「自分の子供は自分で育ててね」かつて義母は、出産直後の私にそう言った。 専業主婦だった私は、それを当然のこととして受け入れた。茶華道関係の行事で忙しい義母は、ほとんど家にいなかった。同居する義父母に子供を預けた記憶は、ほとんどない。どうしても困ったときは、実家にお願いした。快く預かってくれたけれど、母は婚家に気を使っていた。 近頃、「孫疲れ」という言葉をネットの記事でよく目にする。孫の世話に時間を取られ、経済的な負担も少なくないという。私の周りでも、「娘夫婦にこき使われてるよ」と笑いながら話してくれる人がいる。そうは言いつつも、孫の存在は嬉しいのだと伝わってくる。 私にも孫が二人いる。義母に倣…