品詞のひとつ。単語と単語、また前後の文節や文をつなげるもの。語句と語句、文と文のあいだの前後関係を明らかにし、論理に首尾一貫性を持たせるために使用される。ただし、頻用はかえって文意を掴みづらくする。
日本語の場合、接続詞は自立語として分類されるため、それ自体で文節を構成することができる。活用系はなく、前後の語句に応じて語形が変化することはない。また、単独で主語や修飾語になることもない。
日本語の接続詞の大半は、本来ほかの品詞に属していた語が変化したものだといわれる。たとえば“それとも”という語は、「それとは別にもうひとつの選択肢(可能性)としては」といった文意のものが、省略されて述べられてきた過程で接続詞化したと考えられる。
文と文のあいだに接続詞を含まなくとも、論理関係が明らかである場合も多い。省略できる接続詞は省いた方が、文の意味が通じやすいこともある。「そして」「また」「一方」「つまり」などは、省いても意味の通じやすい接続詞といえる。
*1:さまざまな分類法があると思うので、辞書に載っているものを一例として整理した。参照:http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C0%DC%C2%B3%BB%EC&kind=jn&mode=0