確かにダリアは咲いていた 畑の隅に、毎年咲き続けた 主のいない寂しいダリアだった 花びらは赤や白が入り混じって とても愛らしくて、華やかだった 優しさを醸し出すピンクもあった 惚れ惚れと眺めたものだ 所がこの一角の草刈りが 重労働に思えて 裏庭にごっそりと移植した 最初の一年は なんとか小さいのが咲いたと思ったが それからは姿を見なくなった 田植えが終わったこの時期 ダリアを思い出す 特に赤と白い花びらの混じったのが 忘れられなくて。。。 これらは弟と母の忘れ形見なのだ なのに手入れもしなくて ほったらかしにして 罪深いオンナだ、、、 そうして 実家の花や木は だんだんと無くなり あぁ、ほんと…