本の紹介文、ブック・レビュー。 通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持つ。
ニッポンの書評 (光文社新書)
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こんにちはしろはです。今回は『息が詰まるようなこの場所で』(外山薫/著)を紹介します。※本文にはネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。 息が詰まるようなこの場所で【電子特典付き】 作者:外山 薫 KADOKAWA Amazon あらすじ 人物紹介 感想 ネタバレありのコメント 全体を読み終えての感想(ただの独り言) 何を伝えたかったのか(これもただの独り言) あらすじ タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ――。大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンシ…
今回は、Twitterのフォロワーさんである辻寛之先生の作品を読んでみたいと思います! 麻薬が絡んだ事件か、、、 麻薬が出てくる作品をあまり読んだことがないので、ドキドキします! では、早速読んでみたいと思います! 【あらすじ】 【私的満足度】 【感想】 1.リアルな薬物依存症の背景 2.霧島の執念 3.意外な内通者 【まとめ】 【あらすじ】 麻薬取締官の霧島彩は、囮捜査を仕掛け、薬物パーティーに潜入し、薬物を売買する男を逮捕する。 それに、被害者と思っていた依存症の少女も実は売人であった。 「エーテル」と呼ばれる拮抗薬の背後に警察が追いかけていた薬物常習者の連続怪死事件も絡んでいく。 【私的…
さて、本日は、Audiobookで聞いたんですが、 この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 について書いていきたいと思います。 この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇 (文春文庫) 作者:池上 彰 文藝春秋 Amazon 12章の歴史を一言で要約は難しいんですが、言いたいことは一つだけです。 「たぶん日本は成長しています」 テーマごとに簡単に要約というか感想というかを書いていくと… 福島原発の事故 技術はコストダウンと安全性の板挟みである。人間が考え出したものに、完璧などない それを証明したのが福島 戦後の復興…
www.php.co.jp ロシアをよく知る産経新聞論説委員 斎藤 勉 氏と、中国をよく知る評論家 石 平 氏の対談。プーチン ロシア大統領と習近平 中国国家主席の共通点や、目指していることがよく分かった。 どちらも巨大な国のトップ。でもその中身は大国のトップとしてはふさわしくない、私利私欲にまみれ、今の権力を維持し続けたいだけの人だった。国のトップとして、全く受け入れたくない人物像だ。 権力を維持するためには、強いリーダーであることを示し続けなくてはならない。その手段として、外に敵を作り、そこを打ち負かす構図を常につくり出そうとしている。 ロシア国民の不満が強まる→戦争をやる(外に敵をつくる…
WBCものすごく盛り上がりましたね。日本が優勝という最高に結果に終わりましたが、最後、大谷選手*1がトラウト選手*2を三振にとるという、まるで漫画のような終わり方に国民みんなが熱狂したことと思います。 www.youtube.com 野球に詳しい人もそうでない人も、大谷選手がピッチャーとバッターの二刀流でしかも野球の最高峰である大リーグで活躍されていることは誰もが知っている事と思います。 子育てをしていると、我が子も「大谷選手のようにスターに育たないかな~」と一瞬でも思った事はないでしょうか?(笑) ですが、自分自身が野球経験者ならまだしも、スポーツをそれほど嗜んだことがない親であれば、我が子…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 時代は変わる。 社会は変わる。 必ず変わる。 変わらないのは 変わるということだけ。 これが真理であると思います。 あとは私たち自身が その変化に対して どういう対応を取るのか? 変わらない自分とは 進化しない自分ですから お先真っ暗だと思います。 でも、意識的か無意識かは別にして 変わらない人は少なくありません。 もちろん自省も込めて 変わることを自然に実行するために もっと変わるということを 知り尽くすべきなのかもしれませんね。 今回ご紹介する書籍は、 【 「私が変わります」…
