はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と五十四 「シャカイ ノ タカラ ト コクエキ トハ チガウ」 「ただし」 ん? 「社会の宝、と、国益とは違う」 んん? 「子どもたちは国益のためにいるわけじゃ、ない」 んんん? 「ソコを間違いがち、というか、間違いだと思っていない、というか、思いたくもない、という権力者が、あまりにも多すぎるから厄介なんだ」 んんんん? 「子どもたちは、あくまでも自由なる『個』として存在する。『個』として存在する子どもたちが『個』として成長する、飛躍する、充実する、満足する、わけだ。そりゃ、結果として国益に結び付くことは大いにあるかもしれないが、いや、きっと、あ…