はじめに 高市政権の支持率は、主要8社の世論調査で6〜7割台を維持し、若い世代では9割超というデータもある。 一方で、物価高による生活の苦しさは続き、家計の実感と支持率の動きが一致しない“ねじれ”が生まれている。なぜこのような現象が起きるのか。 本稿では、心理・メディア環境・世論データの三つの視点から、その構造を読み解く。 🔶1章 生活は苦しいのに支持率が高いという“ねじれ” 生活実感は厳しい。しかし支持率は高い。この矛盾の背景には、いくつかの特徴的な傾向がある。 ● 支持理由の中心は「期待」 世論調査では、支持理由として 人柄が信頼できる 指導力に期待 政策に期待といった“期待”が上位に並ぶ…