「なんとなく、クリスタル」という小説を読みました。 元長野県知事をされていた田中康夫さんが学生時代に書いた作品で、 第17回文藝賞を受賞されています。 作家から知事へ。石原慎太郎さんや猪瀬直樹さんを思い出します。 文学youtuberの「つかっちゃん」が動画内で「村上春樹的な…」と紹介をしていました。 村上春樹的な作品ってどんなんだろう?と興味がわきました。 しらべると当時ミリオンセラーとなったようで、若者への影響も大きかったようです。 1979年に村上春樹さんが「風の歌を聴け」で群像文学新人賞を受賞しています。 「なんとなく、クリスタル」は1980年に文藝賞を受賞しています。 村上春樹さんが…
毎週日曜日は、この一週間に週刊誌などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPをご覧ください。 今週の書評本 表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者 出版社 税込価格 書評掲載回2回数(以上のもの) ◆週刊朝日「週刊図書館」: 3/31 号 6 冊証し 日本のキリスト者 最相葉月 KADOKAWA 3,498 ③楊花(ヤンファ)の歌 青波杏 集英社 1,760 ②黄色い家 川上未映子 中央公論新社 2,200 ⑤川崎警察 下流域 香納諒一 徳間書店 2,200 ②森林に何が起きているの 気候変動が招く崩壊の連鎖 吉川賢 中公新書 924…
新1分間リーダーシップ 作者:ケン・ブランチャード /パトリシア・ジガーミ /ドリア・ジガーミ ダイヤモンド社 Amazon 読んだ目的 自分のチームメンバーに対してどのような関係性で、どれぐらいの頻度・粒度で指示出しをしたりすべきか分からなかったため チームメンバーのタスク別のスキルが大きく偏りがあり、関与度を柔軟に変更する必要があり、具体的なやり方を知るため
出版されたときから気になっていた一冊。手に取ろうか迷っていたときに、出版記念セミナーに参加した。そこで執筆者の方々の話を聞いた。それを聞いて読んでみよう、と思い手に取った。 読んでみて思ったことは、迷っていたけど手に取ってよかったということ。僕にとってはさまざまなことを考えるきっかけを与えてくれる一冊であった。 そんな読みながら考えたことを本の内容を紹介しながら書いていくことにする。 編著者である野口晃菜さんは、インクルーシブ教育について以下のように考えることの必要性を述べています。 確かに、障害のある人だけが差別をされるか、というと、そうではありません。外国にルーツのある人、性的マイノリティ…
あらすじ・概要 少子高齢化によって、介護需要は高まる一方なのに、介護の仕事をする若者は増えない。労働条件の悪さや、介護施設内での暴力、介護施設でのパワハラ・セクハラ、外国人介護職への支援の乏しさなど、現状の問題を語る。介護から見えてくる、高齢化社会の困難さとは……。
母が昨年末に申し込んだマイナンバーカードがやっと実家に届きました。マイナポイントは、nanacoにチャージしたいということで、一緒にセブンイレブンに行ってATMで申請を行いました。ポイントが付与されるのは、3日後という事で、ここから先も分からないというのでnanacoカードを預かり、ポイントからチャージが出来たら、母に渡して、昨年末からのマイナンバーカードの作成&マイナポイントを獲得というミッションがやっと終了します。嬉しい。꒰๑˘͈◡˘͈๑꒱◦°そのマイナポイントの受取りの申請後、母と話をしていて驚くことがありました。ウチの母は、いろいろな所で友達を作って来ってくるのが得意で、1〜2年前から…
こちらも、私の母親のスーパー積ん読文庫(処分済み)から救出された一冊です。 この前『戦争が遺したもの』という日本論・戦後論の本もこの処分本から救出しましたが、母はこういうの好きだったのかな?っとふと疑問に思いました。その割に、背に付いているしおりの位置すらズレておらず、買ったまんまだった雰囲気は濃厚でしたが・・・。 ひとこと感想 テレビではニヒルな態度で存在感を放つ古市氏。 インテリ系タレントの印象が強いですね。でも本作を読むと、どうしてどうして、実にドライブ感あふれる『若者論』を展開してゆきます。 若者論の歴史 そのあらすじを述べれば、先ずそもそも若者とは何かと問い、これまでの若者論のあり方…
