真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 小野道風筆の和漢朗詠集を持つ男。時代が合わないとの指摘を「だからこそ有り難い宝だ」と曲解し、ますます秘蔵してしまう滑稽譚。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 ある人が、小野道風が書いた和漢朗詠集だという書物を持っていました。 ある者(もの)、小野道風(おののみちかぜ)の書(か)ける和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)とて持(も)ちたりけるを、 ある人が、「代々受け継いでこられた物…