【前大僧正慈円】(95番) おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣(そま)に 墨染(すみぞめ)の袖🍃 〜身のほどをわきまえないことだが、つらい世の中を生きる人々に 覆い掛けるのだ。 比叡山に住み、 修行の道に入った私の僧衣の袖を。 そして人々のために祈ろう 💠 前大僧正慈円 💠 さきのだいそうじょうじえん (1155~1225年) 藤原忠通(ふじわらのただみち)の息子。 37歳の時に天台宗の座主となる。 (比叡山延暦寺の僧侶の最高職で首長) 法名が慈円でおくり名が慈鎮(じちん)。 日本初の歴史論集「愚管抄」の作者。 〜『愚管抄』(ぐかんしょう)は、鎌倉時代初期の史論書。 作者は天台宗…