米国では、長引く干ばつの影響で、ウシのエサとなる牧草が慢性的に不足しており、畜産農家は、ウシの生産頭数を減らしています。 生牛の先物相場は、上昇が止まらず、8年ぶりの高値水準となっています。 米シカゴマーカンタイル取引所(CME)では、食肉に加工される生牛の先物価格が、一時1ポンド=165セント近くなり、前年同時期より25セント高くなりました。 今回同様、干ばつの被害が大きかった2015年春以来の高値となりました。 世界で生産される牛肉7,230万トンのうち、米国産は、1,273万トンと、2割弱を占めます。 米国では、近年干ばつが頻発し、牛肉の相場は、2020年春から上昇トレンドとなっています…