【Amazonより】 ニューヨーク、パリ、ロンドン、そして東京の街角では、次々に新しいカフェやロースターがオープン。世界中どこにいても、おいしいコーヒーが手に入り、至福の一杯を味わうことができる。一方、コーヒーをこよなく愛する人たちが暮らす家を覗いてみれば、そこには、お気に入りのコーヒー豆や使い慣れた道具はもちろん、コーヒーの味をさらに引き立てる、居心地のいいスペースがあった。コーヒーのある暮らしを、もっと豊かで楽しいものにするべく、さまざまなヒントから、自分流のコーヒーライフを見つけてほしい。 100人いれば100通りのコーヒーの楽しみ方があると思います。そしてその人たちの暮らしの中に自然と…
先日図書館から、予約した本が入庫したとの入電が。と云うわけで、速攻で受け取りに行って来ました。最初はこれ、 著者の桃野雑派氏に関しては何も存じ上げないのですが、先月、某誌の書評を読んで、面白そうなので借りてみました。 この桃野雑派と云うペンネイム、彼の国のミュージシャン、F・ザッパ氏へのオマージュみたいです。2冊目はこれ、 T・ゴス女史の最新作、『アテネクラブ』シリーズの最終巻です。このシリーズ、1作目が出版されたのは、なんと2020年7月、そして2作目は今年の1月に発売されました。ラッキーなことに私が1作目を読んだのは昨年の夏でしたので、2作目までそんなに時間を置かずに読めました(^O^) …
寝る前にこちらの本を読んでいます。 東大生、教育格差を学ぶ (光文社新書 1247) 作者:松岡 亮二,髙橋 史子 光文社 Amazon こちらの本は東京大学の授業で『現場で使える教育社会学:教職のための「教育格差」入門』を使って行われた記録を新書にしたものです。 現場で使える教育社会学:教職のための「教育格差」入門 ミネルヴァ書房 Amazon これがとにかくおもしろいです。 あとで書評をまとめたいなぁ。
ついに『凌ぎの哲 雀荘争奪編』がリイド社から発売された。連載終了から17年間にわたって単行本化されていなかったシリーズ最終章を、ようやく手に取ることができるようになった。自分も今回、初めてこの話を読むことができた。 『凌ぎの哲』はほんとうに面白い。なかでも「麻雀博打列車編」は世界で最も面白いギャンブル漫画だし、それ以外の部分も圧巻だ。麻雀小説の金字塔『麻雀放浪記』を原作とする漫画は数あれど、これほどまでに大胆な解釈と脚色で独自の世界観を構築した作家は他にいない。 『凌ぎの哲』の優れていたところは、まず『麻雀放浪記』の中でもあまり注目度の高くない部分である「激闘篇」を主軸にしている点である。 『…
管理者:宴 どうも、こんばんは。 ラブレターは貰ったことがありませんが、挑戦状は貰いまくりの宴です。 今回は阿津川 辰海/斜線堂 有紀さんの『あなたへの挑戦状』を読みましたので紹介していきます。 阿津川 辰海さんが好き! 斜線堂 有紀さんが好き! 変わった驚きを味わいたい! という方々にぴったりな作品となっています。 最後までお付き合いよろしくお願いします! あなたへの挑戦状 / 阿津川 辰海/斜線堂 有紀 800字書評 心に残った言葉・名言 総合評価 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); あなたへの挑戦状 / 阿津川 辰海/斜線…
<お詫び> ▼温故知新DNAとクリスパー革命(ブログの枕) 前々々回のブログ記事でE.モリコーネ(P.ブーレーズと同世代の現代作曲家)へのオマージュとしてごく簡単に彼の代表的な映画音楽に触れ、それに関連して前々回及び前回のブログ記事でごく簡単にメディア論に触れましたが、今回は神(自然)が生命の設計図「ゲノム」(生命の設計図の全体をゲノム、そのうちの個々の機能の設計図を遺伝子)を記述するメディア「DNA」と、人間がこれを編集する技術「クリスパー」に簡単に触れてみたいと思います。人間には約60兆個の細胞があり、1個の細胞に46本の染色体があってDNAが巻き付いています。DNAは塩基(「A」(アデニ…
