落陽/吉田拓郎 ほか 昭和44年生まれの自分にとっては、吉田拓郎はひと世代、もしくはふた世代上の人たちから熱狂的な支持を集めたフォークソングのレジェンド、という印象が強い。 70年代に全盛だったフォークソングは、子どもだった自分には遠い存在だったし、歌謡歌を聴くようになった80年代にはフォークソングはもう下火になっていて、吉田拓郎は「過去の人」として語られることもあった。 サザンの楽曲「吉田拓郎の唄」では「安らかに眠れよ」などと揶揄されていたり、浅田美代子との結婚、森下愛子との再婚などゴシップで騒がれたり、そんな印象しか残っていない。 今、自分の幼かった70年代初頭はどんな時代だったのか知ろう…