前の回では、穏やかに生き切る鍵が「手放す」ことにあると述べました。しかし、「手放す」とは具体的にどうすればいいのでしょう?「こうでなければ」という執着を手放すこと? それに、日々の生活では「したい事」と「すべき事」が対立します。この葛藤ともどう向き合えばいいのでしょうか。今回は、この「手放す」という実践を、より具体的に掘り下げていきます。 1. 「手放す」とは具体的にどうするか? 「手放す」とは、文字通り何かを投げ捨てることではなく、心の中で固く握りしめている「考え」や「期待」の力を抜くことです。具体的には、以下のようなものを手放す対象として意識すると分かりやすいでしょう。 結果への期待を手放…