また逢う日まで/尾崎紀世彦 ほか あたり前のことなのかもしれないが、自分が歳をとっていくごとに、昔聴いた懐かしい曲を歌った歌手がこの世を去っていってしまう。 これまでは自分が子どもの頃に聴いた上の世代の方々がそうであったわけだが、これからは自分と歳があまり変わらない同世代の人たちも増えていくのだろうと思うと、なんだか気が重くなるのは誰もがそういう思いを持つことだろう。 しかし、今回取り上げたような歌謡界の最高峰の栄誉である「日本レコード大賞」を受賞したアーチストならば、自分の命が途絶えてもそのヒット曲は世代を超えて永遠に記憶に残っていくわけだから、もはや本人にとっては思い残すことはないのかもし…