『家をおこすも子孫なり、家をやぶるも子孫なり。子孫に道をおしえずして、子孫の繁昌をもとむるは、あくなくて行くことをねがうにひとし。 中江藤樹』 後継者問題に悩む中小企業が多いと聞きます。 「誰に何を引き継いで欲しいか」と「何を引き継ぎたいか」とのミスマッチが考えられますが、継ぐ人、自体が不在という現状だそうです。 産業の変化などで、自社物件で人件費も最小限でないと立ち行かない業種は、その代限りで清算する選択をするケースが多いようです。 中江藤樹のこのフレーズは、「子孫に道を教えずして」と記されています。 この道とは、「考え方」ですね。 お金や道具よりも、知識よりも、「知恵」ということだと推察し…