【第5章】 1週間後。カフェの店内。沙耶と千歳が、テーブルの掃除をしている。理恵は変わらず定位置でコーヒーを飲んでいる。 鈴の音、保房と、響が入店する。響はお菓子の袋を持っている。 沙耶 いらっしゃいませ! カフェフィクションへようこそ! 千歳 いらっしゃいませ。 保房 こんにちは~。 響 良かった、いた。 沙耶 あれ、明日香さんは御一緒じゃないんですね? 響 お姉ちゃんは後で来るって。 保房 走って行きましたね~。若い子は元気です。 沙耶 珍しいですね。お二人が別々に行動するなんて。 響 私達は別の人間なんだから、別に行動することぐらいあるよ。 沙耶 それもそうですね! 千歳ちゃん、お席へご…