こんにちは。きのひです。 「こがねもち」 飯島一次 著 を読みました。 2016年7月15日 初刷 南町奉行所の同心、植草平助(うえくさへいすけ)は二十一。 父が隠居したため二十から見習い同心として出仕しました。 定町廻りを拝命してほどなく事件が起きた。 「今宵、金杉橋近くの餅屋に賊が入り主人が殺害されました」 「店は繫盛していたのか。金目当てのものとりか」 「ところが旦那。金目当ての殺しとは思えません」 「それはまた、どうして」 「手文庫の金がそのまま残されていましたので」 「では遺恨による殺害か」 「それが」 「実は変なものを飲まされて死んでたんです」 「殺された主人はあおむけに倒れており…