父は1925年生まれ。昭和の年代がほぼ父の年齢ととれるので、何かと考えやすかった。国東半島で育ち、地元の高等農林学校? を卒業し、18歳ぐらいでKorea半島南部の大邱という町に近い所で就職し、20歳で祖国解放を迎えている。 わずか2年ほどの短い期間、山間部の面事務所(日本でいう役場)で農業技手という立場で働いていたが、いつのまにか周囲から「親日派」と呼ばれるカテゴリーの一員になっていった。 こういう扱いを受けることは、内地にいるときは全く想像していなかったと思う。 が、半官半民の一応公務員扱いで、給与面もよかったし、空襲もなかったし、何より徴兵免除を受けていた。 この珍しい就職話は恩師が準備…