ヒャダインさんが運動が苦手な子を「頼むからそっとしておいてください」と訴えたことに『余録(250308)』は思う。作家、村上春樹さんの「職業としての小説家」には、学校の体育授業は「いやでいやでしょうがありませんでした。社会に出てから、スポーツの楽しさを知った」と▲月刊誌「体育科教育」(大修館書店)が6年前に掲載した音楽クリエーターのヒャダインさんによる「僕は体育の授業が大嫌いです」とつづったエッセーが、SNSで昨年末、改めて注目され、同誌は3月号で識者の意見と併せて再掲載するなどして話題を呼んでいる▲体育科の学習指導要領は「豊かなスポーツライフの実現」を掲げるが、変化に対応しきれているだろうか…