中に忘れ物についての記述がありました(P72)。土井先生は玄関の鍵を閉めたあとやそれからしばらくして忘れ物に気がつくことが多く、はやめに出ているので時間は問題なく仕事も支障はないものの、見かねた周囲から玄関先にチェックリストを貼り出され(P72)たりしていたそうで。「なぜ出かける前に忘れ物に気が付かないのか?」という疑問が有ったものの、理由は深くは考えることをなさらなかったそうなのですが、ある日、対談用に読んでいた(光文社文庫版もある)岡潔という…
前に弁膜症の疑いがあったとき一時的にドクタから1日10gの減塩を念のため命じられて塩分なんて気にしていなかったので慌てていて、そのときは基本どうりに作れば塩分がどれくらいになるかについて記述してある土井善晴先生の本にかなり助けられ、以後土井先生の本に気が付いた範囲で目を通すようになっています。ここで お題「この前読んだ本」 を引っ張ると『味つけはせんでええんです』(土井善晴・ミシマ社・2023)という本を読んでいます。題名自体はけっこう挑発的ですが決してムチャな主張をしているわけではありません。 話はいつものように横にすっ飛びます。私は おいしいシウマイ崎陽軒 をそのまますんなり読めずに歌って…
料理研究家の土井善晴が勧めている「一汁一菜」についての話題です。 土井善晴さんいわく 和食の伝統的なスタイルは、みそ汁、漬物、ご飯でした。 この一汁一菜を日常の食事の基本と考えれば、家庭料理は何も難しいことはありません。 グルメブームやSNSの普及によって、年々立派で凝ったおかずが求められる傾向にもあります。 料理研究家の土井善晴さんいわく、そうした傾向は、“ハレ(特別の日)”と“ケ(日常)”の混同だといいいます。土井さんは多くの人が今、「ハレの価値観をケの食卓に持ち込んでいる」と指摘しています。 家庭料理は、家族の心のよりどころ。だからこそ持続可能で、食べると安心できる、「ふつうのおいしさ」…