「言葉の箱庭」 日本には四季があり、それは他の国では考えられないほどの独自性を伴っている。と言われがちであるが、「四季折々の」や「二十四節気・七十二候」という言葉があるように、明確な区分が存在することそのものに意義が在り、またその由来は日本独自のものではなく大陸からの伝来によって通年化した概念であり枠組みである。実際、『天文訓』や『漢書』の「律暦志」には示されており漢代(紀元前202年~)の中国ではすでに通例化していたことがわかる。中国と国交があり、教えを乞う立場であったかつての日本においては時間区分をはじめとした法体制の整備は時を下るが「律令制度」という言葉に代表されるように重要な概念であっ…