新聞の書評で紹介されていた本に目が留まった。『おやじはニーチェー認知症の父と過ごした436日-』 おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日― 作者:高橋秀実 新潮社 Amazon 認知症の父が哲学者のニーチェのように哲学的なことを語る、そう予想した。そして、それは全く想像できないことではなかった。 本書ではありとあらゆる哲学者がでてくる、ニーチェ、ウィトゲンシュタイン、パルメニデス、ハイデガーデカルトにオイゲン・ヘリゲル、ジャン=ポール・サルトルもプラトンもアリストテレスも。 認知症という筆者の父との会話は「個性とは?」「自己とは?」「時間とは?」と、どれもこれも哲学的。 認知症の有病率…
スモールワールズ 作者:一穂ミチ 講談社 Amazon 「スモールワールズ」 一穂ミチ(著) 講談社 あらすじ BL界の鬼才が描く、人々の絆 まとめ こんな人にオススメ こんばんは、ちわぷ〜です! 久しぶりの連休は雨続きで、かえって読書に集中できて充実した休日で英気を養えました!みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか? 本日は直木賞候補作、本屋大賞ノミネートと、どちらも惜しくも受賞は逃したのですが、良質な短編集をご紹介いたします☆ 「スモールワールズ」 一穂ミチ(著) 講談社 あらすじ 広告代理店に勤める夫がいて、自分はモデルをしているくらい容姿端麗で、外から見ていると幸せそうに見える美和。…
1、作品の概要 『夫婦茶碗』は町田康の全2編からなる中編小説。 1998年に新潮社から刊行された。 『夫婦茶碗』『人間の屑』が収録されている。 町田康の第2作目の小説。 『人間の屑』が2000年に村上淳主演で映画化された。 2、あらすじ ①夫婦茶碗 働かずに家でゴロゴロしているばかりのダメ夫「わたし」は、妻と2人暮らし。 食うに困って困窮し、ついには日当8000円のペンキ塗りの仕事を見つけて冷蔵庫も購入するが、嫌になって辞めてしまう。 妻のシャネルのバッグを質に入れて手に入れた金で食いつなぐが生活はジリ貧になり家庭は荒れ始める。 そんな時、「わたし」はメルヘン童話の作家になることを思いつくが・…
かつて自分の教科担当だった中学の国語の先生へ 国語のせいで本が嫌いになりました。 なぜ「本嫌い」が書評を書く? 本の虫になれなかった大人たちへ 国語のせいで本が嫌いになりました。 好きな本ばかりを読ませてくれれば良かったのに、 大嫌いな「青春お涙頂戴小説」ばかり強制的に読まされ、 定期テストにも出され、 国語の内申点をボロボロにされました。 いくらベストセラーだからとか、話題になっているかと言われても つまらないものはつまらないです。 読書感想文に書く本を、当時とても人生の勉強になったと思ったので、 あるスポーツ選手の随筆にしようと選ぼうとした時 「別の本にしなさい」と指導を受けたこともありま…
眠くなってきた ので 覚えてる順にかくが 図書館に(期限の)本かえしにいって そしたら池澤夏樹『また会う日まで』があったんです ついに刊行されたか 問題の多い新聞小説が 問題というのは途中で連載中に作者が つじつまあわなくなってきちゃったって堂々と書いていた 件です オレは善く覚えていますよそれ ちゃんと毎日おいかけて 読んでいないぶんは図書館でフォローしたんだからね 新聞小説をまじめに読んだのは「湿原」以来でしたよ というわけで いろいろたしかめたいことがありかりてきた あと朝日新聞日曜をよみ 短歌では 松田姉妹の梨子さんが 原宿でのできごとの短歌がのっている いいものだ 日曜の新聞だけでは…
「文章術ベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」を読みました! 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 作者:藤𠮷 豊,小川 真理子 日経BP Amazon タイトルの通り著者の方が、文章術の本を100冊読みこみ、重要なポイントをまとめてくれた本です。 文章術の本を読んでみたいけど、どんな本を読んだらいいか分からない・・・ という方におすすめの一冊。 ブログ文章にも役に立つ内容です。 今後自分も取り入れていきたい、重要だと感じた文章術をまとめてみました。 文章はシンプルに 最も多くの文章術の本に載っていた1位が「文章はシンプルに」です。 シンプルな文章は内…