仲間と鶴見半島のシシ垣のフィールドワークに着手した。前回は梶寄浦、今回は中越浦を囲うシシ垣を対象にした。半島にはシシ垣を観察出来る遊歩道が先端と中程の二ヶ所に整備されているがその全貌を知るには不十分である。 1973年に安部弥右衛門氏が半島のシシ垣に関する地図付きの記録を残している。地図に関しては思い出しながらの手書き地図なので正確性を欠いているが、位置や特徴を記しているのでシシ垣調査には知る限り唯一の資料である。地元の方々にお聞きしても殆どその記憶に乏しい。その意味ではフィールドワークは未踏のシシ垣探検隊になったかのような高揚感がある。 シシ垣は各集落(浦)を囲っている。沈降海岸(リアス式海…