ヘッド・ハンター (光文社文庫)作者:春彦, 大藪発売日: 2020/08/06メディア: 文庫 あらすじ(Amazonより) 晩秋のアラスカ荒野に、独り獲物を追う男がいた。杉田淳、三十四歳。元傭兵の彼の標的は、人間ではなく野生動物たちだ。大ヘラ鹿、グリズリー、バイソン…鍛え上げた肉体を駆使し、凄まじいまでの執念で次々とトロフィー級の大物を倒し食らう杉田。行く手を阻む密猟者グループを殲滅し、彼のハンティングは続く―。 大藪春彦の影の代表作との呼び声高いようなので購入。心理描写が全く無い乾いた文体にも拘わらず、濃密に埋め尽くされた男性性に眩暈がする。ここまで雄々しい小説は随分久しぶりに読んだ。雰…