旧知の仲であるフォトジャーナリスト・村山康文氏の個展が最終日だというので、急いで駆けつけた。 ベトナム戦争のその後を、多角的な視点から収めた展示。 もっと深くを覗きたくなるような、それでいて改めて問題を突きつけられているような、肺腑にしみる個展だった。 ベトナム戦争の痕跡ー戦争終結から50年 村山さんとはちょうど10年前・大学時代に知り合ったことになる。 沖縄戦後70年の節目、京都新聞の記者からの取材依頼がきっかけだった。 「沖縄出身で戦争を知らない20の学生が沖縄戦をどう捉えているのか」 取材は新聞に掲載され、私の周囲ではそれなりに反響があったと思う。 記者の方から「取材のお礼といってはなん…